男性ホルモンを補う治療を続けることはリスクを伴うことも
男性更年期障害は「加齢性腺機能低下症」や「LOH症候群」などとも呼ばれ、男性ホルモン(テストステロン)が減少することによって“うつ”のような症状が現れる病気です。不安が強くなったり、やる気が低下したりするため心療内科を受診される患者さんも多く、適切な治療につながるまで遠回りしてしまうケースが少なくありません。
男性更年期障害の治療では、加齢とともに減少した男性ホルモンを注射などで補うことが一般的です(テストステロン補充療法)。しかし足りないものを補うだけではテストステロンの生産能力が低下してしまうため、長期にわたり治療を続けることはおすすめできません。テストステロン補充療法と並行して、テストステロンの生産を促すサプリメントなどを利用していただくとよいでしょう。
- ゆきがや泌尿器クリニック
- 三山 健 院長
- 大田区/東雪谷/石川台駅
- ●泌尿器科