50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種を検討しよう
帯状疱疹はウイルスの感染によって生じる病気です。子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが神経の中に潜み続け、加齢やストレスなどをきっかけに再び活性化して帯状疱疹を引き起こします。ある調査では、80歳になるまでに2人に1人が帯状疱疹になるとの報告もあります。
帯状疱疹の主な症状としては、発疹、痛み、感覚の異常/低下などが挙げられ、重症化すると運動神経の麻痺が生じることもあります。体の痛みは2週間ほどで治まる場合もあれば、数か月継続することもあります。治療では抗ウイルス薬や痛み止めなどの内服薬が使用され、お薬による効果がみられない場合には、神経ブロック注射やパルス高周波法などが検討されます。
なお、帯状疱疹の発症予防にはワクチン接種が有効です。各自治体では50歳を過ぎた人に対するワクチン接種費用の補助などを行っていますから、ぜひ積極的なワクチン接種をおすすめします。
- 恵比寿いたみと内科のクリニック
- 加藤 類 院長
- 渋谷区/恵比寿西/恵比寿駅
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