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  • 心不全

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長
ごうファミリークリニック鎌倉大船
青野 豪 院長
鎌倉市/城廻/大船駅
●内科 ●循環器内科 ●心療内科 ●訪問診療
  • 腰部脊柱管狭窄症

間欠性跛行は危険サイン。「休めば大丈夫」と思わずに受診を

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が腰の部分で狭くなる病気です。症状としてはまず腰の痛みや足への放散痛が表れます。また間欠性跛行といって、しばらく歩くと徐々に足の痛みや痺れが強くなって歩行が困難になり、少し休むと治まるという繰り返しで、間欠的に休みながらでないと歩けなくなる症状が出ます。腰部脊柱管狭窄症の原因は加齢の影響もありますが、一番大きい理由としては脊柱の変形が背景にあります。特徴としては男性の高齢者に多く、過去に非常な重労働をしてきた、長時間座る仕事をしてきたなどが挙げられます。治療法としては、リハビリテーションと投薬、人によっては手術療法になります。しかし手術をして一時的に良くなっても、再発をするケースもあります。できれば手術に至る前の段階で、リハビリで緩和していきたいところです。腰部脊柱管狭窄症は日常生活にもかなり影響が出てしまう病気なので、腰の痛みや痺れがあればまず医師に相談してほしいです。間欠性跛行の症状が出たら「休めば大丈夫だから」と看過せずに、一度すぐに病院で診ていただくことが望ましいです。

澤田 晶夫 院長
和光整形外科内科
澤田 晶夫 院長
和光市/本町/和光市駅
●内科 ●整形外科 ●皮膚科 ●リハビリテーション科
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

早期であれば内視鏡による治療が可能。予防のためにできることを知り、少しずつ実践していくことが大切

大腸がんは、現在では男女ともに罹患率および死亡率の高いがんのひとつです。特に40歳を過ぎると発症リスクが高まるとされています。しかし、大腸がんは「予防できるがん」「早期に見つければ治るがん」でもあります。だからこそ、今の私たちができることを知り、少しずつ実践していくことが大切です。
最も基本的かつ効果的な対策は、定期的な検診です。便潜血検査は手軽で、多くの自治体で受けることができ、大腸がん発見のきっかけになります。ただし、より確実な早期発見を目指すには、大腸内視鏡検査が有効です。内視鏡検査では、がんを直接確認できるだけでなく、「がんの前段階」である大腸ポリープをその場で切除することができ、発症予防にもつながります。特に、ご家族に大腸がんの既往歴がある方は、早めの検査を強くおすすめします。
また、日々の生活習慣を見直すことも大腸がん予防には有用と考えられます。動物性脂肪や加工肉の多い食事はリスクを高める一方で、野菜・果物・豆類・穀物などに含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、有害物質の排出を助ける働きがあります。たとえば、野菜をもう一皿増やす、肉料理の代わりに魚や大豆製品を取り入れるといった、小さな工夫から始めてみましょう。
さらに、運動習慣の確立も予防に効果的と考えられます。運動不足や座りっぱなしの生活は腸の動きを鈍らせ、便秘や腸内環境の悪化を招きます。毎日30分ほどのウォーキングや軽い筋トレでもよいので、無理なく継続できる習慣を意識してみてください。
加えて、喫煙や過度の飲酒も大腸がんのリスクを高めることが分かっています。ストレス解消や習慣の一部になりがちですが、健康への影響を考えて見直す機会を持つことが大切です。
「予防」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、私たちの日々の選択――食事、運動、定期検査――の積み重ねが、将来の健康を大きく左右します。大腸がんは早期であれば内視鏡による治療が可能で、生活への影響も最小限に抑えることができます。まずは検査を受けて、自分の体についての理解を深めましょう。

金子 建介 院長 & 金子 佑香 副院長
新宿内視鏡クリニック
金子 建介 院長 & 金子 佑香 副院長
新宿区/西新宿/西新宿五丁目駅
●内視鏡内科 ●消化器内科 ●内科 ●肛門外科 ●健診・検診
  • 耳性帯状疱疹

鋭い痛みが特徴の帯状疱疹はワクチンで予防できる

帯状疱疹は水疱瘡のウイルスが再活性化して全身の神経に沿って現れる病気です。免疫力が低下したときなどに人間がもともと持っているウイルスが作用して生じるもので、主に体やおしり、顔などに症状が現れます。

鋭い痛みの後で顔のまわりにぷつぷつとした赤い発疹がみられる場合は「耳性帯状疱疹」が疑われ、診断がついたらすぐに治療を開始する必要があります。診断がつかないまま放置すると、時に顔面神経麻痺や突発性難聴を引き起こす恐れがあるためです。一般的な顔面神経麻痺では患者さんの7割ほどが治るとされているのに対して、帯状疱疹による顔面神経麻痺は非常に治りにくく、ラムゼイ・ハント症候群と呼ばれる末梢性麻痺では難聴やめまいを伴うことがあります。

60歳以上の3分の1が罹患するといわれる帯状疱疹では、診断後すぐに抗ウイルス薬とステロイド剤による治療を行うのが一般的です。重症化して顔が歪んでいるような場合は、手術をして神経の圧迫を解除します。一方で帯状疱疹はワクチンによって予防ができ、一度接種すればその後10年間は予防効果があるといわれます。自治体によってワクチン接種に助成金が出る場合もありますので、医師にご相談いただくとよいでしょう。

山川 卓也 院長
南青山みみのクリニック
山川 卓也 院長
港区/南青山/外苑前駅
●耳鼻咽喉科 ●アレルギー科
  • 貧血

貧血を軽視せず、早めの診断と適切な治療につなげることが大切

「貧血」とは、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が不足し、体に十分な酸素を運べなくなる状態を指します。赤血球に含まれるヘモグロビンは酸素を全身へ届ける重要な役割を担っており、その濃度が低下すると、赤血球の数が正常でも酸素の供給が不十分となります。一般的に、男性ではヘモグロビン濃度が13g/dL未満、女性では12g/dL未満のときに貧血と診断されます。

症状は、疲労感や倦怠感、息切れ、めまい、立ちくらみ、動悸、顔色の悪さ、集中力の低下など多岐にわたります。爪の変形(スプーン状爪)や抜け毛、食欲不振、異食症(氷などを好む)といった特徴的な症状も見られることがあります。

貧血は様々なタイプに分類できますが、このうち最も多いのが鉄欠乏性貧血です。栄養不足や月経、妊娠・授乳期、消化管からの出血、鉄の吸収障害などが原因です。診断は血液検査で行われ、鉄剤の投与や食生活の改善が治療の基本となります。
このほか、骨髄の造血機能が低下する再生不良性貧血、赤血球が早期に壊れる溶血性貧血、ビタミンB12や葉酸不足による巨赤芽球性貧血、腎臓の機能低下による腎性貧血、さらには骨髄異形成症候群など、原因は多岐にわたります。

貧血は放置すると日常生活に支障をきたすだけでなく、背景に重大な病気が隠れている場合もあります。健康診断の数値が軽度の異常であっても、自覚症状があるときは医療機関を受診することが大切です。貧血を軽視せず、早めの診断と適切な治療につなげることが、心身の健康を守る第一歩となります。

青山 泰之 院長
伊勢原あおやまクリニック
青山 泰之 院長
伊勢原市/下糟屋/伊勢原駅
●内科 ●血液内科 ●健診・検診 ●呼吸器内科
  • 高カリウム血症

腎臓の機能低下が招く「高カリウム血症」

私たちの腎臓は、血液をろ過して老廃物や余分な塩分を体外に排出する役割を担っています。しかし腎機能が低下するとカリウムを排出できなくなってしまい、結果として高カリウム血症になることがあります。また、細胞内にはたくさんのカリウムがあって、細胞外にカリウムは少ないので、何らかの理由で身体の細胞が壊れると細胞内のカリウムが流れ出して高カリウム血症になることもあります。他にも、副腎の機能不全によって高カリウム血症も起こり得ます。症状としては動悸・気分不快といった軽度なものから、心停止、呼吸不全など重篤な症状を引き起こすこともあり、時に死に至ることもあります。

高カリウム血症の治療は原因に即して行われ、副腎に問題があるなら副腎ホルモンを補充し、腎機能の低下が問題であるなら腸からのカリウム排泄、カリウムの吸着あるいは人工透析によってカリウムを排出する必要があります。なお、高血圧の治療薬(ARB、ACE)は薬剤性の高カリウム血症を引き起こす可能性があるため、使用時はカリウムの推移に注意する必要があります。

渡邉 秀美代 院長
お茶の水橋交番横クリニック
渡邉 秀美代 院長
千代田区/神田駿河台/御茶ノ水駅
●内科 ●内分泌内科 ●アレルギー科 ●小児科
  • 心筋梗塞

カテーテル治療が一般的。早期治療と生活習慣病の予防が大切

心筋梗塞とは、心臓を栄養する冠動脈が詰まり心筋が壊死することによって、強い胸の痛みが出る症状です。胸の痛みがない無痛性心筋梗塞や、脈が落ちて目まいがする、ふらつく、人によっては奥歯が痛い、肩こりがひどいなど症状は様々です。冠動脈が血管の中枢で詰まってしまうと、いきなり心停止という状況もあり得ます。心筋梗塞の原因は様々で、高血圧、糖尿病、高脂血症などのほか、煙草や加齢などが挙げられます。治療法は、急性期であればカテーテル治療といって、詰まった血栓を取り除き、ステントという金属の筒を入れる方法が一般的です。生存率や予後は治療までの時間が大きく関係しており、6時間がゴールデンタイムと言われています。時間が経ちすぎると心筋の壊死が始まり、カテーテル治療を施しても心臓の動きの改善が見込めなくなってしまいます。心筋梗塞の予防は生活習慣病にならないこと、生活習慣病を治療することが一番で、適度な運動とバランスの良い食生活が大切です。持病がある方は投薬治療を続け、動脈硬化の進行を見ていくことも肝要ですよ。

若倉 真吾 院長
若倉診療所
若倉 真吾 院長
横浜市神奈川区/六角橋/岸根公園駅
●内科 ●循環器内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●小児科 ●美容皮膚科 ●訪問診療
  • 糖尿病網膜症

糖尿病の高血糖によって引き起こされる合併症。大切な目を守るために内科と眼科の定期健診を。

糖尿病性網膜症は、糖尿病患者の長期にわたる高血糖値によって引き起こされる合併症で、小さな血管である網膜が損傷し視力に障害をもたらす病気です。原因は糖尿病による長期的な高血糖・糖尿病性網膜症を促進しやすい高血圧・遺伝的要因などが考えられています。治療法としましては、網膜の浮腫や炎症を抑える網膜レーザー治療や、抗血管内皮増殖因子(抗VEGF)という網膜内に薬物を注射し進行を遅らせる処置をします。予防法としましては、すでに糖尿病を患っているのであれば、医師による血糖値の管理や薬物療法で経過を観察し、高血圧が併発しないよう食事療法を行っていく必要があります。糖尿病を患っていないのであれば、暴飲暴食や肥満になりやすい食事は控えましょう。いずれにせよ、バランスのとれた食事・適度な運動・ストレスフリーな生活環境を心がけ、それらを継続的に実践していくことが基本となります。眼科医として常々思うことは、どの患者さんも内科に関してはよく気をつけていらっしゃるのですが、眼科はまさに盲点だなということ。糖尿病性網膜症に限ったことではありませんが、早期の発見はその後の進行具合を左右しますので、内科のみならず眼科でも定期的な健診を強くおすすめします。

磯前 貴子 院長
おおたけ眼科 近視のクリニック
磯前 貴子 院長
世田谷区/奥沢/自由が丘駅
●眼科 ●小児眼科
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