原因に合わせ的確な対処を。かゆみには飲み薬や注射薬が奏功
犬の皮膚病に関して原因は様々ですが、外的要因と内的要因に分けられます。外的要因はウイルス、細菌や真菌、寄生虫や温度、紫外線などが挙げられ、内的要因は免疫力の低下や先天性の疾患などに起因します。症状はかゆみを引き起こすものもあればそうでないものもあり、赤くなるもの、白くなるもの、できもののように腫れるものなどがあります。治療法は細菌であれば抗生剤、真菌であれば抗真菌薬、寄生虫であれば駆虫薬など、原因に合わせた対処をし、同時に皮膚のケアをしなければいけません。栄養として亜鉛やビタミンなどを充分に摂取し、かゆみが出る場合は掻いてしまうと炎症が長く続いてしまうので、飲み薬や注射薬でかゆみを根本から絶つことも必要です。日頃から皮膚を清潔にし、寄生虫が活動しやすい季節には予防薬を投与する、温度と湿度に気を配り細菌や真菌が繁殖しにくい環境にすることも大切ですよ。
- 日野カワセミどうぶつ病院
- 下生 健介 院長
- 日野市/新町/日野駅
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