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  • 犬の白内障

根本治療は外科手術。併発の場合は原因の病気をしっかり治して

白内障は、水晶体が濁り視力が低下してしまう症状で、犬によく見られる病気です。原因は遺伝的なものから、他の病気がきっかけで併発してしまうなど様々です。老齢だから白内障になるとも一概には言えませんし、目が白っぽくなっていても実は白内障ではない場合もあります。飼い主さんが気づく症状としてわかりやすいのは、目が白くなることが挙げられます。しかし初期の段階では痛みやかゆみなどの症状もなく、飼い主さんの方でわかるのはかなり進行してからになります。初期の段階ですと、動物病院で専用の顕微鏡で検査をしないとはっきりとした診断が下せないことが多いです。ある程度症状が進行すると痛みが出てくることもあり、進行を遅らせる点眼薬などもありますが、完全に治療するには外科手術が必要になります。遺伝が原因となると1~2歳から白内障になってしまうこともあり、この場合は予見予防というのは難しいです。目の炎症や糖尿病など他の原因がある場合は、まずその原因となる病気の治療をしっかりとすることです。健康診断を定期的に受診し不調を見逃さないことも大切です。愛犬の様子は日頃から気をつけて見て、物にぶつかりやすくなるなどの異常があらわれたら一度獣医師にご相談ください。

近藤 竜太 院長
白金高輪動物病院
近藤 竜太 院長
港区/白金/白金高輪駅
●犬 ●猫
  • 猫の歯周病

汚れてしまう前からの毎日の歯磨きが大切

「お口が臭う」ということで来院される方は少ないのですが、それは病気のサインかもしれません。1番大きい奥の歯に汚れがつきやすいのですが、そこまでチェックされる方は少ないですし、気づいた場合にはアドバイスをさせていただいています。
犬にも猫にも歯周病はありますが、あえて言えば、猫ちゃんのほうが深刻になりやすい傾向はあるように思います。猫ちゃんは我慢強いですから、ギリギリまで我慢して食べようとするんですね。そうすると飼い主さんも「食べてるから大丈夫」と思われるでしょうし、食べなくなった時点で来られた場合、難しい状況に陥っているケースが多いように思います。歯ぐきに赤みが出てるようでしたら、塗り薬で対応していきますが、取りきれない汚れが付着していたり、抜歯の必要性がある場合には、全身麻酔をかけての処置をおこなっています。
歯周病が重度になるかどうかは、持って生まれた体質が大きく関係しているとの見方も有力です。また最近では、お口の匂いがお腹から“来ている”という見方もあり、腸内環境を整えてくれるフードやサプリメントの需要も増えているように思います。

石飛 里美 院長
とくろくペットクリニック
石飛 里美 院長
板橋区/徳丸/西台駅
●犬 ●猫
  • 犬の膝蓋骨脱臼

放置すると関節炎の併発も。外科手術での膝の調整とリハビリが大切

膝蓋骨脱臼の多くの場合は、生まれつき足に何かしらの変形をきたしています。症状としては1歳未満の時に急に足を痛がって時々けんけんするような歩き方をしたりします。若いうちは、その症状が出たり治ったりを繰り返す様子が見られます。膝蓋骨が外れたりはまったりを繰り返している状態ですが、状態がひどいと外れたままのケースもあります。
これらの目立つ症状は、多くの子で1歳をすぎる頃には見られなくなります。このとき、治ったと思われる飼い主さんも多くいらっしゃいますが、実際は外れた状態のままだったり、気づかないうちにはまったり外れたりして生活していることも多いです。放置したまま歳をとってしまうと、その先に慢性関節炎を起こしたり、前十字靭帯の断裂を起こしたりします。そういったことを防ぐため、膝蓋骨脱臼のは炎症や変形が蓄積しないうちに手術で膝の調整を行うことが大切です。特に1歳未満のうちに足を痛がる様子があれば、受診して症状を正しく把握する必要があります。すべてが手術を要するわけではありませんが、手術が必要な場合は検討していただき、できればその後のリハビリテーションまでやれることが肝要です。

畠中 道昭 院長
久米川みどり動物病院
畠中 道昭 院長
東村山市/栄町/久米川駅
●犬 ●猫
  • 犬の骨折

近年増えているトイ犬種の橈尺骨骨折

病院でよくみる骨折の1つに前足の骨折である、「橈尺骨骨折」があります。近年、外飼いの子が減りトイ犬種の人気により、最近では「トイ犬種の橈尺骨骨折」がとても多いです。
骨折の原因としては、交通事故などの強い衝撃というよりも、ソファや飼い主様の手からの落下などの比較的低いエネルギー外傷によって生じることが多いです。
骨折の症状としては、足をあげるなど歩き方がおかしい、触ると痛がる、元気がないなどわかりやすい症状を出すことが多いです。
当院では、トイ犬種の橈尺骨骨折の治療において、ほとんどの症例でプレート法を採用しております。
プレート法では、皮質骨( 骨の硬い部分、レントゲンで白く見える部分) 同士をピッタリ合わせて骨の細胞(骨芽細胞、破骨細胞)を行き来させて骨をくっつけていきます(骨癒合)。
インプラントにはLCP、Fixin microのようなロッキングプレートやToy cuttable plateなどがあり、患者様の体重、動き、骨幅により使い分けております。
骨折は、手術をしたらそれで終わり、ではなく再発予防には、退院してからの飼い主様のご協力が必要不可欠です。
骨折をする多くの子は運動性が高く活発な子が多いため、ある程度骨がくっつくまでは、安静にさせて頂く必要があります。定期的に身体検査やレントゲン検査を実施し、徐々に運動制限を解除し完治に向けて経過チェックを行います。
なにか上記疾患でお困りの際には当院へお気軽にお問い合わせ下さい。

橋本 涼 院長
ワラビー動物病院
橋本 涼 院長
蕨市/南町/西川口駅
●犬 ●猫 ●その他
  • てんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 猫の心筋症

肺水腫や突然死、実は原因は心筋症!? 定期検診を行って早期発見を心がけて

心筋症は猫で最も好発する心疾患であり、心筋症の中でも最も発生頻度が高いのが肥大型心筋症といわれています。肥大型心筋症は遺伝と言われていますが、原因はまだ特定されていません。そのため、遺伝子検査もありますが陰性でも発症しないとは言えず、検診による早期発見が重要です。
肥大型心筋症は1歳から罹ることもあり、日本では雑種猫にも多く見受けられます。症状が進むと肺水腫や大動脈血栓塞栓症になって最悪の場合は死に至ることもあるため、定期的検査をしたうえでの早期発見と適切なタイミングでの治療が望ましいとされています。ただし日常生活では初期症状に気づけないことが多く、
気づかずに進行した場合は、大動脈塞栓症となり、急に下半身麻痺や足の激しい痛みなどの症状が出て命を落とすこともありますし、突然死した猫の心臓を調べると心筋症が原因だったと後に判明したケースもあります。早期発見のポイントは定期検診をしっかりと行うこと。心臓の音を聴いたり(聴診)、超音波検査(心エコー)、血液検査を行うことで診断につながります。
この疾患は性格的に怖がりだったり、怯えやすい子の方が多く見受けられる様に思います。ストレスで血圧が上がりやすい子ですね。また食生活でも罹りやすくなるので、普段からびっくりさせたり、興奮させることをしないことと、過度な塩分を控えた食事を心がけることが悪化の予防につながります。診断がついた場合は定期的に心臓を検査したうえでの血栓予防や、心臓の血流を改善させる内服を行うなどの内科的な治療が可能です。

野村 徹 院長
ムスビ動物病院
野村 徹 院長
練馬区/錦/上板橋駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●フェレット ●その他
  • 犬の膿皮症

細菌感染で起こる犬の膿皮症は、皮膚の状態を適切に保つことで予防を

犬の膿皮症は、皮膚に赤や白色のブツブツができ、皮膚のかさぶたが付着している状態であり、夏場の犬に多くみられる症状です。黄色ブドウ球菌などによる細菌感染症の一つとして、症状の出現にはさまざまな背景が考えられます。特に、夏の高温多湿な環境で、細菌が繁殖しやすかったり、アトピーやアレルギーなどの基礎疾患を持っていたりといったことが原因です。また、フレンチブルドッグなどの犬種による特異的な要因もあります。
膿皮症になった犬は、日常生活において皮膚を痒がる仕草や、赤くなったりかさぶたが多く出ていたりといった症状が多くみられるでしょう。そのような様子があれば、まずは皮膚の細菌検査を行い、細菌の有無を確認します。細菌の繁殖がみられた場合は、適した抗生剤を処方します。ご家庭でできることとして、定期的なシャンプーの実施と消毒薬の塗布などの外用治療を組み合わせていきます。
まずは、膿皮症を予防するために、定期的なシャンプーと保湿を行い、皮膚のコンディションを保ってあげましょう。アトピーやアレルギーを持っている場合は、根本的な治療をしっかりと行い、膿皮症になることを防ぐことが大切です。

徳永 葵 主任
光が丘動物病院
徳永 葵 主任
練馬区/旭町/光が丘駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●鳥 ●フェレット
  • 猫の肥満細胞腫

猫では比較的よくみられる腫瘍

肥満細胞腫は、「肥満細胞」という免疫に関わる細胞が異常に増殖してできる腫瘍です。名前に「肥満」とありますが、体重や肥満とは無関係です。猫では比較的よくみられる腫瘍で、皮膚にできるタイプと、内臓(脾臓や腸など)にできるタイプがあります。犬では、主に皮膚型が多く、進行が早く悪性度が高いことが一般的ですが、猫は皮膚型は良性経過をたどることが一般的で、腸にできるものは予後が悪いとされています。犬ではあるグレード分類は猫にはなく、遺伝子変異は一般的に認められていません。
皮膚にできた肥満細胞腫は、小さなしこりや腫れとして現れます。触るとぷにぷにしていたり、赤くなったり、かゆみや出血を伴いますが、見た目では他の腫瘍と区別はできません。内臓型は外からは見えないため、元気がなくなったり、食欲が落ちる、嘔吐や下痢が続くなどの症状が出て気づくことが多いです。
細胞を採って顕微鏡で調べる「細胞診」や、内臓に腫瘍がある可能性がある場合は、レントゲンや超音波などの画像検査を用いたり、組織を一部切り取って調べる「生検」を行い、診断していきます。、
治療方法は腫瘍の場所や進行度によって異なります。皮膚に限られている場合は、外科手術で切除できることが多いですが、内臓型や、腫瘍が全身に広がっている場合には、抗がん剤治療が検討されます。予後(回復の見込み)は腫瘍のタイプや治療のタイミングによって変わりますが、早期に発見できれば良い結果につながる可能性もありますので、少しでも気になる変化があったら、すぐに動物病院に相談することが大切です。

栗林 大幸 院長
ダイム動物病院
栗林 大幸 院長
松戸市/南花島/上本郷駅
●犬 ●猫
  • 猫の甲状腺機能亢進症

元気で⾷欲があっても要注意!猫の甲状腺機能亢進症

甲状腺の過剰形成や腫瘍化によって甲状腺ホルモンの分泌が過剰に働いてしまって起こる病気です。特に⾼齢の猫に多くみられる疾患で10分の1の確率で罹患すると⾔われています。早いと12、3歳で、主に14、5歳からこの病気が多く⾒られます。
この病気の症状は、どんどん痩せていってしまうことです。中には、⽬がギラギラしたり、怒りっぽくなる⼦もいます。ただ、ほとんどの場合、猫達の様⼦がいつも と変わらないので、飼い主さんは元気だと思っていることが多いのが落とし⽳です。元気・⾷欲があるのに痩せているという場合はこの病気を疑ってください。 診察の際は、甲状腺を触診して腫れがあるかも確認しますが、猫はわかりにくいことも多いので、エコーでも確認します。加えて、⾎液検査をしてT4という甲状腺 ホルモンの値をチェックし、正常値よりも⾼い場合は甲状腺機能亢進症を疑います。これらのチェックで病気が疑われる場合には、さらに甲状腺ホルモン のFT3、TSHという検査をして、結果によって確定診断を⾏います。 治療法は甲状腺を切除するという外科的処置もありますが、多くは内服薬で甲状腺ホルモンの値を調整していく治療法を⾏います。内服薬は甲状腺ホルモンの値を弱めるための薬を内服し、1⽇1回または2回の服⽤を数ヶ⽉続けてもらい、こまめに 甲状腺ホルモンの値をチェックしてその⼦にベストな内服量を決めていきます。以 前は⼈体⽤の内服薬を使っていましたが、数年前に猫専⽤の内服薬が出て服⽤しやすくなりました。
元気で⾷欲があるけど極端に痩せてきたという場合には⼀度この病気を疑ってみてください。中にはガリガリになってから受診する⼦もいます。そういった場合には残念ながら助からないこともありますので、元気でよく⾷べるからといって様⼦をみず、痩せてきたらお早めに受診してください。

鈴⽊ 崇憲 院⻑
土呂どうぶつ病院
鈴⽊ 崇憲 院⻑
さいたま市北区/土呂町/土呂駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ
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