親知らずが生えきらないことが原因の1つに
智歯とは親知らずのことで、智歯周囲炎とは親知らずの周辺に炎症が起こり、歯茎が腫れたりする疾患です。この疾患は炎症の範囲が広範囲に及ぶという特徴があります。このため、痛みの出方も広範囲なものとなり、首や側頭部にも痛みを感じることがあります。根本的な治療として、親知らずを抜歯するという方法があり、その他、適切なブラッシングをおこなうことで炎症を和らげ、お薬によって急性症状を抑えるといったものがあります。
現代、特に若い世代の方は顎が小さい方が多く、このために親知らずが埋もれた状態にある方が少なくないため、細菌感染を起こしやすい傾向があります。意外に思われるかもしれませんが、「歯の痛み」を訴える方の中で、智歯周囲炎である割合は高いものがあります。当院で言えば、おおよそ10パーセントほどの方がこの疾患によって痛みが生じている印象で、その意味ではごく一般的なお口の疾患の1つと言えるでしょう。
- 芥川歯科
- 芥川 重之 院長
- 豊島区/駒込/駒込駅
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