なぜ「知覚過敏」になるの?
知覚過敏の原因は歯周病にあります。歯茎が下がることで根っこが現れてセメント質と呼ばれる部分が出るのですが、神経に近くて組織が異なるため歯がしみるのです。セメント質のところを歯ブラシで強く磨いてしまうと、歯が削れて刺激が神経にあたりやすくなってくるため、歯がしみやすくなります。症状は歯みがきや冷たい飲食物などの刺激を受けたときに一時的に歯の痛みがありますが、刺激を取り除くとすぐに治まります。治療法は歯茎にできた隙間を埋めていくこと、知覚過敏用の薬を塗ること、レーザーで歯の質を強めることでしみづらくすることもできます。予防法は歯肉炎や歯周病にならないように、歯茎が下がらないように歯磨きをしっかりすること、強い力で歯を磨かないことが大切です。日頃から歯間ブラシやデンタルフロスを使うことは必須であり、歯ブラシだけで磨くとどんなに完璧に磨いたとしても60%程度しか磨けていません。100%にするためにも日頃から歯間ブラシやデンタルフロスは絶対に使うべきものです。
- 草加デンタルクリニック
- 梅原 久嗣 院長
- 草加市/住吉/草加駅
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