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  • 変形性股関節症

日本人にとって身近で誰にでも起こりえる疾患

日本人は欧米人に比べて骨盤の発達が未熟で、変形性股関節症になるリスクを生まれながらにして持っている人種と言えます。実際、赤ちゃんの時から股関節が脱臼しているケースもあり(発育性股関節形成不全)、10代20代の若さで股関節が痛くなる人は一定数いるのです。ゆえに、家族歴等を鑑み、そのリスクがあることを自覚していることが大切になります。
変形性股関節症はリハビリテーションでも疼痛や進行予防のコントロール可能ですが、進行度や重症度によっては手術という選択肢が必要になることがあります。手術は様々なものがありますが、その代表的なものが人工股関節という選択です。近年、人工股関節は以前からの課題であった術後の脱臼というリスクが非常に少なくなり、より有用な選択肢となってきています。
日本人にとって身近な疾患であるということを皆さんに認識していただけたらと思います。また家族歴なども把握いただき、股関節に痛みを感じたら、その可能性を考慮し、早めに医療機関を受診ください。

西郷 峻瑛 理事長 & 品田 良太 院長
西郷整形外科リハビリクリニック越谷院
西郷 峻瑛 理事長 & 品田 良太 院長
越谷市/南越谷/新越谷駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • ピロリ菌感染

若いうちに除菌することにより、胃がんのリスクを大幅に軽減することが可能

横須賀市では現在、特に20代、30代の比較的若い世代のピロリ検診に力を入れています。私たちの世代に比べれば、今の若い人でピロリ菌を保有している人は確かに多くありません。しかし、少なからず保有している方がいることも事実で、そうした方々を検診で発見し、胃カメラで検査を行い、除菌をすることで胃がんの発生率を抑えるという取り組みです。
若い世代の検診に力を入れている理由は、若いうちに除菌ができていれば、慢性胃炎が進行してないために胃がんのリスクを軽減できるためです。ある程度の年齢の人であっても、除菌をすることでリスクは減りますが、それまでに慢性胃炎が進行してきた土壌がありますので、若い世代のそれと比べればリスクは残ります。
1つ申し上げておきたいのが、ピロリ菌による癌のリスクは軽減しても、それ以外の癌もあるということです。ピロリ菌がいなくなったからといって癌にならないわけではなく、健康診断やがん検診を受けていただけるようお勧めいたします。

深澤 信悟 院長
ふかさわクリニック
深澤 信悟 院長
横須賀市/長沢/京急長沢駅
●消化器内科 ●内科 ●小児科 ●アレルギー科 ●外科 ●整形外科 ●肛門科
  • 心臓弁膜症

早期に診断し、心臓が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことが大切

弁膜症は心臓の4つの部屋の出入り口にある一方向弁(僧帽弁・三尖弁・大動脈弁・肺動脈弁)に不具合が起きる病気です。弁が開きにくいと狭窄、うまく閉まらないと逆流し、いずれも心臓に負担をかけるため悪化すると心不全となります。
生まれつき、弁の変性・経年劣化、細菌感染などが原因となります。症状は弁によって異なりますが、動くと息苦しい、胸が痛い、体がむくむなどです。しかしかなり重症にならないと症状が出てこないことが多く、気づいた時には心臓の機能が悪化していて良い治療ができないことも少なくありません。また、まれに急に弁が壊れる場合があり、その時は症状が強く現れます。
悪くなった弁は薬では治らず、治療はは手術またはカテーテル治療となります。いずれも重症の方が適応です。まず聴診で心雑音を見つけ、心臓超音波検査で詳しい診断を付けます。早期に診断し、心臓のポンプ機能が悪くなる前に適切なタイミングで最適な治療を行うことがもっとも大切です。

町田 大輔 院長
やまと小磯診療所
町田 大輔 院長
大和市/中央/大和駅
●内科 ●循環器内科 ●外科 ●訪問診療 ●健診・検診
  • 洞不全症候群

めまいやふらつき、疲れやすいなどの症状がある場合は循環器の疾患の可能性が隠れていることも

洞不全症候群とは、心臓の刺激伝導系である洞結節に異常が生じ、心拍数が低下したり不整脈を起こしたりする病気です。
症状としては、めまいや、ふらつき、疲労感などがあり、気を失うこともある病気です。
原因は主に加齢による洞結節の変性ですが、心筋梗塞や心筋症、心筋炎、サルコイドーシスなどの変性疾患の合併症、薬の副作用があります。しかし、明らかな原因が不明なことも多い病気です。
診断は、心電図で徐脈や頻脈の有無を確認し、24時間の心電図を記録するHolter心電図を行います。さらに長時間の心電図を記録するため植込み型心電計を留置する場合や、心臓カテーテル検査による電気生理検査を行うこともあります。
治療は薬物療法では有効ではない場合が多く、ペースメーカー移植を行うことがあります。
めまいやふらつき等、疲れやすいなどの症状がある場合は洞不全症候群が隠れている場合もありますので早めの精査、受診をお勧めします。

石田 一世 院長
すみだメディカルケアクリニック
石田 一世 院長
墨田区/東向島/東向島駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • 熱性けいれん

5分以上続くけいれんは、緊急の対処が必要

発熱時に起こるけいれんのほとんどは「熱性けいれん」と呼ばれるものです。

熱性けいれんには単純型と複雑型があります。単純型の場合、5分以内にけいれんはおさまり、命に関わることも後遺症が残ることもなく、落ち着いてから医療機関を受診されるとよいでしょう。複雑型の場合、15分以上けいれんが続き、⼊院や検査が必要になることがあります。

5分以上けいれんが続く場合は、複雑型の可能性を考慮しなければなりません。例えばですが、おうちで5分経っているとして、そこから病院に⾏き、診察を受ける頃にもまだけいれんが続いていてるとしたら、⼊院が必要になることも⼗分考えられます。これらのことから、けいれんが5分以上続く場合には、早急に医療機関を受診するようにしていただきたいです。

また、熱性けいれんは複雑型であっても命に関わることは基本的にない病気ですが、けいれんの最中は意識がなくなってしまうので、それに伴う事故のほうがけいれんそのものよりも危険です。転倒による怪我や、お風呂やプールでけいれんを起こして溺れてしまう場合などです。けいれんを起こしてしまった場合には、まず安全の確保を第⼀に対応していただきたいです。
熱性けいれんは、有病率でいえば、3〜9%ほどあり、決してまれな病気というわけではありません。ただし年齢が上がるにつれて起こりにくくなり、8歳くらいになるとほとんど⾒られなくなります。

青木 剛志 院長
あおきこどもクリニック
青木 剛志 院長
千葉市稲毛区/園生町/穴川駅
●小児科
  • 胆石症

重症例は腹腔鏡手術で胆のうを摘出、予防は食生活が鍵

胆石症の原因は様々で、石自体が4種類ほどありますが、最も一般的なのは脂っこいものを多く摂取することによるコレステロール結石です。胆のうの中に溜まる胆汁のコレステロール成分が濃くなり、最初は砂粒みたいなところからだんだん大きくなり、まさに石状になっていく、これが胆石です。石がひとつだけの例もあれば、何十個もできてしまう方もいます。石が小さければ痛みがなく無症状ですが、胆石発作を起こすとひどい痛みが伴うことがあります。空腹時の胆のうは大きい卵くらいの大きさですが、食事をする、特に脂っこいものを食べると十二指腸を通過する際にぎゅっと収縮されます。胆汁が食べ物と一緒に流れて消化を助けるのですが、十二指腸と繋がる細い管の部分に石が詰まり、これが痛みとなります。これに細菌感染が重なると、胆のう炎に発展します。胆石症の治療は、石が小さい場合は経過観察で様子を見ますが、石が大きくなり胆のう炎が懸念される場合は、腹腔鏡手術で胆のうを摘出します。予防としては、脂っこい食事を避けた食生活に気を遣い、生活習慣を整えることが大切です。

児玉 肇 院長
木場内科外科内視鏡クリニック
児玉 肇 院長
江東区/木場/木場駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科 ●外科 ●美容外科
  • RSウイルス感染症

大切な赤ちゃんを守るため、妊娠中にワクチン接種を

RSウイルス感染症とは、RSウイルスに感染することで呼吸器のさまざまな症状が現れる病気です。大人が罹患すると鼻かぜ程度で済む場合が多いのに対し、1歳未満の赤ちゃんが感染すると、肺の近くにある細気管支に炎症を引き起こし(細気管支炎)、人工呼吸器が必要になるほど重症化することもあるため注意が必要です。

RSウイルス感染症は、気管支喘息などの持病があると重症化しやすいと言われますが、発熱がない場合でも大量の鼻水や痰が生じ、咳込んでいるうちに吐いてしまうケースもあります。これらの症状は発症後3~5日がピークだとされ、1週間程度で治まっていくことが一般的です。RSウイルスに作用する治療薬は現時点では存在しないため、治療法は症状をやわらげることを目的とした対症療法のみとなります。

最近は、赤ちゃんをRSウイルスから守るための妊婦さん向けのワクチンが開発されています。妊娠中にRSウイルスワクチンを接種することで、生後6か月頃まで効果が持続するとされていますから、ぜひワクチン接種を検討していただければと思います。

髙橋 英里佳 院長
あかちゃんからのこどもクリニック 宮前平
髙橋 英里佳 院長
川崎市宮前区/馬絹/宮前平駅
●小児科 ●新生児内科
  • 広場恐怖症

恐怖のピークを避け、カフェイン減と食事の意識が肝要

ギリシャ語で「広場」というのは人が多いところという意味であり、広場恐怖症とは広場に限らず、人混み、混雑した電車、エレベーターや飛行機などの密閉された空間などで、急に動悸がしたり息苦しくなったりする症状です。原因はセロトニンが脳内で不足し、不安や緊張を引き起こすことによります。広場恐怖症にかかる方は実はかなり多く、通勤や通学の電車でも苦痛を感じて通い続けられない方もいます。パニック障害との違いは、パニック障害はいつでも起こり得るもので、広場恐怖症は特定の場面で起こり得るものです。しかし広場恐怖症も動悸や息苦しさなどのパニック発作が出ます。広場恐怖症の対処としては、まず無理をしないこと。電車などであれば混雑の時間を避ける、すごく狭い部屋でのミーティングは外すなどして、恐怖になり得るピークを避けることです。そのほか、カフェインが広場恐怖症の不安障害の原因として大きいことがわかっていますので、ブラックコーヒーをよく飲まれるのであればカフェインレスやデカフェのものを選んでいただくこと。あとは大豆製品や乳製品に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸を取っていただくと、セロトニンというホルモンが増えて不安や緊張が抑えられます。

大和 行男 院長
こころと美容のクリニック東京
大和 行男 院長
中央区/日本橋/東京駅
●児童精神科 ●精神科 ●皮膚科 ●小児科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科 ●婦人科 ●内科
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