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  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

大腸カメラ検査を受けることが、大腸がんの予防につながる

最近は胃がんを発症する原因が「ピロリ菌感染」にあることが広く知られるようになりました。これによりピロリ菌除菌治療や胃カメラ検査を受ける人が増え、胃がんの患者数は年々減少傾向にあります。一方で大腸がんは近年、患者数・死亡者数の両方で胃がんを上回るようになりました。

大腸がんを発症する要因の一つに、大腸ポリープがあります。はじめは良性だった大腸ポリープが何らかの理由でがん化し、大腸がんを引き起こすことが分かっています。言い換えれば、良性の大腸ポリープを切除することにより、大腸がんの発症予防が期待できるのです。

胃カメラ検査やピロリ菌除菌治療を受けた人が増えたことで胃がんの患者数が減少したように、大腸カメラ検査や大腸ポリープ切除術を受ける人が増えれば、大腸がんの患者数を減らすことができるでしょう。胃カメラ検査に比べると、大腸カメラ検査は受診のハードルが高く感じられるかもしれませんが、ぜひ積極的な受診をおすすめしたいと思います。

木村 晴 院長
木村クリニック
木村 晴 院長
目黒区/中目黒/祐天寺駅
●内科 ●内分泌内科 ●消化器内科 ●循環器内科 ●健診・検診
  • 逆流性食道炎

食生活に気を遣うことが優先順位としては上位に

おなかの診療をしていて、1番2番を争うくらい目にすることの多い疾患と感じます。胃と食道の間の部分に胃酸が逆流してきて炎症を起こすもので、胸焼けやゲップなどの症状を呈し、背部痛が起こることもあります。
胃と食道の間の筋肉が弱まり、胃酸が逆流しやすくなることも原因の1つですが、そもそも胃酸過多になることが要因としてあり、これにはストレスが密接に関係していると思われます。患者さんにお話を伺うと、症状の出ていた時期がストレスの多かった時期に符号すると言われる方が多いですね。
逆流性食道炎で難しいのは、その背景に胃がん等、怖い病気が隠れている可能性が否定できないことです。ですから、逆流性食道炎であることを確認するために内視鏡検査を受けることが必要となります。
治療としては、胃酸を抑えるお薬がメインとなります。同時に、ストレスからの回避および、暴飲暴食を避ける、コーヒーなどの飲み過ぎを避けるといったことも優先順位としては上位となります。

久保田 友紀 院長
東大宮 胃と大腸肛門の消化器内視鏡内科・婦人科クリニック 見沼院
久保田 友紀 院長
さいたま市見沼区/深作/東大宮駅
●内科 ●消化器内科 ●健診・検診 ●肛門内科 ●婦人科
  • 胃がん

なぜ『胃がん』は早期発見が重要なのか?

胃がんの原因の99%は、ピロリ菌の発生が関与しています。ピロリ菌は3歳くらいの子ども時代に感染しています。昔は井戸水からきているといわれていましたが、現在は親からの経口で感染しているのではないかといわれているんです。

尿素を分解する酵素をつくり、アンモニアが胃酸を中和して、ピロリ菌は自分が住みやすい環境をつくります。ピロリ菌と胃壁の炎症がずっと戦っているうちに、粘膜が徐々に萎縮して炎症を起こし、胃潰瘍や胃がんの発生になります。

2013年に厚生省は、「慢性胃炎があってピロリ菌があれば、保険診療で除菌治療をしていい」と認めました。検診をするとピロリ菌がいるのがわかります。40代50代になると慢性胃炎があり、ピロリ菌がいるマークがいくつかあるんです。一度の除菌治療では、一回あたり抗生剤2種類と胃薬、朝夕1週間飲んで、93%以上成功するんですよ。しかしこれらの病状を自覚するのは不可能なので、定期的に胃カメラで検診することが大切になります。

保険診療で除菌するには、『胃カメラを行った上で慢性胃炎という診断』が必要です。もし、ピロリ菌がいないことがわかっているのであれば、毎年検診する必要はありません。一回も検診を受けたことがない場合は、ピロリ菌がいるかいないかで大違いなので、検診を受けて欲しいですね。

里村  仁志  院長
里村クリニック
里村 仁志 院長
さいたま市南区/大谷口/東浦和駅
●内科 ●外科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●小児科 ●訪問診療
  • 片頭痛

4人にひとりが症状あり。正確な検査と診断が大切

頭痛という症状は多岐に渡り、その種類は300種類以上あります。片頭痛が人口の5~10%、緊張型頭痛が20%くらいと言われていますので、おおよそ4人にひとりは頭痛に悩まれている統計です。大きく分けて一次性頭痛と二次性頭痛があり、二次性頭痛は脳出血やくも膜下出血、髄膜炎など命に関わるものです。そのほか頭痛をきたすものとして慢性副鼻腔炎や蓄膿症、緑内障などがあり、頭痛は脳以外の疾患でも引き起こされます。なので、どのタイプの頭痛であるのかを正確に診断することがまず肝要です。片頭痛や緊張型頭痛は特に動くと痛むので「横になって休まなければ」「予定をキャンセルしなければ」と生活の質が低下してしまいます。頭痛は様々な原因が提唱されており、原因がはっきりと特定できないものもあります。片頭痛であれば、CGRP関連の予防薬を1か月に1回程度注射をするなどの選択肢もありますので、投薬のほかご自身に合った治療法をよく医師と相談することが大切です。頭痛は市販薬で鎮静化できることもありますが、大病につながる恐れもありますので、脳神経外科を受診し正確な検査と診断を受けることをお勧めします。

上野 龍 院長
宮前平脳神経外科クリニック
上野 龍 院長
川崎市宮前区/小台/宮前平駅
●脳神経外科 ●内科 ●外科
  • 多疾患併存

患者さんの状況を考え、優先度をつけて対応することが大切に

多疾患並存という考え方があります。複数の疾患を同時に抱えている状態です。異なる科目の疾患を複数抱えていますと、通院の負担もありますし、場合によっては、運動や食事など、生活上の注意が重なることがあり、それが患者さんの生活の質を損なってしまうということがあります。多疾患並存では、あらゆる病気に対してベストの治療をすることが難しくなりますから、優先度をつけて対応することも求められます。その患者さんにとって最適な形となるよう、調整をするということですね。多疾患並存と関連するものとして、ポリファーマシーという言葉があります。ご高齢の方の場合、複数の疾患を抱え、10種類を超える服薬をされている方は決して珍しいことではありません。しかし、多くのお薬を飲むことで相互作用が生じたり、「大変だから」と患者さんが自己判断でいくつかのお薬を中断し、思ったように治療が進まないというケースもあるのです。多疾患並存とポリファーマシーはセットと考えても良いかもしれません。その人の状況に合わせ、受診する科を絞り、お薬を調整することが求められる時代となっています。

喜瀬 守人 院長
久地診療所
喜瀬 守人 院長
川崎市高津区/久地/久地駅
●内科 ●消化器外科 ●婦人科 ●小児科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●乳腺外科 ●訪問診療 ●健診・検診
  • 高血圧症

日々の体調チェックが重大な病気を防げる

日本の高血圧の患者さんの数はおよそ4300万人程度と言われており、これを読んでおられるご自身もしくはそのご家族が血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし高血圧という状態の危険性を真剣に受け止めて日々の生活を改善したり薬の内服を“意識的に“している方はかなり少ないと思われます。健康診断で降圧薬を内服している方には必ず薬の名前を尋ねるようにしています。即答できる方は大体100人に聞いて2人程度、うる覚えの方が10人いるかといった感じです。処方する側の医師の説明不足も大きな一因と考えられますが、高血圧症の危うさの理解不足が表れているように思えます。これは高血圧それだけでは基本的にはすぐに症状が出ないことが原因でしょう。しかし長い時間が経過すると血管に負担がかかり続けることで大動脈解離や心筋梗塞、脳出血・脳梗塞といった致死的な病気を発症してしまう可能性があります。腎臓の血管も硬くなり透析導入の原因となることがあります。つまり症状が出た時には命に関わる病気となってしまっているのが高血圧症です。そうならないためには日々のメンテナンスが重要です。高血圧と言われたことがある方や降圧薬を内服している方は血圧を記録しましょう。



①ご自宅で血圧を1日2回測定し記録。座って2分程度落ち着いてから測定。

朝測定:起きたらトイレに行ってその後すぐに測定。

夕測定:寝る前に測定。測定前にタバコ・飲酒・カフェイン摂取はダメ。

②1週間の平均値が135/85 mmHg を超えていたら、その記録を持ってクリニックへ。

注:面倒だなと思った方はまだ高血圧の怖さが分かっていないと思われます。



誰でもすぐにできるメンテナンスとしては禁煙・減塩(1日6g)・運動(1日30分か週180分)・節酒(1日量の目安:ビールなら500ml、焼酎なら1杯、ワインなら3杯程度)などがあります。症状がなくても今始めないと結果は重大です。できることからすぐに始めましょう。

堀澤 伸 院長
ファミリークリニック草加
堀澤 伸 院長
草加市/高砂/草加駅
●訪問診療
  • 機能性ディスペプシア

自律神経の乱れが胃腸の不調につながることも。ストレスはため込まず上手に発散してほしい

機能性ディスペプシアとは胃腸まわりの症状がありながら、血液検査や画像検査の結果に異常がみられない状態のことをいいます。胃の不快感やお腹の膨満感(ぼうまんかん)などが半年以上続いて日常生活に支障が出ている場合に機能性ディスペプシアとの診断がつき、治療の対象となります。

機能性ディスペプシアは何らかの要因で胃腸の調整機能が乱れることで発症するといわれ、中でもストレスによって自律神経のバランスが崩れることが大きな要因になっていると考えられています。交感神経と副交感神経からなる自律神経は、両者がうまくバランスを取りながら体の機能を調整しています。このバランスが崩れて胃腸に症状が現れると、「胃がムカムカする」「頻繁にゲップが出る」などの不快感を自覚するようになるのです。

悪くなったところを切って・縫って治す治療とは異なり、機能性ディスペプシアは症状をコントロールしながら長期的な視点で治療を続ける必要があります。「この薬を飲めばすぐによくなる」といった特効薬がないため、病気と上手に付き合っていくような気持ちで治療に取り組んでいただくとよいでしょう。最近のコロナ禍では精神的な不調を訴える方が増えるにしたがって、機能性ディスペプシアを発症する方も増加傾向にあるようです。「ストレスをためない」というのは少々難しいことかもしれませんが、できるだけ「ストレスをため過ぎない」ように、心身ともにリフレッシュする時間を取っていただきたいですね。

大西 雅彦 院長
おおにし内科クリニック
大西 雅彦 院長
府中市/寿町/府中駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • 糖尿病(2型糖尿病)

日本人の6人にひとりが罹患。治療も予防も生活習慣が肝心

糖尿病とは、膵臓から出るホルモンであるインスリンの働きが弱くなり、血糖が増えてしまう病気です。1型と2型に分別され、1型は膵臓の細胞の破壊によるもの、2型は遺伝による体質や生活習慣によって起こるもので、日本人の糖尿病罹患者の90%が2型です。もともと日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能力が低く、糖尿病に罹患しやすいと言われており、日本では成人の6人にひとりが糖尿病です。糖尿病になると手足の痺れや疲労感が出るほか、感染症にかかりやすくなったり、様々な合併症を引き起こしたりします。糖尿病の治療は血糖値をコントロールすることですが、その方法としては食事療法、運動療法などが挙げられます。薬物療法もありますが、前述のふたつで生活習慣を改善していくことが前提となります。糖尿病の予防策としては、日頃から規則正しい食生活や適度な運動を心がけることです。高齢の方の病気というイメージが定着していますが、若い方でも潜在的な罹患者は少なくありません。喉が渇きやすい、尿が多いなどのほか、だるさや手足の痺れなどが見られる際は糖尿病の可能性が高いので、すぐに医療機関を受診したほうがいいですよ。

青木 厚 院長
あおき内科 さいたま糖尿病クリニック(旧:青木内科・リハビリテーション科)
青木 厚 院長
さいたま市見沼区/東大宮/東大宮駅
●糖尿病内科 ●内科 ●内分泌内科 ●代謝内科 ●漢方内科
  • 緑内障

『緑内障』は検診で早期発見と早期治療を。生涯の「よく見える」を維持するために

『緑内障』は見える範囲が少しずつ狭くなっていく病気です。ゆっくりと進行するので、その症状になかなか気づきにくく、見えにくさを感じた時には、視野の大部分が失われてしまっていたということも少なくありません。
なので、緑内障は早く病気を見つけて、適切な治療を始めることが大事です。緑内障の発症が増える40歳を超したら、定期的に検診を受けていただくことをお勧めします。

緑内障は『失明する病気』、『怖い』というイメージが持たれがちですが、必ずしもその通りではありません。進行はゆっくりで、適切に治療を行えば、通常の日常生活に支障をきたすことも少ない病気です。なので、必要以上に怖がらずに、また、軽視もせずにしっかりと治療を続けて、生涯の見え方を守ることを大切にしてほしいと思います。
緑内障の原因はわかっていない部分が多いですが、遺伝や眼圧など、いろいろな要因が言われています。緑内障で一度欠けてしまった視野は、元に戻ることはないので、緑内障では眼圧を下げることで視神経への負担を減らし、残っている視野を守るための治療を行います。まずは、点眼薬で眼圧を下げる治療を行いますが、点眼薬だけでは十分な効果が得られない時は、レーザー治療や手術が必要になることがあります。最近は目への負担が少ない手術法もいろいろと開発され、治療の選択は非常に増えてきています。

ただ、治療については、途中でやめてしまう方が多いという現状もあります。「まだまだ見えにくい」「治療してもよくならない」、「目薬がめんどくさい」、「目の周りがくぼんで黒ずんできた」など理由は様々ですが、治療の効果よりも、治療の煩わしさの方が目立ってしまうのです。緑内障の進行を抑えるためには、なによりも治療を続けることが大切です。そのためには、緑内障についての正しい理解とご自身の病状をよく知ることも大切だと思います。生涯に渡って無理のない治療を続けられるようサポートをしたり、治療環境を整えていくお手伝いをしていきたいと思っています。

成尾 麻子 院長
土坂眼科医院
成尾 麻子 院長
目黒区/自由が丘/自由が丘駅
●眼科 ●小児眼科
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