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  • 夜間頻尿

さまざまなタイプがある夜間頻尿は、原因を正しく特定することが大切

夜間頻尿とは「夜間、排尿のために1回以上起きなければならない」状態と定義されています。夜間頻尿には様々な要因があり、その原因に即した治療が行われなければなりません。

生活習慣病に起因する夜間多尿も夜間頻尿の原因になり得ます。糖尿病や高血圧症があると夜間にかけて腎臓の機能が活性化し、どうしても夜間の尿量が多くなってしまうのです。夜間多尿が原因であると判明した場合は、夜間の尿量をコントロールする治療(生活習慣病そのものの治療や夕方以降の飲水制限、夜間尿量を低下させる薬の投与)が行われます。
一方で、膀胱が小さくなっていることが原因である夜間頻尿(病的頻尿)に関しては、膀胱を広げる薬などによる治療を行います。また、睡眠障害が原因の場合は睡眠の質を高めるような薬による治療を行います。

このように夜間頻尿にはさまざまなタイプがあり、その原因や治療法も変わってきます。
その原因を正しく特定するための簡単なツールとして「排尿日誌」がとても役立ちます。
ご自身の飲水量や排尿量などを書き出すことによって、知らず知らずの間に飲水量が多くなっており、多飲の結果による多尿であることがわかることも少なくありません。このような場合、夕方以降の水分摂取を控えたり、就寝時に足を高くしたりすることにより、一定の予防効果が期待できます。

排尿トラブルは症状がゆっくり進行するため、ご自身が気付いていないことも少なくありません。今の排尿レベルがどの程度なのかを確認するためにも、一度ご自身の排尿状態をチェックする意味でも受診してみることをおすすめします。

佐藤 直也 院長
佐藤泌尿器科クリニック
佐藤 直也 院長
茂原市/小林/新茂原駅
●泌尿器科
  • 発達障害

病気が分かることによるメリット・デメリットとは……

「コミュ障です」「人間関係がうまくいかない」との訴えで、メンタルクリニックを受診する大人の患者さんが増えています。多様性、マルチタスクを求められる現代において、幼少期に「自閉スペクトラム症」「注意欠如多動性障害」など発達障害の診断がつかないまま大人になり、コミュニティにおける社会的役割を果たせずに、思い悩むケースは少なくありません。また、適応障害、うつ病になった患者さんの中に、その根底に発達障害があり、二次障害としての適応障害、うつ病であったケースも最近よく見かけるようになりました。

発達障害は、生育歴/医師の見立て/心理検査の3つを用いて診断をしていきます。ただし、診断をつけるうえでもっとも重要な「生育歴」は、母親からのヒアリングが大きなウェイトを占めるため、昨今の高齢化によって、大人の発達障害を診断することが困難となることがあります。

大人の発達障害と診断がつけば、患者さんにとって、さまざまなことを自分の個性として受け入れることができ、それまでよりも生きやすくなることもあるでしょう。ただし、うまくいかないこと全てを発達障害のせいにしてしまうと、患者さんの今後の生き方がより狭いものになり、かえってその特性に思い悩むことになるかもしれません。
専門の精神科医に、大人の発達障害を診断する必要性についてしっかり相談し、今後の生き方のヒントを見つけていく必要があります。

土屋 博基 院長
横濱元町メンタルクリニック
土屋 博基 院長
横浜市中区/元町/元町・中華街駅
●精神科 ●心療内科
  • 逆流性食道炎

食生活に気を遣うことが優先順位としては上位に

おなかの診療をしていて、1番2番を争うくらい目にすることの多い疾患と感じます。胃と食道の間の部分に胃酸が逆流してきて炎症を起こすもので、胸焼けやゲップなどの症状を呈し、背部痛が起こることもあります。
胃と食道の間の筋肉が弱まり、胃酸が逆流しやすくなることも原因の1つですが、そもそも胃酸過多になることが要因としてあり、これにはストレスが密接に関係していると思われます。患者さんにお話を伺うと、症状の出ていた時期がストレスの多かった時期に符号すると言われる方が多いですね。
逆流性食道炎で難しいのは、その背景に胃がん等、怖い病気が隠れている可能性が否定できないことです。ですから、逆流性食道炎であることを確認するために内視鏡検査を受けることが必要となります。
治療としては、胃酸を抑えるお薬がメインとなります。同時に、ストレスからの回避および、暴飲暴食を避ける、コーヒーなどの飲み過ぎを避けるといったことも優先順位としては上位となります。

久保田 友紀 院長
東大宮 胃と大腸肛門の消化器内視鏡内科・婦人科クリニック 見沼院
久保田 友紀 院長
さいたま市見沼区/深作/東大宮駅
●内科 ●消化器内科 ●健診・検診 ●肛門内科 ●婦人科
  • 出生前検査

検査で得られた情報は、妊娠中の過ごし方や出産後の備えを考える一助に

出生前検査とは、妊娠中に赤ちゃんの健康状態や、染色体や形態の異常の有無を調べる検査です。これには、赤ちゃんの染色体の数や構造に関わる異常(例:ダウン症候群など)を調べる「遺伝学的検査」と、超音波で臓器や骨の形を調べる「形態学的検査」が含まれます。

【出生前検査の目的】
赤ちゃんの発育や健康状態をより詳しく知ることで、妊娠中や出産後の準備に役立てる
妊娠中に必要となる医療的支援や出産施設の選定を検討する材料とする
ご家族が安心して出産に臨めるよう、事前に情報を得る

【主な検査の種類】
超音波検査(胎児ドック)
妊娠初期〜中期に行い、赤ちゃんの成長や心臓・脳・骨などの形態異常の有無を調べます。中期の詳細超音波検査では、より多くの情報を得られる可能性があります。

母体血清マーカー検査(例:クアトロ検査)
母体の血液から、統計的に染色体異常の可能性を推定します。

NIPT(新型出生前検査)
母体の血液を用いて、赤ちゃんのDNAの一部を解析し、特定の染色体異常(21トリソミーなど)の可能性を高精度で調べる検査です。なお、検査結果が陽性であっても確定診断ではありません。

羊水検査・絨毛検査
赤ちゃんの染色体を直接調べる検査で、診断的価値があります。まれに流産のリスクがあるため、慎重に判断します。

出生前検査は、すべての方に義務づけられているものではなく、「受けるかどうか」はご本人の意思に基づき選択していただく検査です。
検査で得られた情報は、妊娠中の過ごし方や出産後の備えを考える一助になります。結果により、必要に応じて医療や福祉のサポート体制についても検討が可能です。
遺伝カウンセリングでは、検査の内容や結果の意味、ご家族の思いを大切にしながら、納得のいく判断ができるよう支援いたします。
出生前検査は、ご家族にとって大切な命と向き合う機会でもあります。わからないこと、不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

市田 知之 院長
新宿南口レディースクリニック
市田 知之 院長
渋谷区/代々木/新宿駅
●産婦人科 ●産科 ●婦人科
  • 誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎を予防する意識が大切に

年齢を重ねていくと、身体機能は多かれ少なかれ衰えていきます。それに伴い、飲み込みの機能も衰え、食べ物をこぼしてしまったり誤嚥したり、それが原因で比較的軽症の場合は気管支炎でおさまることもあれば、肺炎を起こしてしまい、酸素を取り込めなくなり、酸素投与が必要な状況に陥ってしまうこともあります。これが、誤嚥性肺炎です。
中年以降、「むせることが多くなった」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、むせることができているということは、誤嚥してしまったものを自力で外に出すことができているということです。つまり、機能の衰えは、むせる力も含めて、飲み込む力が弱くなってしまっているということなのです。
飲み込みの機能の衰えは、老いのせいでもありますから、自然なことと言えるかもしれません。ですが、予防は十分に可能です。8020運動に代表されるように、歯を残して噛む機能を維持し、口腔内を清潔に保つことで誤嚥性肺炎のリスクを軽減することが可能になります。治療も大切ですが、この疾患については予防が重要になっていくでしょう。

野口 拓哉 院長
ときわ在宅クリニック墨田
野口 拓哉 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●内科 ●小児科 ●訪問診療
  • 食物アレルギー

食物アレルギーのタイプはさまざま。適切な診断・治療で症状のコントロールを

食物アレルギーとは、特定の食べ物を口にした後で体にさまざまな症状が現れることをいいます。中でも、食べ物を口にして数秒から2時間以内に皮膚の赤みや息苦しさを感じるタイプがもっとも多く、このほか数時間経ってからじんましんが出たり、お腹の症状が現れたりするタイプもあります。また最近は、食事を終えて数時間経ってから下痢や嘔吐がみられる、消化管タイプのアレルギーが乳幼児に増えています。

一般に、卵・牛乳・そば・ナッツなどの食品は、接種後すぐにアレルギー症状が現れるといわれます。また花粉症の方では、果物や野菜などを食べただけで口まわりのかゆみを訴えるケースもあります。このようにアレルギーの診察では患者さんがどのタイプなのかを見極めることがとても大事になります。適切な診断と治療を行うことができれば症状を抑えることができ、アレルギーがある食品の摂取も可能です。急激に現れる症状はもちろんのこと、少しでも疑問や不安がある場合は積極的に医療機関を受診していただきたいと思います。

飯野 晃 院長
青山アレルギークリニック
飯野 晃 院長
港区/南青山/外苑前駅
●アレルギー科 ●小児科
  • 逆流性食道炎

気になる症状があれば胃カメラ検査を

一般的に、胸やけやおなかの奥から酸っぱいものが上がってくるような症状(呑酸)が自覚されます。また、胃痛や胃もたれ、あるいは背部痛など、多岐にわたる症状もこの疾患の特徴です。
逆流性食道炎が増えている理由としては、生活習慣の変化や欧米化した食生活もありますが、ピロリ菌の感染率の低下を指摘する報告もあります。ピロリ菌がいると粘膜が萎縮しますので、胃酸は少ない傾向にあり、逆流性食道炎は一般的に少ないと言われています。逆にピロリ菌がいないことで胃の粘膜から多量の胃酸が産出され、この疾患が増えているという見方があるのです。

治療としては、胃酸を抑えるお薬を用いるのが一般的です。ただ、お薬だけでは根本的な解決にいたりませんので、食生活を含めた生活習慣を見直すことも重要となります。、脂っこいものや過度のアルコールを避けることもその1つですし、就寝前に食べない、ということもポイントとなります。体勢の問題で、食べてすぐに横になってしまうと、物理的に胃酸が上がりやすくなりますので。

逆流性食道炎を繰り返すとバレット食道を併発し、食道がんの誘因となることが知られています。そうした事態を避けるためにも、少しでも症状を自覚されたら、確認の意味でも内視鏡検査を受けることが大切です。

北村 大介 院長
北村医院
北村 大介 院長
川口市/東川口/東川口駅
●内科 ●消化器内科 ●肛門外科 ●外科 ●小児科 ●皮膚科 ●内視鏡内科 ●健診・検診
  • 腰椎圧迫骨折

高齢者や女性に多い骨折で多くは骨粗しょう症が原因

『腰椎圧迫骨折』は高齢者や女性に多い背骨の骨折で、主に『骨粗しょう症』が原因となります。いちばん起こりやすい場所は胸腰椎移行部といって、胸椎の下部から腰椎の上部にかけての背骨の中でも一番負担がかかりやすい部分です。『骨粗しょう症』が進行する70歳くらいから徐々に増加して、80歳くらいの人がいちばん多い疾患になります。

脆弱(ぜいじゃく)性骨折といって、普通では骨折することがない軽い尻もちや重い荷物を持ったりすることでひどい腰痛を起こして受傷される方が多いです。場合によっては、何も覚えがないけれど、背骨の椎体が潰れてきて腰が曲がってしまう人もいます。

治療は基本的には保存治療といって痛みをコントロールして安静を保つことで骨が自然に固まるのを待ちます。しっかりしたコルセットをすることで腰が曲がってしまうのを防ぎます。大体、骨がくっついて痛みがとれてくるのは1ヶ月〜1ヶ月半くらい。コルセットをつける期間は、大体3ヶ月くらいかかることが多いですね。骨折の程度がひどい場合には手術が必要になることもあります。

予防としては骨粗しょう症を早いうちに診断して、治療を開始することが重要です。「DEXA法」という正確に骨密度を調べる検査を行って一定の値よりも低いようであれば、薬物治療を開始します。骨粗鬆症の程度、年齢、骨折の既往の有無等を検討して適切な治療薬を選択することが重要です。骨密度が低下しないように適度な運動・バランスの取れた食生活・適度な日光浴をすることも大事です。それから『転倒の予防』ですね。下肢筋力をつけて、しっかり歩行ができ、転ばないように足腰の筋力をしっかり保って、バランス能力を保つことが大事です。最近では地域の自治体などで、転倒予防教室を実施しているところもあります。

腰塚 周平 院長
下高井戸整形外科
腰塚 周平 院長
世田谷区/赤堤/下高井戸駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
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