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  • 川崎病

『川崎病』はどんな症状?大人もかかるの?

「川崎病」は今から40年以上前に川崎富作先生が提唱した、全身の血管で炎症が起こる病気ですが、原因は未だにわかっていません。主な症状は、白目が赤くなる、唇や舌が赤くなる、手足が赤く腫れる、皮膚が赤くなる、リンパ節が腫れる、特に5日以上発熱が続くという特徴があります。最近ではBCG予防接種を受けたところが赤く腫れるのも特徴です。一時期コロナ感染説もありましたが、感染症等をきっかけに何かしら炎症が起こるのではないかといわれています。川崎病になりやすい年齢層は生後3ケ月くらいから始まって、小学生くらいには殆んどなくなり、大人は基本なりません。さらに欧米人よりもアジア人に多く、海外ドラマ『ER緊急救命室』でも患者さんはアジア人という設定です。治療法は免疫グロブリン、アスピリン内服、ステロイド投与といった炎症を抑える治療になります。川崎病の後遺症に心臓疾患が残ること、心臓の血管にコブをつくることがあるので、コブの中に血栓ができて心筋梗塞や突然死の恐れがあります。原因は解明されてはいませんが、早い段階で炎症を抑えた方がいいことはわかっている状況です。川崎病の定義は発熱5日以上ですが待つ必要はなく、3日目や4日目からBCGが赤くなったり、全身が赤くなったりしたら川崎病の可能性があります。いろいろ検査をするのではなく症状で診断するのですが、後遺症を含めて、しっかりと適切に小児科医の判断を仰ぐことが大切です

布施 至堂 院長
あんどこどもクリニックふじみ野
布施 至堂 院長
ふじみ野市/福岡/上福岡駅
●小児科
  • 尿管結石

『痛みの王様』といわれるほど激しい痛みが・・・

症状は『痛みの王様』といわれるほど激しい腰痛があり、主に片方の腰、脇腹に見られます。また血尿などの症状が出ることもあります。痛みは24時間継続することはなく、数時間後、1日経過後に痛みが再び襲ってくることも。痛みに耐えられず救急車で運ばれる患者さんもいて、その人の性格を変えるくらい強い痛みが特徴です。

原因は腎臓でつくられた結石が尿管内に落ちるときに、尿管を傷つけてしまうことにあります。尿管結石によって、上流からの尿がせき止められて、尿が下に流れなくなります。そうすると、どんどん尿が溜まって、尿管や腎臓などにあふれて、風船のように膨張していきます。その時の腫れが腎臓を圧迫し、片側の腰の痛みとなって現れます。

尿管結石の原因は①水分不足➁遺伝的に罹りやすい➂生活習慣病によるものです。高血圧、糖尿病、高脂血症になると、尿管結石に罹りやすいといわれています。男女比では2:1と男性に多くみられますが、生活習慣病が元になっていると考えます。

治療法は①結石が5ミリ以下なら水分をたくさん取り、排石を促進する内服薬によって、自力で体外に排石をする。➁出ない石に対して体外衝撃波で結石を破壊し、細かく砕かれて自力で排石をする。➂尿管結石に直接レーザーを当てて粉砕する。

予防法は水分摂取(一日あたり1500ml以上)や生活習慣病予防、適度な運動が大切です。

伊勢呂 哲也 院長
大宮エヴァグリーンクリニック
伊勢呂 哲也 院長
さいたま市大宮区/下町/大宮駅
●内科 ●外科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●肛門科 ●泌尿器科
  • 老人性難聴

老人性難聴は周囲も理解を。幼少期の難聴は早期の治療が肝要

聴力というのは、聴覚伝導路が空気の振動を外耳で捉えて中耳、内耳へ、脳幹から大脳皮質、側頭葉へと伝わり理解します。難聴はこの経路のどこかに異常があれば起こるものです。内耳以降の難聴に関して言うと、大きく2つあります。ひとつは老人性難聴で、これは加齢性難聴とも呼ばれます。この問題点は音声学で言うところの子音が聞こえから落ちていくことで、五十音の横の段が聞こえづらいと考えればわかりやすいです。たとえば「魚/sakana/」という言葉が「/aaa/」と聞こえてしまうんです。相手がちゃんと喋っているけれど、患者さんはそれが聞き取れず、話が通じないと思われてしまいます。老人性難聴の方がいたら、こういったふうに聞こえてしまうということを周囲も理解することが望ましいです。老人性難聴は基本的には治りませんので、補聴器を使って聴力を補う必要があります。
難聴のもうひとつは子どもに多い難聴です。これには人工内耳があります。小学校に入るまでのお子さんは急性中耳炎から滲出性中耳炎という病気に発展しやすく、これは聞こえが悪くなるのですが痛みがなく発見が遅れることが多いです。幼少期は言葉を覚える時期でもあるので、難聴は早めの治療が肝要です。放置するとその後も遷延し、癒着性中耳炎など手術が必要な病気に発展する可能性も出てきます。治療は投薬などで長期的になりますので、親御さんも理解し定期的な受診が必要になります。中耳炎は鼻の中の菌が耳管から中耳に入ることが原因ですので、風邪の予防をしっかりとし、鼻水や鼻づまりの症状が続く場合は早めに耳鼻科の受診をしましょう。

河野 淳 院長
みなみなかの たけのこ耳鼻咽喉科
河野 淳 院長
さいたま市見沼区/南中野/大宮駅
●アレルギー科 ●気管食道内科 ●気管食道外科 ●耳鼻咽喉科
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