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  • メノポハンド

手のこわばりや腫れなどは、更年期の症状である可能性が

メノポハンドとは、更年期が関係する手の症状を指します。閉経を迎えると体のホルモンバランスは大きく変化します。その影響で、手にこわばりや痛み、腫れなどの症状が見られるのがメノポハンドです。
症状を軽減する方法はいくつか挙げられます。「ホルモンの変動によるもの」と申しましたが、具体的には閉経によってエストロゲンの分泌量が減少することが大きな要因と見られています。このエストロゲンを補充することでホルモンバランスを整え、症状の改善を期待する方法がまず1つです。当院では女性ホルモンと似た働きをするエクリオールを推奨しております。また、手の筋肉や関節を柔軟に保つため、軽い運動やストレッチは効果的ですし、お風呂や湿布を使って手を温めたり、逆に冷やしたりすることでも痛みや腫れを和らげることができます。同時に骨粗しょう症を合併している場合などは、骨を強化するために、カルシウムやビタミンDが豊富な食事を心がけるのもいいでしょう。
手の不快感を感じたら、無理せず早めに対策を取ることが大切です。気になる症状が続くようでしたら、早めに医師に相談することをお勧めします。

原 正道 院長
井土ヶ谷整形外科リハビリクリニック
原 正道 院長
横浜市南区/井土ケ谷中町/井土ヶ谷駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • 月経困難症

つらい痛みは低用量ピルでコントロール可能。我慢せずに早めの受診を

月経困難症とはいわゆる「生理痛」のことです。生理痛が俗称で病気と認識されないことが多いですが、月経困難症という立派な病気です。

日本の女性は生理前後に現れる不快な症状を「仕方がないこと」と我慢しがちですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは「病気」であり、治療の対象になります。

月経困難症が疑われる場合には、まず卵巣のエコー検査をして異常がないかどうかを確認します。検査の結果、子宮筋腫や子宮内膜症に伴う月経困難症だと分かれば「器質性」、特に異常がみられない場合には「機能性」の月経困難症との診断がつきます。ほかの病気に起因する器質性の月経困難症では、手術が必要になったり、お薬を使って進行を抑える治療を行うのが一般的です。これに対して子宮の見た目には問題ない機能性の月経困難症の場合は、低用量ピルを使って不快な症状を抑えることができます。

ピルを服用する前の痛みのレベルを10とした場合、個人差はありますが服用後はおおむね1~3まで痛みのレベルが低減します。機能性の月経困難症に悩む女性が妊娠を希望されないのであれば、低用量ピルはつらい期間を上手に乗り切る有効な手段といえます。

川原 正行 院長
ルナレディースクリニック川崎駅前院
川原 正行 院長
川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅
●婦人科
  • 切迫早産

無理は禁物だが、それ以前に環境を整えることが大切

ひと昔前は「動き過ぎ」や「歩き過ぎ」が切迫早産の原因だと言われていました。もちろんその側面はあるのですが、最も大きな要因は子宮の出口である子宮頸管の炎症と考えられています。妊娠中は免疫力が一時的に低下し、感染しやすくなるため、頸管炎を引き起こすことがあります。この炎症が進行すると、羊膜まで広がり、最悪の場合、破水や早産に至るリスクが高まります。膣炎を予防するには、規則正しい生活が大切とされており、膣内の環境を整えることが必要です。
さらに歯周病も切迫早産と関連があることがわかっています。妊娠中はホルモンの変動により歯周病のリスクが高まり、歯周病による炎症が体内に広がることで、子宮収縮や羊膜に影響を与え、早産のリスクを高める可能性があります。また、口腔内には多くの細菌が存在しており、口腔衛生が全身の健康に影響を与えることが知られています。そのため、妊娠中は口腔ケアや定期的な歯科検診が特に重要です。産婦人科医も歯科医と連携して管理することが大切と考えています。無理をせずに安心して過ごせる環境を整えることが、母子ともに健康な妊娠生活を送るための第一歩です。

阿部 俊之 院長
阿部産婦人科
阿部 俊之 院長
東大和市/中央/東大和市駅
●産婦人科 ●婦人科
  • 糖尿病

どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切

血糖が正常より上昇してしまう糖尿病は適切に治療を行わない場合には、血管が固く、狭くなり、長期的には腎臓病、心臓病、脳卒中など全身の病気に進展してしまいます。このような合併症を防ぐために早期の発見、治療開始が重要になります。
糖尿病は大きく分類して1型と2型があります。一般的に多くみられる糖尿病は2型糖尿病となります。2型糖尿病は過食や運動不足といった生活習慣によって血糖が上昇して発症することが多いですが、実は発症しやすい体質も大きくかかわっています。生活習慣を改善させようと努力されていてもなかなか改善しない場合には、こうした患者さん個人の体質にも配慮した治療が必要であると考えています。幸いにも現在までに多くの種類の糖尿病治療薬が使用できるようになりましたので、患者さんの生活習慣や体質に寄り添った治療がしやすくなっています。
1型糖尿病は自己免疫といって、自身の体の中で自身の膵臓がダメージを受けて、膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるホルモンが少なくなって発症します。患者さんの数は2型糖尿病の患者さんに比べてかなり少ないです。現時点でインスリンは飲み薬として体内に補完できませんので、1日に数回インスリンを注射することが必要となります。ただ注射の仕方は進歩しており、インスリンポンプという小型機器を用いてインスリンを持続的に皮下に注入する方法や、さらに近年では血糖値をリアルタイムでモニターしながら投与するインスリン量を調整できるインスリンポンプも登場しています。
繰り返しになりますが、どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切です。血糖値が気になる方は、はやめに医療機関に受診されることをお勧めします。

永島 秀一 院長
永島メディカルクリニック
永島 秀一 院長
さいたま市見沼区/南中野/大宮駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●健診・検診
  • 水頭症

認知症、歩行障害、尿失禁の3つ症状が同時に見られたら医療機関の受診を

水頭症というと子どもの病気、というイメージがあるかもしれませんが、正常圧水頭症はご高齢の方に多い疾患であり、症状としては認知症、歩行障害、尿失禁(排尿障害)が同時に発症するのが特徴です。脳は髄液に浮かんでいる形ですが、高齢化等によって髄液の吸収が悪くなり、例えば100出たものが99しか吸収されないようになると、1ずつ髄液が溜まっていき、脳がパンパンになってしまうことで先に挙げた症状が起こってしまうのです。
治療の流れとしては、まず頭部画像検査(CTもしくはMRI)を行い、水頭症の疑いがあれば腰椎穿刺と言い、腰から水を抜く処置が行われます。腰椎は頭とつながっていますから、そこから水を抜いて症状に改善が見られれば水頭症である可能性が非常に高い、ということになってくるのです。水頭症であることが強く疑われる場合(Probable NPH)は、シャント手術という治療が行われます。シャントとはバイパスのようなもので、違うルートから水の逃げ道を作り、余分な髄液を絶えず流すことで症状の改善を図っていくのです。
手術で治すことができる認知症として脳外科医として見逃してはならない病態です。しかしながら先に挙げた3つの症状は、「年のせい」と判断されるケースが少なくありません。歩行障害や認知症、尿失禁が3つ同時に起こることは他の疾患ではあまり見られないことですので、この3つの症状が進行性にみられた場合、一度画像診断が可能な医療機関を受診いただくことをお勧めいたします。

大宮 謙一 院長
東京ツナクリニック
大宮 謙一 院長
江東区/住吉/住吉駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経外科 ●脳神経内科 ●外科 ●循環器内科 ●精神科
  • 眼瞼下垂症

将来的なリスクを回避するために目をこすり過ぎない対策を

眼瞼下垂は主に加齢によってまぶたを引き上げる筋肉が弱まったり、筋肉がまぶたの淵から剥がれてしまったりしている状態をいいます。高齢の方に多くみられる特徴があるものの、アトピーや花粉症などがあって目を強くこすったり、アイメイクやまつげエクステなどをしていたり、厚みのあるコンタクトレンズを装用している場合などもまぶたの負担が大きくなり、若いから発症しないとは限りません。

眼瞼下垂ではまぶたの筋肉のはたらきが低下することにより、目が開けにくくなったり、視野が狭くなったり、無理に目を開けようとして額のシワが増えたりします。また、上のほうを見るとき顎を突き出すように無理な体勢を取ることで、頭痛や肩こりを生じることもあります。

眼瞼下垂を治療する方法は現在のところ手術しかありませんが、術後はQOL(生活の質)が大幅に改善されることが報告されています。一方で、眼瞼下垂の原因は加齢によるものが大半を占め、明確な予防法はありません。ただし、若い世代の方については花粉症などアレルギーの治療を行うこと、アイメイクを落とすときは優しく洗い流すなどの工夫をすることで一定の予防効果が得られるでしょう。目の周りの皮膚は特に薄いとされますから、こすり過ぎないことが大事です。

佐藤 英明 院長
CLINICA BellaForma(クリニカベラフォーマ)
佐藤 英明 院長
港区/赤坂/溜池山王駅
●形成外科 ●美容外科 ●美容皮膚科 ●皮膚科
  • 腰椎圧迫骨折

高齢者や女性に多い骨折で多くは骨粗しょう症が原因

『腰椎圧迫骨折』は高齢者や女性に多い背骨の骨折で、主に『骨粗しょう症』が原因となります。いちばん起こりやすい場所は胸腰椎移行部といって、胸椎の下部から腰椎の上部にかけての背骨の中でも一番負担がかかりやすい部分です。『骨粗しょう症』が進行する70歳くらいから徐々に増加して、80歳くらいの人がいちばん多い疾患になります。

脆弱(ぜいじゃく)性骨折といって、普通では骨折することがない軽い尻もちや重い荷物を持ったりすることでひどい腰痛を起こして受傷される方が多いです。場合によっては、何も覚えがないけれど、背骨の椎体が潰れてきて腰が曲がってしまう人もいます。

治療は基本的には保存治療といって痛みをコントロールして安静を保つことで骨が自然に固まるのを待ちます。しっかりしたコルセットをすることで腰が曲がってしまうのを防ぎます。大体、骨がくっついて痛みがとれてくるのは1ヶ月〜1ヶ月半くらい。コルセットをつける期間は、大体3ヶ月くらいかかることが多いですね。骨折の程度がひどい場合には手術が必要になることもあります。

予防としては骨粗しょう症を早いうちに診断して、治療を開始することが重要です。「DEXA法」という正確に骨密度を調べる検査を行って一定の値よりも低いようであれば、薬物治療を開始します。骨粗鬆症の程度、年齢、骨折の既往の有無等を検討して適切な治療薬を選択することが重要です。骨密度が低下しないように適度な運動・バランスの取れた食生活・適度な日光浴をすることも大事です。それから『転倒の予防』ですね。下肢筋力をつけて、しっかり歩行ができ、転ばないように足腰の筋力をしっかり保って、バランス能力を保つことが大事です。最近では地域の自治体などで、転倒予防教室を実施しているところもあります。

腰塚 周平 院長
下高井戸整形外科
腰塚 周平 院長
世田谷区/赤堤/下高井戸駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • アトピー性皮膚炎

一見治っているように見えても、再発をしやすい病気。日常的に身体的・精神的に正しいケアが大事。

アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激やアレルゲンに過敏に反応し、痒み・赤み・腫れ・乾燥・湿疹を起こしやすくなることです。この病気は、アトピー素因という、遺伝的な要素が関与していると考えられており、赤ちゃんの頃に発症するケースもあれば、成人して発症するケースもあります。また、環境汚染や免疫系の異常も関与している可能性があり、乾燥した季節やアレルゲンに接触した場合など、特定のトリガーが引き金となってしまう場合もあります。治療法としては、いくつか方法がありますが、一般的なのは塗り薬や飲み薬で、保湿剤や抗ヒスタミン薬・ステロイド軟膏などを処方し、その人に合った治療法を模索していきます。予防策としては、子どものうちから正しいスキンケアや、乾燥を防ぐために適切な保湿を心がけることが重要です。また、ストレス管理や健康的な生活習慣を守ることも役立ちます。アトピー性皮膚炎は再発をしやすい病気のため、医師の指導の下で適切に管理し、周囲の人々に対しても理解とサポートを求めることで、上手に付き合っていけるようにしましょう。

渡辺 雪彦 院長
横浜金沢文庫皮膚科クリニック
渡辺 雪彦 院長
横浜市金沢区/泥亀/金沢文庫駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
  • 糖尿病性網膜症

糖尿病の高血糖によって引き起こされる合併症。大切な目を守るために内科と眼科の定期健診を。

糖尿病性網膜症は、糖尿病患者の長期にわたる高血糖値によって引き起こされる合併症で、小さな血管である網膜が損傷し視力に障害をもたらす病気です。原因は糖尿病による長期的な高血糖・糖尿病性網膜症を促進しやすい高血圧・遺伝的要因などが考えられています。治療法としましては、網膜の浮腫や炎症を抑える網膜レーザー治療や、抗血管内皮増殖因子(抗VEGF)という網膜内に薬物を注射し進行を遅らせる処置をします。予防法としましては、すでに糖尿病を患っているのであれば、医師による血糖値の管理や薬物療法で経過を観察し、高血圧が併発しないよう食事療法を行っていく必要があります。糖尿病を患っていないのであれば、暴飲暴食や肥満になりやすい食事は控えましょう。いずれにせよ、バランスのとれた食事・適度な運動・ストレスフリーな生活環境を心がけ、それらを継続的に実践していくことが基本となります。眼科医として常々思うことは、どの患者さんも内科に関してはよく気をつけていらっしゃるのですが、眼科はまさに盲点だなということ。糖尿病性網膜症に限ったことではありませんが、早期の発見はその後の進行具合を左右しますので、内科のみならず眼科でも定期的な健診を強くおすすめします。

磯前 貴子 院長
おおたけ眼科 近視のクリニック
磯前 貴子 院長
世田谷区/奥沢/自由が丘駅
●眼科 ●小児眼科
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