年齢に関係なく気になったら1度検査を
症状としては、血便や便秘、あるいは便が細くなるというものがあります。腸は筒のような形状をしていますが、大腸に腫瘍ができると、筒の中が盛り上がってきますので、それで通り道が狭くなってしまいます。便が細くなるのはそのためで、大腸がんの主要な症状の1つです。便が細くなれば出づらくなりますから、当然、便秘状態にもなります。また、通り道がいよいよ狭くなってくると、固いものが出てきづらくなりますので、やわらかい、水様便となるケースもあります。
大腸がんは4、50代以降の病気という認識をお持ちの方が少なくないかもしれません。ですが、2、30代でも起こりうる疾患です。この年齢で血便がありますと、潰瘍性大腸炎などの可能性もありますので、そちらも考慮する必要があります。年齢が上がれば大腸がんの確率が上がることは間違いないことですが、症状があれば、年齢に関係なく1度検査を受けられることをお勧めします。
- 横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック
- 久行 友和 院長
- 横浜市西区/南幸/横浜駅
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