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  • 低ナトリウム血症

見落とされやすい低ナトリウム血症は、採血で発見することが重要

低ナトリウム血症とは、血液中のイオンのバランスが乱れている病気で、特にナトリウムの濃度がとても低い状態になっています。ナトリウムは、体にとって主要な電解質であり、バランスが崩れると多種多様な症状をきたします。その症状には、頭痛やふらつき、筋肉のひきつり、痙攣発作が見られます。
低ナトリウム血症の原因は、排泄過多による影響が多いと考えられています。高血圧の薬や心不全の薬、利尿剤などの薬剤製によるもの、腎臓の機能障害によるもの、1日10L以上の大量飲水などが挙げられます。
採血によって発見はできますが、診察をしただけでは低ナトリウム血症の発見は難しく、見落とされることが多い病気の一つになっています。また、ゆっくりと進行している場合は、無症状で気付きにくいことが特徴的です。ただし、定期的に採血をしていることで、早期に発見できます。一方、急に発症した低ナトリウム血症では、すぐに診断がつきにくいでしょう。体のだるさや不調を訴えても採血をしなければ、低ナトリウム血症と気付きにくいものです。原因の特定は複雑であり、患者さんの服薬状況や採血した結果から判断していきます。よって、低ナトリウム血症を見落とすことなく発見するためには、この病気を疑って採血をすることが大切です。

後藤 泰二郎 院長
稲城平尾よりそうファミリー内科クリニック
後藤 泰二郎 院長
稲城市/平尾/栗平駅
●内科 ●小児科 ●皮膚科
  • 熱性けいれん

5分以上続くけいれんは、緊急の対処が必要

発熱時に起こるけいれんのほとんどは「熱性けいれん」と呼ばれるものです。

熱性けいれんには単純型と複雑型があります。単純型の場合、5分以内にけいれんはおさまり、命に関わることも後遺症が残ることもなく、落ち着いてから医療機関を受診されるとよいでしょう。複雑型の場合、15分以上けいれんが続き、⼊院や検査が必要になることがあります。

5分以上けいれんが続く場合は、複雑型の可能性を考慮しなければなりません。例えばですが、おうちで5分経っているとして、そこから病院に⾏き、診察を受ける頃にもまだけいれんが続いていてるとしたら、⼊院が必要になることも⼗分考えられます。これらのことから、けいれんが5分以上続く場合には、早急に医療機関を受診するようにしていただきたいです。

また、熱性けいれんは複雑型であっても命に関わることは基本的にない病気ですが、けいれんの最中は意識がなくなってしまうので、それに伴う事故のほうがけいれんそのものよりも危険です。転倒による怪我や、お風呂やプールでけいれんを起こして溺れてしまう場合などです。けいれんを起こしてしまった場合には、まず安全の確保を第⼀に対応していただきたいです。
熱性けいれんは、有病率でいえば、3〜9%ほどあり、決してまれな病気というわけではありません。ただし年齢が上がるにつれて起こりにくくなり、8歳くらいになるとほとんど⾒られなくなります。

青木 剛志 院長
あおきこどもクリニック
青木 剛志 院長
千葉市稲毛区/園生町/穴川駅
●小児科
  • 大腸ポリープ

死因上位の大腸がんは大腸ポリープから。早期発見と切除でリスク減

大腸ポリープとは大腸の粘膜にイボのように隆起した組織のことです。大腸がんは日本人の死因の上位に挙がるもので、ほとんどの場合で大腸ポリープががんへと発展したことが原因です。大腸ポリープは腫瘍性と非腫瘍性に分けられ、数ミリ程度のものから、大きければ3センチ程度のものまで大きさも様々です。腫瘍性のポリープに良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性は大腸がんへと発展し得るものです。良性であったとしても多くは線種と呼ばれる腫瘍で、経年により肥大化し悪性に転じることがあります。良性の線種の状態、つまり小さいうちに摘出すればリスクも低く摘出できますよ。手術後の制限も比較的それほど厳しくはありませんし、治りも早く転移など他の心配もありません。便潜血検査で陽性、要精密検査となった場合はできるだけ早く大腸内視鏡を受け、処置をしたほうがいいです。しかし大腸ポリープは出血していなければ便潜血検査でも見つからないことも多く、大腸内視鏡検査で初めてポリープが見つかるという例も少なくはありません。なので40歳を過ぎたら、一度は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めしています。

西村 大 院長
にしむら内科クリニック
西村 大 院長
さいたま市桜区/西堀/中浦和駅
●内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●小児科
  • うつ病

『うつ病』は誰でもなる可能性のある心の病気

現代の『うつ病』は、職場、家庭、介護、地域などによるストレス、人間関係や業務に関連しています。みなさん口をそろえて「自分がうつ病になるとは思わなかった」「原因も思い当たらない」と言います。それくらい、誰でも心の病気になる可能性のある時代です。いつもより仕事量が多かったり難しかったり、一人でがんばり過ぎたりしていないかうかがうと、そうかもしれないと言われ、内心病気になったことをとても悔しがられます。そういった方々の悔しい気持ちも汲み取りつつ、お薬を飲んで休養すれば良くなりますよ、と伝えています。また、職場や家庭にも状況を説明する必要があります。必ず職場へ戻ることができるとお話して、本人が休むことで減給したり失職したりすることがないようお話します。部署移動が必要な場合は会社の対応に委ねます。患者さんには薬が効いて楽になると説得して、2〜3週間で回復が可能になります。大体は1年かけて治療すればお薬が不要になる段階まで回復し、あるいは2~3年かかって休職や病休を繰り返して病気が長引いた方でも、じっくり話を聞いてお薬を調整していけば、限定的ではありますが、職場復帰する方もおられます。復帰も困難なのではないか、と思うような患者さんがみるみる変わって回復されていく様子に、家庭や職場の見る目も変わっていき、私もやり甲斐を感じています。初回エピソードであれば、うつ病は1年くらいかけて向き合っていけば再発することもないので、あきらめないで治療していただければと思います。

渡邉 良弘 院長
多摩やすらぎクリニック
渡邉 良弘 院長
多摩市/落合/多摩センター駅
●精神科 ●心療内科
  • 急性大動脈解離

『急性大動脈解離』は季節性の病気、9月から春前まで急増

『急性大動脈解離』はある日、突然劇的な症状で激烈な痛みと共に発症する病気で、死にそうな状態で救急車に搬送されます。手術自体も動脈が裂けてしまっているので、本当に出血が止められるかどうか医師の技術と経験全てを求められるような疾患です。尚且つチームとして機能していないとなかなか救えない病気です。原因は動脈硬化によるもので高齢になればなるほど高まり、生活習慣からくる病気でもあります。最終的には手術をしますが、急性大動脈解離には手術をしない別のタイプもあり、そこの診断というのも慣れていないと難しいものです。急性大動脈解離は季節性の病気でもあって、特に今の時期(9月)から春ちょっと手前までとても多く、毎週のように手術していることも珍しくありません。ただ一般の医師の先生がお目にかからないような病気でもあるため、CT画像を見ても緊急で手術が必要なのかどうか慣れていないと判断が難しいものです。ですから、もし何か違和感があったら大きな病院や専門医に診てもらうことが大切です。予防法は生活習慣病をしっかりとコントロールすること。寒暖の差で血圧が急に上昇すると急性大動脈解離を発症させるため、おうちの中でも寒暖の差が起こりやすいところ(トイレ、脱衣所、お風呂など)に注意しましょう。またお通じも便秘でいきんで出さずに済むようにします。リスクのある方は急に裸になって熱いお湯に入るのではなく、あらかじめ脱衣所を温めておく、シャワーを出して室内の温度を上げておくなど対策が必要です。夜中のトイレも危険なので、布団の側に何か羽織るものを準備しましょう。

吉武 勇 院長
ゆずな内科在宅クリニック
吉武 勇 院長
草加市/高砂/草加駅
●内科 ●循環器内科 ●皮膚科 ●外科 ●精神科 ●訪問診療
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

大腸がんは早期に発見できれば限りなく100%に近い率で治すことが可能

大腸がんは女性のがん死亡数で最も多くなっており、罹患率は男女ともにすべてのがんの中で最も多くなっています。一方、あらゆるがんの中で、唯一クリニックにおいて治療が可能ながんが大腸がんです。他の部位のがんであれば入院治療が必要なものが、大腸がんは早期に発見できればその場で内視鏡で取り除くことができます。早くに見つかりさえすれば、限りなく100%に近い率で治る病気と言っていいでしょう。
大腸がんの発症の経路は大きく4つあります。1つが、ポリープ(腺腫、SSAPも含みます。)からがんにいたるケース。次に、ポリープ(前駆病変)を介さず、突然がんができてしまうタイプもあります(de novo癌)。また、Colitic cancer と言いますが、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患に因るものもあり、さらに遺伝的にがんになりやすい方もいらっしゃいます。このうち、ポリープから癌化につながるケースが大多数でありますので、リスクのあるポリープを早期に取り除くことでがんになるリスクを限りなく少なくすることが可能になります。
大腸がんは生活習慣に深く関係していると言われています。お酒やタバコ、ベーコンやウインナーなどの加工肉や赤身の肉の摂取。さらに運動不足や野菜不足、加えて肥満もリスク因子となります。裏を返せば、それらを気をつけることが予防につながるということであり、頭の片隅に入れていただければ幸いに思います。最後に、血便などの症状があれば、早めに検査を受けられることをお勧めします。

立之 英明 院長
りつの内視鏡クリニック
立之 英明 院長
相模原市緑区/橋本/橋本駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科
  • 睡眠時無呼吸症候群

突然死や自動車事故の原因にもなる「睡眠時無呼吸症候群」痩せている人も要注意

「睡眠時無呼吸症候群」は骨格や肥満、耳鼻科的な疾患が原因で起こります。
1時間に20回以上呼吸が止まる状態が目安になりますが、突然死の原因にもなる怖い症状です。
呼吸器だけでなく循環器や血圧にも影響がでることがあるため、発症している場合は早期に治療することが望ましいですね。

睡眠時無呼吸症候群の場合、夜間の眠りが浅くなるため日中に眠気を感じて自動車運転時の事故率が高くなります。事故を起こしてしまうとご本人だけの問題ではなくなりますので、特に運転する方は注意しなければなりません。

自覚症状としては「朝なのに眠い」「いびきがひどい」などでしょうか。一般的には肥満型の男性に多いのですが、顎が小さい方の場合は痩せている方にも起こります。治療は睡眠時の呼吸に圧をかけるような機器の装着や、マウスピースのようなものを装着するなどの方法があります。

診察時に血液検査の結果や顔の骨格を拝見してこちらから検査をおすすめすることもありますが、自覚症状がある方はぜひ一度検査をされることをおすすめします。


野呂 林太郎 副院長
とがさきクリニック
野呂 林太郎 副院長
三郷市/戸ケ崎/八潮駅
●耳鼻咽喉科 ●呼吸器内科
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