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  • 夜尿症

治療を併用しながら、お子さんが成功し自信を持つことが大切

夜尿症とは5歳を過ぎても1か月に1回以上の頻度で夜間のおねしょが3か月以上続くものと定義づけられています。6歳以上で夜におしっこを漏らしてしまう子は夜尿症の治療対象になっています。原因としては大きく3つ。抗利尿ホルモンが弱くなり尿が作られる量が多い、膀胱が小さく貯めておけない、括約筋が弱く排出を調整できない、というところです。治療法としては、まず生活指導で、夜の水分をとりすぎていないか、塩分の量などを聞いて改善を促します。それが難しければ、抗利尿ホルモンを使う、膀胱を締めるような薬を処方します。薬物療法でも反応が鈍ければ、アラーム療法という手段もあります。寝ていておむつが濡れるとセンサーが鳴り、お子さんの目が覚めるんです。つまり、トイレに行きたくなったら目が覚めるというのを体に覚えさせるやり方です。ただこれは賛否の別れるところでもあります。一番大切なことは、治療を併用しながらお子さんの成功体験を積み重ねていき、お子さんが自信を持つことで治るのを待つという感じになります。

若林 大樹 院長
Sunnyキッズクリニック
若林 大樹 院長
川口市/戸塚南/戸塚安行駅
●小児科 ●アレルギー科
  • 男性更年期障害

男性更年期は早期の診断と適切な治療によって、生活の質を向上させることが可能

男性更年期は、40歳以降に男性ホルモンである「テストステロン」の低下が原因で現れる症状であり、発症年齢や症状には幅があります。主な症状は、身体的なもの、精神的なもの、そして性機能の低下の3つに分類されます。身体的な症状には、疲れやすさ、倦怠感、筋力の低下、頭痛などが挙げられます。精神的な症状としては、意欲の低下や働く気力の減少、鬱のような状態、集中力の低下が見られることがあります。そして性機能の症状には、ED(勃起不全)、性欲の低下、朝の勃起が減るなどがあります。診断のためには、採血によって血中テストステロンの測定を行うのが一般的です。

治療は、テストステロンを補充する方法が中心です。海外では飲み薬、塗り薬、注射などの選択肢がありますが、日本では肩への筋肉注射が主流となっています。通常、1カ月に1回、多い場合には2週間に1回注射を行いながら、患者さんの症状に応じて治療を調整していきます。また、予防としては、テストステロンを増やす生活習慣を取り入れることが重要です。筋力アップのための運動はテストステロンの増加につながり、その結果やる気が湧き、さらに運動を続けるという良い循環が生まれます。栄養面でもたんぱく質や亜鉛、ビタミンの摂取を意識し、十分な睡眠を取ることも大切です。

男性更年期の症状に心当たりがある方は、ぜひ泌尿器科での受診をご検討ください。早期の診断と適切な治療によって、生活の質を向上させることが可能です。

橘 秀和 院長
麻布十番たちばな泌尿器科・皮膚科クリニック
橘 秀和 院長
港区/麻布十番/麻布十番駅
●泌尿器科 ●皮膚科
  • 老人性難聴

老人性難聴は周囲も理解を。幼少期の難聴は早期の治療が肝要

聴力というのは、聴覚伝導路が空気の振動を外耳で捉えて中耳、内耳へ、脳幹から大脳皮質、側頭葉へと伝わり理解します。難聴はこの経路のどこかに異常があれば起こるものです。内耳以降の難聴に関して言うと、大きく2つあります。ひとつは老人性難聴で、これは加齢性難聴とも呼ばれます。この問題点は音声学で言うところの子音が聞こえから落ちていくことで、五十音の横の段が聞こえづらいと考えればわかりやすいです。たとえば「魚/sakana/」という言葉が「/aaa/」と聞こえてしまうんです。相手がちゃんと喋っているけれど、患者さんはそれが聞き取れず、話が通じないと思われてしまいます。老人性難聴の方がいたら、こういったふうに聞こえてしまうということを周囲も理解することが望ましいです。老人性難聴は基本的には治りませんので、補聴器を使って聴力を補う必要があります。
難聴のもうひとつは子どもに多い難聴です。これには人工内耳があります。小学校に入るまでのお子さんは急性中耳炎から滲出性中耳炎という病気に発展しやすく、これは聞こえが悪くなるのですが痛みがなく発見が遅れることが多いです。幼少期は言葉を覚える時期でもあるので、難聴は早めの治療が肝要です。放置するとその後も遷延し、癒着性中耳炎など手術が必要な病気に発展する可能性も出てきます。治療は投薬などで長期的になりますので、親御さんも理解し定期的な受診が必要になります。中耳炎は鼻の中の菌が耳管から中耳に入ることが原因ですので、風邪の予防をしっかりとし、鼻水や鼻づまりの症状が続く場合は早めに耳鼻科の受診をしましょう。

河野 淳 院長
みなみなかの たけのこ耳鼻咽喉科
河野 淳 院長
さいたま市見沼区/南中野/大宮駅
●アレルギー科 ●気管食道内科 ●気管食道外科 ●耳鼻咽喉科
  • 関節リウマチ

現在は寛解が目指せる病気。早期診断、早期治療が重要ですので、気になる症状があればすぐに受診を。

関節リウマチは、関節に炎症が起きることで、関節の腫れや痛み、朝のこわばりなどの症状をきたし、関節の変形、動かしづらさを生じる病気です。自己免疫疾患の一つで、本来病原体を排除するための免疫系が、誤って自分自身の関節組織を攻撃してしまうことで関節炎が起こります。特に40〜60代の女性に発症することの多い病気ですが、それ以外の年齢や男性でも発症することがあります。遺伝的要因、外的要因が重なって発症に至ります。外的要因として、歯周病や喫煙の関与が証明されています。関節の炎症が長引くと、関節に変形をきたし、関節が動かしづらくなるなどの機能障害を生じてしまいます。一度変形が生じると、治療によって元に戻すことはできなくなりますので、その前に治療を開始する必要があります。そのためには、早期に関節リウマチと診断することが必要です。また、発症後早期は治療が比較的効きやすく、治療を開始すべき重要な時期とされています。したがって、関節リウマチは早期診断、早期治療が非常に重要です。それにより、より良い状態を目指すことができるようになります。治療は、疾患修飾性抗リウマチ薬という種類のくすりを用いて行います。これにより、痛みをとるだけではなく、病気自体を良くしていきます。その中には生物学的製剤という注射薬やJAK阻害薬という内服薬が含まれ、これらを適切に使うことで従来よりも圧倒的に多くの患者さんにおいて寛解(症状がなく、病気が完全に良くなった状態)を達成することができるようになりました。早期診断、早期治療のため、気になる症状があればリウマチ専門医へご相談ください。

髙橋 広行先生
フォレスト内科リウマチ科クリニック
髙橋 広行先生
大田区/大森中/梅屋敷駅
●内科 ●リウマチ科
  • 心不全

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長
ごうファミリークリニック鎌倉大船
青野 豪 院長
鎌倉市/城廻/大船駅
●内科 ●循環器内科 ●心療内科 ●訪問診療
  • 関節リウマチ

指の変形などを避けるため、何よりも早期発見・早期治療が大切

関節リウマチはさまざまな要因が重なりあって発症すると考えられています。特定の遺伝子を持つ人、喫煙習慣や歯周病のある人がかかりやすいことが分かっているほか、けがやストレスなどをきっかけに発症するケースも報告されています。つまり、もともと関節リウマチになりやすい体質の人が、何らかの外的要因によって発症すると考えてよいでしょう。

関節リウマチの症状が出やすい部位としては、手・足指の付け根と手首が挙げられます。この3つの部位に痛みがあり、さらに患部の腫れがみられる場合には関節リウマチが強く疑われます。また関節リウマチでは複数の部位に症状が出ることも特徴で、「左右の手首が痛む」「手首に加えて手の指の付け根も痛い」といった場合は関節リウマチである可能性が高いと言ってよいでしょう。

関節リウマチと診断がついた場合はまず「メトトレキサート」という飲み薬で治療を開始することが一般的です。少ない量から始めて症状をみながら必要があれば増量することで、約6割の患者さんが改善するといわれています。一方で飲み薬では症状の改善がみられない患者さんについては生物学的製剤(注射)を投与することになります。

関節リウマチは喫煙習慣や日々のストレスがきっかけで発症することがあるものの、生活習慣を見直したからといって必ずしも予防できるものではありません。何よりも大切になるのは早期発見・早期治療ですから、少しでも気になる症状があれば関節リウマチの専門家にご相談いただくとよいでしょう。

佐藤 理仁 院長
さとう埼玉リウマチクリニック大宮院
佐藤 理仁 院長
さいたま市大宮区/桜木町/大宮駅
●リウマチ科
  • 閉塞性動脈硬化症

生活習慣病に起因し、複数の疾患で重症化リスクが高まる

動脈硬化は、糖尿病、高血圧、脂質異常などにより血管が長期的にダメージを受けることで血管の壁に傷がつく事から始まります。進行すると、プラークと呼ばれるコレステロールの局所への蓄積である動脈硬化巣が徐々に肥大化し、血管内部が狭くなったり破裂して血の塊ができて閉塞してしまう病態です。閉塞が心臓の冠動脈に起これば心筋梗塞、脳の血管に起これば脳梗塞になります。動脈硬化の原因は加齢だけではなく、リスク因子である糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病が挙げられ、特に内臓脂肪の過剰蓄積である腹部肥満が大きく影響します。ただ、肥満でない人の中にも内臓脂肪が溜まっている場合(かくれ肥満)もあるので注意が必要です。メタボリック・シンドローム(俗に言う“メタボ”)として知られるようになりましたが、マルチプルリスクファクター症候群とも呼ばれ、各々のリスク因子は軽度であっても同じ人に複数存在すると動脈硬化性疾患のリスクが高まってしまう病態です。治療は糖尿病、高血圧、脂質異常症の個々の治療の前に肥満のある人であれば肥満を是正する、つまり生活習慣を改善する食事療法や運動療法にも取り組むことが重要です。残念ながら現在の医学では、この薬だけ飲めば全て解決できるといった魔法の治療方法はありません。従って、動脈硬化を予防するためにも、日頃から食生活に気を配り適度な運動を心がけ、生活習慣を整えつつ肥満を防止することが肝要です。

岡本 芳久 院長
溝の口おかもと糖尿病内科
岡本 芳久 院長
川崎市高津区/溝口/溝の口駅
●内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●老年内科
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