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  • 機能性ディスペプシア

自律神経の乱れが胃腸の不調につながることも。ストレスはため込まず上手に発散してほしい

機能性ディスペプシアとは胃腸まわりの症状がありながら、血液検査や画像検査の結果に異常がみられない状態のことをいいます。胃の不快感やお腹の膨満感(ぼうまんかん)などが半年以上続いて日常生活に支障が出ている場合に機能性ディスペプシアとの診断がつき、治療の対象となります。

機能性ディスペプシアは何らかの要因で胃腸の調整機能が乱れることで発症するといわれ、中でもストレスによって自律神経のバランスが崩れることが大きな要因になっていると考えられています。交感神経と副交感神経からなる自律神経は、両者がうまくバランスを取りながら体の機能を調整しています。このバランスが崩れて胃腸に症状が現れると、「胃がムカムカする」「頻繁にゲップが出る」などの不快感を自覚するようになるのです。

悪くなったところを切って・縫って治す治療とは異なり、機能性ディスペプシアは症状をコントロールしながら長期的な視点で治療を続ける必要があります。「この薬を飲めばすぐによくなる」といった特効薬がないため、病気と上手に付き合っていくような気持ちで治療に取り組んでいただくとよいでしょう。最近のコロナ禍では精神的な不調を訴える方が増えるにしたがって、機能性ディスペプシアを発症する方も増加傾向にあるようです。「ストレスをためない」というのは少々難しいことかもしれませんが、できるだけ「ストレスをため過ぎない」ように、心身ともにリフレッシュする時間を取っていただきたいですね。

大西 雅彦 院長
おおにし内科クリニック
大西 雅彦 院長
府中市/寿町/府中駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • 内痔核[いぼ痔]

早期であれば手術不要。肛門の専門医によく相談を

内痔核は直腸内にできる痔核のひとつで、自覚症状としては出血、痛み、痔核が肛門外へ出てしまう脱出があります。出血や痛みは軟膏の塗布で治療できますが、脱出の症状が出てしまうと注射や手術などの外科処置になります。内痔核を切除する処置のほか、ジオン注射といって、従来は手術でしか治療ができなかった痔を注射で治すことが可能です。日帰りで対応できますし、外科手術のような切開に伴う痛みもありません。内痔核は早期に治療介入すれば手術をしなくても十分に治るものですので、なにかしらの自覚症状がある場合は、なるべく肛門の専門医がいる医療機関を受診し、よく相談してみてください。また、内痔核は便秘で力を入れ過ぎてしまう、ずっと座りっぱなしでいるなどの生活習慣に起因しますので、下剤の服用やこまめな水分補給で便を柔らかくする、座りっぱなしにならないように適度な運動をするなど、生活習慣の改善をすることが予防に奏功します。

近藤 崇之 院長
川崎駅前大腸と胃の消化器内視鏡・肛門外科クリニック
近藤 崇之 院長
川崎市川崎区/砂子/川崎駅
●内視鏡内科 ●肛門科 ●内科 ●消化器内科 ●肛門外科 ●内視鏡外科 ●健診・検診
  • 洞不全症候群

めまいやふらつき、疲れやすいなどの症状がある場合は循環器の疾患の可能性が隠れていることも

洞不全症候群とは、心臓の刺激伝導系である洞結節に異常が生じ、心拍数が低下したり不整脈を起こしたりする病気です。
症状としては、めまいや、ふらつき、疲労感などがあり、気を失うこともある病気です。
原因は主に加齢による洞結節の変性ですが、心筋梗塞や心筋症、心筋炎、サルコイドーシスなどの変性疾患の合併症、薬の副作用があります。しかし、明らかな原因が不明なことも多い病気です。
診断は、心電図で徐脈や頻脈の有無を確認し、24時間の心電図を記録するHolter心電図を行います。さらに長時間の心電図を記録するため植込み型心電計を留置する場合や、心臓カテーテル検査による電気生理検査を行うこともあります。
治療は薬物療法では有効ではない場合が多く、ペースメーカー移植を行うことがあります。
めまいやふらつき等、疲れやすいなどの症状がある場合は洞不全症候群が隠れている場合もありますので早めの精査、受診をお勧めします。

石田 一世 院長
すみだメディカルケアクリニック
石田 一世 院長
墨田区/東向島/東向島駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • 大腸ポリープ

内視鏡手術で切除。早期発見のために定期的な検査を

大腸ポリープとは大腸にできる腫瘍です。多くが腺腫という種類のポリープです。腺腫は良性腫瘍ですが、悪性に転じる可能性も持っており、大腸がんに発展する恐れがあります。腺腫は内視鏡で切除することで発がんのリスクをかなり抑えることができます。この大腸ポリープは遺伝子による細胞の異変に起因しており、予防するには適度な運動をするなど生活習慣を整えることが大切です。日本の食事も欧米化していますが、加工肉や赤身肉も一定以上食べると大腸癌になりやすくなります。肥満、アルコールや煙草なども大きく影響しますので、これらを控えることが予防になります。大腸ポリープの治療法もいくつかありますが、内視鏡での切除が有効です。リング状のワイヤーで切除するポリペクトミーのほか、EMRといって粘膜下に液体を注入して焼き切る方法、ESDといって専用の電気メスで少しずつ剥離させていく方法あります。明らかに大きな大腸がんは外科手術が必要になりますので、大腸ポリープは早期の段階で切除する、その早期発見のために大腸カメラによる内視鏡検査を定期的に受けることが大切です。

徳山 信行 院長
中野駅前とくやま大腸と胃の内視鏡クリニック
徳山 信行 院長
中野区/中野/中野駅
●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●肛門科 ●健診・検診
  • ギラン・バレー症候群

手足のしびれを感じたら、早めに医療機関を受診してほしい

ギランバレー症候群は、本来は外敵から自分の体を守る自己免疫システムの異常によって、脳からの電気信号を筋肉に伝える運動神経(末梢神経)に障害を及ぼす病気です。はじめは手足にしびれが生じ、徐々に全身へと麻痺が広がっていくことが一般的です。

原因の一つとされているのが、カンピロバクターなどの細菌に感染して食中毒を起こすことです。体内に侵入した細菌を排除しようとして作られる「抗体」が誤って末梢神経に作用してしまい、ギランバレー症候群を引き起こすのだと考えられています。

ギランバレー症候群の治療には、血液中の成分(血漿)を正常なものに置き換える「血漿交換療法」のほかに、誤ったはたらきをする免疫を血液中から取り除く「免疫吸着療法」などがあります。また、正常な抗体と同様のはたらきをする「免疫グロブリン」を大量に投与(点滴)することにより、免疫反応を抑えて症状を軽減させる治療法が選択されることもあります。ギランバレー症候群には明確な予防法がないため、少しでも体の異変を感じたら早期に医療機関を受診することをおすすめします。

平田 郁雄 院長
すわのもりクリニック
平田 郁雄 院長
新宿区/高田馬場/高田馬場駅
●内科 ●呼吸器内科 ●脳神経内科 ●アレルギー科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • アルコール依存症

『アルコール依存症』かどうかの判断基準とは?

アルコール依存症の原因は、アルコール過剰摂取によるものと一般的には考えられております。医学的には概ね間違ってはおりません。大量の酒をあおって大暴れするといったイメージがあり、日本の文化として「酒は呑んでも呑まれるな」という言葉もあります。しかし、アルコール依存症とは薬物依存という恐ろしい病気であり、専門的には診断基準が存在し「酒を飲んで暴れるから」「大酒が止められないから」といった主観的に診断していいものではありません。私は外来で簡易的に線を引く基準として、「今止めなければいけないのに止められない」なら依存症の可能性が高いとしてきました。例えば検診で数値がレッドゾーンで禁酒を指示されたのに飲むのが止められず病院に行かなくなるとか、飲酒運転が止められないとか、飲むと普段しないおかしなこと(不法侵入や痴漢など)をしてしまう――飲酒を止めないとそれらのことが止められないなら飲んではいけないのに飲んでしまう、というのは依存症とすれば説明がついてしまうのです。心当たりのある方は、重大な事故を起こす前に治療の検討をお勧めします。

大坂 祥一 院長
みんなのあげおクリニック
大坂 祥一 院長
上尾市/愛宕/上尾駅
●内科 ●外科 ●訪問診療
  • 加齢黄斑変性症

見えにくさを感じたら、早めの受診を心がけてほしい

加齢黄斑変性症は文字どおり、加齢によって網膜の中心部分にある“黄斑”に支障をきたす病気です。黄斑は、ものを見るうえで重要な役割を担っているため、この部位に異常が起こると見えにくさを感じるようになったり、ものが歪んで見えるようになったりして最終的には視力を失うことになりかねません。

加齢黄斑変性症は黄斑部に異常な血管が生じることで発症するため、治療では異常な血管の活動を抑制する薬剤を硝子体に注入する“硝子体注射”が基本になります。ただし異常な血管が発達して広範な出血を生じるようになってしまうと、治療をしても十分な効果を期待できなくなってしまうため、早めの受診がすすめられます。

高齢化が進む日本において、加齢黄斑変性症は失明率の原因トップ3に入る病気です。とはいえ病気の原因は加齢によるものですから、明確な予防法が確立されているわけではありません。黄斑は網膜の中央にあり、何らかの症状があれば異変に気付きやすいため、眼科検診を受けることや見えにくさなどが気になるときは早めに医療機関を受診することが大事です。

木戸口 裕 院長
鳩ケ谷きどぐち眼科
木戸口 裕 院長
川口市/桜町/新井宿駅
●眼科
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