がんができた部位によっては「人工肛門」を避けられる可能性も
大腸がんはポリープががん化するほか、家族性大腸腺腫症などが原因で発症することが分かっています。中には、喫煙や過度な飲酒が原因で発症するケースもあります。主な症状は便秘・下痢など便通の変化のほか、便が細くなる、便に血の筋が混じる、お腹の張りを感じるなどの自覚症状がみられる場合もあります。早期に発見できれば内視鏡による治療が可能ですが、病理検査の結果によっては早期発見であっても外科手術が必要になる場合もあります。
大腸がんの手術というと「人工肛門になる」と考える方も少なくないと思いますが、結腸癌で永久人工肛門になるケースはそれほどありません。直腸癌では「人工肛門」を念頭におかないといけないケースが多くなりますが、肛門を残せる可能性もあります(肛門温存手術)。大腸がんを早期に見つけるためにも定期的な内視鏡検査を心がけると同時に、日頃からご自分の便通や便の状態を把握し、気になることがあれば消化器の専門家に相談なさるとよいでしょう。
- かわぐち胃腸と内視鏡クリニック
- 山田 正樹 院長
- 川口市/栄町/川口駅
- ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●内科 ●外科 ●肛門外科