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  • 機能性ディスペプシア

胃と腸は、不安・緊張などの脳からの情動変化の影響を強く受けることがわかっている

機能性ディスペプシアは食後の胃もたれや胃痛、少し食べただけですぐお腹がいっぱいになる早期腹満感など上腹部の症状が長期間にわたりみられる疾患です。また内視鏡や採血検査などでは原因となる異常は認めません。

胃と腸は脳腸相関といって、不安・緊張などの脳からの情動変化の影響を強く受けることがわかっています。そのため機能性ディスペプシアの患者さんは環境の変化や日常生活のストレスの度合いにより症状が不安定になりやすくなりますので、かかりつけの先生と現在の自分の状況を気軽に相談できる関係を築けるといいですね。

最近では非びらん性胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などの検査上異常のない胃腸症状を総称して機能性消化管障害と呼ぶようになってきています。
とくに機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群は10~20代の方の場合は年を重ねるにつれて症状がよくなっていくことが多いので、ストレスを貯めないよう、焦らず付き合いながら治していきましょうとご説明しています。

梅田 隆満 院長
南桜井駅前あおぞら内科クリニック
梅田 隆満 院長
春日部市/大衾/南桜井駅
●内科
  • 下肢静脈瘤

生活の質を下げてしまう下肢静脈瘤は、日帰り手術で治療が受けられる

下肢静脈瘤には、足に悪さをしないタイプと足に負担をかけるタイプがあります。足に負担をかけるタイプは、患者さんにとって苦痛なことが多いタイプでしょう。人の身体には、静脈血管の中に血液逆流の防止弁が存在しています。日常生活において立ちっぱなしの仕事、遺伝性、妊娠・出産により、その防止弁が壊れてしまうと、足の静脈の血液が心臓に戻らなくなり、足の下方に血液が溜まるようになります。そして、足に負担がかかるという状態になるのです。
症状としては、血管に血が溜まることで血管がふくらんだりポコポコしたりします。また、足が重い、だるい、むくむという症状も目立ちます。静脈瘤は命に関わる病気ではないため、症状が出たことで命を落としたり足を切断したり、血の塊が体内のどこかに飛び、梗塞になることもありません。ただし、足の負担が出てきて、生活の質が落ちてしまう病気です。そのため、症状があり、おつらい場合は治療を受けることをおすすめします。
治療には、まずは医療用弾性ストッキングを装着することが選択されます。また、根本治療として手術も可能です。手術は、血管内カテーテルの治療のため日帰りで受けられます。手術は片足30分と短い時間で終わるため、患者さんにとって負担が少ない治療だと言えるでしょう。治療後は、その日のうちから歩いて帰ることが可能で、家事もできます。次の日からは、軽い仕事なら可能です。
静脈瘤は、日頃の生活を意識することで予防できます。立ちっぱなしにならないように適宜足を休めることも、予防の1つでしょう。

橋本 千尋 院長
さいたま静脈瘤クリニック
橋本 千尋 院長
川口市/栄町/川口駅
●内科 ●循環器内科
  • 睡眠時無呼吸症候群

睡眠の質が低下し、仕事や生活での効率と判断力にも影響する

睡眠時無呼吸症は、就寝時に呼吸が止まることを繰り返す病気です。多くの方が、閉塞型無呼吸といって、空気の通り道が塞がる状態になります。骨格的な要素が大きく、両親がいびきをかく場合は、子供にも無呼吸がある事が多いです。肥満は大きなの危険因子で、脂肪で舌が厚くなる事、首回りが太くなる事から喉が狭くなり、無呼吸を悪化させます。無呼吸症の方の2/3に肥満があると言われていますが、一方で1/3の方は太っておらず、骨格と加齢の影響で無呼吸が出ています。睡眠時無呼吸症は自覚するのも難しく、パートナーから、もしくは旅行先で同室だった方からいびきが大きいことを指摘され、発覚するケースも多いです。男性の患者が多いですが、女性も更年期を過ぎるとホルモンの関係で無呼吸になる方も多く、70歳くらいで男女比率はほぼ同等になります。
治療法は主にふたつあり、軽症の方はマウスピースで下顎を出し、喉の奥を開かせ呼吸を改善します。重症の方はCPAPというマスク機器を装着し、呼吸の通り道がふさがらないようにします。このCPAPは副作用もなく、重症の方には最も効果的です。いびきがひどい、日中に眠気が強いという方は、受診と検査をお勧めします。睡眠の質が低下すると、生活や仕事での効率と判断力が低下します。ぜひ企業内でも検査と治療の勧奨をしてほしいところです。

楠 裕司 院長
渋谷睡眠・呼吸メディカルクリニック
楠 裕司 院長
渋谷区/宇田川町/渋谷駅
●内科 ●呼吸器内科
  • 乳がん

以前に比べ、マンモグラフィ検査に伴う苦痛は非常に少なくなってきている

乳がん検診には「マンモグラフィ」と「エコー(超音波検査)」の2つの方法があります。
その中でもマンモグラフィは、「痛い」「怖い」といったイメージを持たれる方が多く、検診をためらう理由のひとつになっています。
しかし、現在のマンモグラフィは、機器の進化により以前と比べて格段に苦痛が少なくなってきていることをご存じでしょうか?
マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影を行いますが、新しい機器では強い圧迫を加えなくても、鮮明な画像を撮影できるようになっています。
以前は「ちぎれるかと思った」と話される方も少なくありませんでしたが、最近では
「思っていたより痛くなかった」「これならもっと早く受ければよかった」
といった感想をいただくことが多くなっています。
乳がんで命を落とさないためには、何よりも定期的な検診を受けることが大切です。
日頃のセルフチェックに加えて、乳がん検診を習慣にしていただければと思います。
「痛いかもしれない」という不安で検診を控えていた方も、ぜひ一度、新しいマンモグラフィを体験してみてください。

山下 祐司 院長
やました乳腺外科恵比寿
山下 祐司 院長
目黒区/三田/恵比寿駅
●乳腺外科
  • 眼精疲労

「20-20-20」ルール

目の芯が疲れた感じがする。眼精疲労の代表的な症状ですが、その要因はいくつかに分かれます。まず1つが、筋肉の使いすぎです。人の目の中の筋肉は、遠くを見る時はリラックスしているのですが、近くを見る時は筋肉を使ってピントを合わせるということをしなくてはなりません。一説には、人の目の筋肉の構造は、太古の昔から変わっていないと言われています。その昔は遠くの獲物を見ることが主で、近くを見るのはご飯を食べたり、子どもの世話をする時くらいだったでしょう。それなら何も問題はなかったのでしょうが、現在は仕事も連絡も何もかもコンピューターを見て行うようになっていますし、空き時間もスマホを見たりと、目の筋肉が極度に使われている状態です。筋肉は使えば使うほど疲労物質が溜まっていきますから、足がつってしまうように、目も疲れてしまうわけです。
眼精疲労の要因のもう1つが、まばたきです。遠くを見る時、人間は1分間に14、5回まばたきをすると言われています。それが見ることに集中してしまうと、例えば読書だと4、5回になり、携帯ゲームをしている子どもは3分間に1回もまばたきをしなかったという報告もあります。まばたきが減れば、水分が蒸発しやすくなり、乾燥してしまいますから、これも疲れ目の原因となります。あとは、「光」ですね。テレビでもスマホでも画面が光って見えるわけですが、その光の刺激が負荷となっているとも言われています。

眼精疲労の症状に対し、筋肉の緊張を抑える目薬などが用いられることになりますが、そもそもをいえば、自分の行動に対しての結果なわけですので、逆に言えばコントロールが可能ということになります。「20-20-20ルール」というアメリカで提唱された概念があります。20分間に20秒だけ、20フィート先(6メートル)を見ることで目を休ませることを目的としたものです。遠くを見ることによって、筋肉の弛緩を促すわけですね。もちろん、遠くを見ようにも状況的に見れない場合はあります。その場合は、20秒間、目を閉じて目を休ませることでも一定の効果が期待できます。

猪俣 公一 院長
中野眼科
猪俣 公一 院長
中野区/中野/中野駅
●眼科 ●小児眼科
  • むち打ち損傷[頸椎ねんざ]

交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切

外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。

頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。

一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。

湯澤 久徳 院長
湯澤整形外科リハビリクリニック
湯澤 久徳 院長
さいたま市西区/西遊馬/指扇駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • かぜ[かぜ症候群]

発熱を伴う場合は思わぬ病気が隠れている可能性も。症状が長引くときは医療機関を受診してほしい

一般に「かぜ」として知られるかぜ症候群は、鼻水や咳、発熱などを伴う感染症です。ウイルスなどに感染し、のどの痛みや鼻づまりなど上気道の症状が現れるようになります。よく耳にする「鼻のかぜ」「咳のかぜ」はかぜ症候群で間違いありませんが、「お腹のかぜ」といわれるものは存在せず、正式には「感染性胃腸炎」などの診断がつきます。同じようにかぜ症候群も細かく検査をしてみると「上気道炎」や「急性気管支炎」だと分かることもあります。とはいえコロナ渦においては、発熱があると受診できなかったり、PCR検査しかしてもらえなかったりするケースも少なくないようです。一方で発熱の原因はかぜや新型コロナウイルス感染症に限りませんので、症状が長く続くときは医療機関を受診し。原因となっている病気を見つけてもらうことが大事です。特にお子さんの場合は自分の症状をうまく伝えることができませんから、保護者の方にはぜひ、お子さんの様子に目配りをして適切な対応を取っていただきたいと思います。

遠井 敬大 院長
my CLINIC
遠井 敬大 院長
北本市/石戸/北本駅
●内科 ●小児科 ●外科
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