長引く鼻水・鼻づまりの原因は「副鼻腔炎」かも?
副鼻腔炎とは、「鼻腔」の周りにある「副鼻腔」と呼ばれる空洞に鼻水が入り込んで、そこに膿がたまって炎症を起こす病気です。風邪によって引き起こされるほか、何らかのアレルギーが原因で副鼻腔炎を発症することもあります。
治療では抗生剤も使用されますが、このときに大事になるのが原因に即した抗生剤を選択することです。適切な抗生剤を使用することにより、長引く症状の改善が期待できます。
保護者の方の中には「できるなら抗生剤は使いたくない」という方もいらっしゃいますが、適切な時期に治療を行わないまま慢性化すると、いわゆる蓄膿症(慢性副鼻腔炎)になってしまうため注意が必要です。風邪をひいた後に微熱が続く、透明な鼻水が粘り気のある黄色の鼻水に変わってきたなどの症状がみられましたら、早めの受診をお勧めします。
- たがみ小児科
- 田上尚道 院長
- 杉並区/久我山/久我山駅
- ●小児科