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  • 脂質異常症(高脂血症)

心血管疾患を防ぐためにコレステロールを正常に保ち続けることが大切

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が高いまま推移していくと動脈硬化が進み、大きな疾患へとつながっていきます。症状がないからと様子を見ていたために心筋梗塞などを発症し搬送されてくる患者さんをたくさん見てきました。糖尿病も高血圧も初期には同じく無症状ですが、それらと比べても脂質異常症は患者さんも医療者側も危機感が薄いように感じますし、それは大きな問題と言えるでしょう。どの患者さんもカテーテル治療後にベッド上で後悔されていた事をよく覚えています。
様々な臨床試験の結果から、心筋梗塞や狭心症などの心血管疾患によって亡くなるのを防ぐには、LDLを可能な限り低下させた方が良い、という見解が出ています。また狭心症や心筋梗塞、脳梗塞を発症した方は、ほぼすべての方にコレステロールを低下させるお薬が処方されています。それによって心疾患の再発が防がれ、死亡率が減少するという結果も出ています。この一点を持ってしても、コレステロールの数値を正常にするかがいかに大事かということがわかりますし、無症状のうちからしっかりケアをするということを皆さんに知っていただきたいと思います。

髙橋 剛士 院長
わらび内科・循環器内科クリニック
髙橋 剛士 院長
蕨市/塚越/西川口駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科
  • 糖尿病

どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切

血糖が正常より上昇してしまう糖尿病は適切に治療を行わない場合には、血管が固く、狭くなり、長期的には腎臓病、心臓病、脳卒中など全身の病気に進展してしまいます。このような合併症を防ぐために早期の発見、治療開始が重要になります。
糖尿病は大きく分類して1型と2型があります。一般的に多くみられる糖尿病は2型糖尿病となります。2型糖尿病は過食や運動不足といった生活習慣によって血糖が上昇して発症することが多いですが、実は発症しやすい体質も大きくかかわっています。生活習慣を改善させようと努力されていてもなかなか改善しない場合には、こうした患者さん個人の体質にも配慮した治療が必要であると考えています。幸いにも現在までに多くの種類の糖尿病治療薬が使用できるようになりましたので、患者さんの生活習慣や体質に寄り添った治療がしやすくなっています。
1型糖尿病は自己免疫といって、自身の体の中で自身の膵臓がダメージを受けて、膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるホルモンが少なくなって発症します。患者さんの数は2型糖尿病の患者さんに比べてかなり少ないです。現時点でインスリンは飲み薬として体内に補完できませんので、1日に数回インスリンを注射することが必要となります。ただ注射の仕方は進歩しており、インスリンポンプという小型機器を用いてインスリンを持続的に皮下に注入する方法や、さらに近年では血糖値をリアルタイムでモニターしながら投与するインスリン量を調整できるインスリンポンプも登場しています。
繰り返しになりますが、どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切です。血糖値が気になる方は、はやめに医療機関に受診されることをお勧めします。

永島 秀一 院長
永島メディカルクリニック
永島 秀一 院長
さいたま市見沼区/南中野/大宮駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●健診・検診
  • ギラン・バレー症候群

手足のしびれを感じたら、早めに医療機関を受診してほしい

ギランバレー症候群は、本来は外敵から自分の体を守る自己免疫システムの異常によって、脳からの電気信号を筋肉に伝える運動神経(末梢神経)に障害を及ぼす病気です。はじめは手足にしびれが生じ、徐々に全身へと麻痺が広がっていくことが一般的です。

原因の一つとされているのが、カンピロバクターなどの細菌に感染して食中毒を起こすことです。体内に侵入した細菌を排除しようとして作られる「抗体」が誤って末梢神経に作用してしまい、ギランバレー症候群を引き起こすのだと考えられています。

ギランバレー症候群の治療には、血液中の成分(血漿)を正常なものに置き換える「血漿交換療法」のほかに、誤ったはたらきをする免疫を血液中から取り除く「免疫吸着療法」などがあります。また、正常な抗体と同様のはたらきをする「免疫グロブリン」を大量に投与(点滴)することにより、免疫反応を抑えて症状を軽減させる治療法が選択されることもあります。ギランバレー症候群には明確な予防法がないため、少しでも体の異変を感じたら早期に医療機関を受診することをおすすめします。

平田 郁雄 院長
すわのもりクリニック
平田 郁雄 院長
新宿区/高田馬場/高田馬場駅
●内科 ●呼吸器内科 ●脳神経内科 ●アレルギー科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • 頸肩腕症候群

首、肩、腕にかけての原因不明の症状

肩がだるい、手がしびれる、そして胸や背中が痛い、冷えなどの症状で受診される方で、内科的にも整形外科的にも明確な異常が見られない場合に頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)を疑います。職業や生活習慣などの詳細な聴取と頚椎レントゲンでのストレートネック所見が決め手になることが多いです。たとえば長時間のPC作業をされているオフィスワーカーや、首に負担がかかる長時間の姿勢での業務をされるネイリストさんなどに多く、当クリニックでも頻度が高い疾患の一つです。鎮静薬に加えて漢方薬などで症状の緩和します。さらに自宅でのストレッチや姿勢矯正の指導なども行なっています。症状の緩和が得られづらい場合はMRI撮影、日曜日の整形外科外来への連携も行い、しっかり結論を出すのが当クリニックのスタイルです。
診察室は救急室をイメージして設計された特殊なデザインです。レントゲン撮影や超音波検査といった各種検査も診察室から移動することなくスムーズな診察・検査そして診断と処置が可能な構造ですので、こうした内科と外科にオーバーラップする疾患へスムーズに診察が可能なのです。

市丸 秀章 院長
ひでまるファミリークリニック
市丸 秀章 院長
目黒区/目黒/目黒駅
●内科 ●外科 ●小児科 ●整形外科 ●救急科
  • 心身症

心身症では、体の症状に精神的ストレスが関わっています

心身症の患者さんは、体の症状を訴えられます。腹痛や頭痛、動悸、過換気、めまい、湿疹など、本当に様々な症状があります。
例えば胃の痛みに悩んでいる方がいたとします。内科で検査をして、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で胃潰瘍が見つかり、他に悪い病気は無かったとします。そして、胃酸を抑える胃薬を飲むと、胃の痛みは一時的には良くなります。でも、胃痛を繰り返すという方が、少なくありません。それは、身体面の対応しかしていないからです。心理面や社会面にも、配慮が必要なのです。そのように、全人的対応が必要なのが、心身症になります。
心身症とは、身体の病気のうち、それが生じたり続いたりすることに、心理面や社会面も深く関わっているものの呼び方です。身体の病気としては、器質的と言って形のあるものだけでなく、機能的と言って身体の働きの不調のみも含まれます。不定愁訴という言葉が使われることもあり、医療者の間でも、まだまだ理解が足りない場合があります。
心理面や社会面のできごとが、精神的ストレスとして心身症を作っているため、どんなストレスがあるのかを知ろうとすることが必要です。そして、知ったストレスと症状がどのように結びついているのか、また症状を良くするために何ができるのか、考えることも大切です。精神療法や、代替医療も含めて、治療の選択肢があります。また、医師だけでなく、患者さんご自身にできることはあるのか、気づきやセルフコントロールのお手伝いもしていけたらよいと思います。

杉本 あずさ 院長
恵比寿駅前メンタルクリニック
杉本 あずさ 院長
渋谷区/恵比寿南/恵比寿駅
●精神科 ●心療内科
  • うつ病

『うつ病』は誰でもなる可能性のある心の病気

現代の『うつ病』は、職場、家庭、介護、地域などによるストレス、人間関係や業務に関連しています。みなさん口をそろえて「自分がうつ病になるとは思わなかった」「原因も思い当たらない」と言います。それくらい、誰でも心の病気になる可能性のある時代です。いつもより仕事量が多かったり難しかったり、一人でがんばり過ぎたりしていないかうかがうと、そうかもしれないと言われ、内心病気になったことをとても悔しがられます。そういった方々の悔しい気持ちも汲み取りつつ、お薬を飲んで休養すれば良くなりますよ、と伝えています。また、職場や家庭にも状況を説明する必要があります。必ず職場へ戻ることができるとお話して、本人が休むことで減給したり失職したりすることがないようお話します。部署移動が必要な場合は会社の対応に委ねます。患者さんには薬が効いて楽になると説得して、2〜3週間で回復が可能になります。大体は1年かけて治療すればお薬が不要になる段階まで回復し、あるいは2~3年かかって休職や病休を繰り返して病気が長引いた方でも、じっくり話を聞いてお薬を調整していけば、限定的ではありますが、職場復帰する方もおられます。復帰も困難なのではないか、と思うような患者さんがみるみる変わって回復されていく様子に、家庭や職場の見る目も変わっていき、私もやり甲斐を感じています。初回エピソードであれば、うつ病は1年くらいかけて向き合っていけば再発することもないので、あきらめないで治療していただければと思います。

渡邉 良弘 院長
多摩やすらぎクリニック
渡邉 良弘 院長
多摩市/落合/多摩センター駅
●精神科 ●心療内科
  • 腸活

酪酸菌が癌を含めたあらゆる難病からの回復をはかる鍵となる

「腸活」という言葉が一般的になって久しいですが、最近トピックになっているのが、酪酸産生菌(ラクサンサンセイキン)の存在です。現代の難病と言われる多発性硬化症、パーキンソン病、過敏性胃腸炎、レビー小体認知症、さらにREM睡眠行動障害といった疾患を抱えている方の大多数は、酪酸を作る菌を多く持ってないことが明らかになってきています。また酪酸産生菌が少ないと、腸のバリア機能も損なうということが言われています。様々な分野で話題になることの多い海洋プラスチックや化学化合物、細菌までもがバリア機能の低下した腸から体内に入っていくと推察されています。逆に、本来なら腸から漏れてはいけないタンパク質などが出ていってしまうという現象も起きています。酪酸産生菌は抗がん剤の効果を高めることがわかってきていますが、その過程で様々なことが明らかになってきたのです。
腸活で重視すべきなのは、便秘です。たかが便秘ですが、通常通りに排便をおこなえていないことが酪酸産生菌の増殖をはばむ1つの要因となっています。私は訪問診療においても、便秘の有無や程度、そして改善に力を入れて取り組んでいます。

坂田 隆夫 院長
アゴラ内科クリニック
坂田 隆夫 院長
文京区/湯島/湯島駅
●訪問診療 ●内科 ●循環器内科
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