便潜血検査が陰性になることも。40~50歳で一度は大腸内視鏡を
大腸がんは、男性は20人にひとりぐらい、女性は12人にひとりぐらいが生涯でかかるという統計があります。明らかに遺伝性でかかりやすい方もいますが、それ以外ですと欧米系の食事による肉や動物性の脂肪などで増えると言われています。肺がんであれば煙草という明確な原因が挙げられますが、大腸がんの原因は結局のところ体質によるものが多いです。なので、普段の生活に気をつければ完全に原因が取り除けるというものではありません。便潜血検査もすごく大切で重要視されています。しかし、進行がんであれば便潜血検査は間違いなく陽性になりますが、実は早期の大腸がんだと便潜血検査が陽性にならない人が結構います。ポリープがあった場合は1~2年以内には大腸内視鏡検査を受けるべきです。また便潜血検査が陰性だったとしても、ちょっと便秘や下痢が気になる、身近で大腸がんの罹患者がいるなどがきっかけでもいいですし、むしろ何もなくても、40~50歳のうちに一度は大腸内視鏡検査を受けることが何よりの予防策と早期発見に繋がりますよ。
- かわぐち内科・内視鏡クリニック
- 川口 佑輔 院長
- 台東区/浅草/浅草駅
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