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  • 心房細動

脳伷塞に繋がる恐れ。早期発見が重要な循環器疾患

心房細動とは不整脈の一種で、心臓の一部(左房)が頻回に興奮するようになり、脈の乱れが生じる病気です。70歳台で5%、80歳台で10%の方が発症すると言われています。一般的な症状は、脈が跳ね上がることにより生じる動悸です。もちろん、中には症状が乏しい方もいらっしゃいますが、だからといって治療が不要ということではありません。それは何故かというと、この病気は放置しておくと脳伷塞の原因になるからです。心房細動では、脈が乱れて心臓の収縮が不規則になる事により血液がよどみ、血の塊ができやすくなります。それが頭に流れていくと
脳伷塞を起こすのです。一旦脳伷塞を起こすと後遺症が残ることが多いので、早期の治療が重要です。具体的には、血がサラサラになる薬を飲んでいただいて、血の塊ができるのを防ぎます。そういった意味で、心房細動は心臓の病気の中でも早期発見・早期治療が特に重要なもののひとつです。また、最近ではカテーテルアブレーションという、高周波電流で脈の乱れの原因となっている異常な心筋を焼灼する内科的な手術治療もあり、そうした治療を行っている専門病院に紹介することも可能です。動悸を自覚した場合には心房細動の可能性があるので、早めに医療機関を受診して医師にご相談ください。

島田 健太郎 院長
しまだ内科・循環器クリニック
島田 健太郎 院長
さいたま市桜区/西堀/中浦和駅
●内科 ●循環器内科
  • むち打ち損傷[頸椎ねんざ]

交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切

外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。

頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。

一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。

湯澤 久徳 院長
湯澤整形外科リハビリクリニック
湯澤 久徳 院長
さいたま市西区/西遊馬/指扇駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • うつ病

環境を整え、ストレスをため込まないことが大事

うつ病は環境の変化やストレスなどにより、さまざまな精神症状が現れる病気です。気分が落ち込んだり、気だるい感じがしたり、ぼーっとしてしまったり、自殺願望が芽生えたり、食べものの味がよく分からなくなったりして、日常生活に支障をきたすようになります。患者さんの多くは真面目な性格で完璧主義なところがあり、他人のせいにできないために自らを追い込んでしまうケースが少なくありません。

うつ病の治療薬は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、セロトニン―ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などさまざまなタイプがありますが、問題を根本的に解決するためには周囲との関係性を含めた「環境を整える」ことが大事です。完璧主義者の方の場合は、「間違ってもいい」「失敗してもいい」と思考を転換することも必要になるでしょう。意識的に太陽を浴びたり、好きなことを楽しんだり、周囲と積極的にコミュニケーションを取りながらストレスをためないことを心がけていただきたいと思います。

安部井 彰人 院長
AQUA RISE CLINIC (アクアライズクリニック)
安部井 彰人 院長
渋谷区/渋谷/渋谷駅
●精神科 ●心療内科 ●美容皮膚科 ●内科
  • 急性胆嚢炎[胆嚢炎]

おなかに違和感を感じたら、確認のためにもエコー検査を

食後、主に夜間におなかの真ん中からやや右、肋骨の下あたりに冷や汗が出るほどの痛みが感じられ、発熱する症状が認められます。胆嚢は胆汁を貯める器官です。胆汁は脂を溶かす成分で、夕食時などに重い食事を摂ると、胆嚢が活発に動くことで発作が起こるのです。
原因は、そのほとんどが胆石によるものです。一度結石ができると、自然に消えることはなかなかありませんので、症状のある人は腹腔鏡手術が選択肢となります。よく「胆嚢を取ってしまって大丈夫ですか?」とご質問を受けるのですが、胆嚢は胆汁を貯めておくだけのところで、胆汁そのものは肝細胞からできるので問題はありません。
気をつけたいのは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、あるいは胆管炎や急性膵炎などと症状が似通っていることです。厳密には“痛みの性質”は異なりますが、場所が近いだけに見落とされるリスクが付きまといます。それをしっかり見極めるのが消化器を専門とする医師の役割です。
急性胆嚢炎を放置すると、胆嚢が破裂し、腹膜炎になってしまうリスクがあります。夜半に痛みがあっても、朝には少し楽になるからと放置しがちなのですが、発作を繰り返すと組織の癒着が進み、手術自体の難易度も高まってきます。ですから我慢をせず、ちょっとした違和感を感じたら確認のためにエコー検査を受けることをお勧めします。

八木 洋 院長
自由が丘八木クリニック
八木 洋 院長
目黒区/自由が丘/自由が丘駅
●内科 ●小児科 ●婦人科 ●外科 ●健診・検診
  • 潰瘍性大腸炎

根治的な治療法はないが、コントロールすることは十分に可能

潰瘍性大腸炎とクローン病は発生部位や症状に差異はありますが、共通する症状として腹痛症状が挙げられ、下痢などの便通異常、さらに血便などが見られます。特徴的なのは慢性的な経過が見られることで、病歴から疾患の有無を疑うことも重要です。
寛解期と言いますが、この疾患を持つ方の9割以上が軽症から中等症の方々であり、お薬を有効に用いることで一般の方とほとんど変わらない生活を送ることが可能です。その一方、排便の回数が増えてくると日常生活を送ることがままならなくなります。排便の増加によって睡眠も満足にとることができなくなりますし、食事によって憎悪する特徴があり、食事もなかなか摂ることができず、徐々に衰弱していきます。
原因を含め、疾患の全貌が明らかになっていないゆえに厚生労働省の定める指定難病となっているわけであり、未だ根治的な治療法はありません。しかし、患者数が非常に多いこともあり、毎年有効なお薬が出てきています。その意味では、これから光が見えてくる分野とも言えます。

原 雅樹 院長
たまプラーザはら内科・消化器クリニック
原 雅樹 院長
横浜市青葉区/新石川/たまプラーザ駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科
  • パーキンソン病

薬の服用が有効。少しでも症状があれば医師に相談を

パーキンソン病とは脳のドーパミンという神経伝達物質の働きが悪くなり、手が震える、体が動かしにくくなる、転びやすくなる、声が小さくなるなどの症状が出ます。声が小さくなるのは高齢者によく見られる症状ですが、若い方でもかかることはあります。神経難病と言われています、他の神経難病と違ってお薬が有効です。完全に治すことはできなくとも薬の服用で症状が軽減したり、進行を遅くしたりできます。パーキンソン病は現在かなり周知されてきている一方「もう歳だから」と手の震えなどを見過ごされている方も多く見受けられます。そういった方こそ受診し医師に相談してほしいですね。治療は薬が基本となり、進行状況によって薬も変わってきます。在宅医療でも、医師が薬剤調整をして医療機関と連携を取りながら対処することができます。発症前からの発見など、少しずつ研究も進んでいますので、今後はもっと治療法が発展していくと見られます。手が震える、転びやすいなど少しでもおかしいなと感じたら、医師に相談してください。

黒木 卓馬 院長
あすかホームケアクリニック
黒木 卓馬 院長
北区/十条仲原/十条駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経内科 ●泌尿器科 ●皮膚科
  • 誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎を予防する意識が大切に

年齢を重ねていくと、身体機能は多かれ少なかれ衰えていきます。それに伴い、飲み込みの機能も衰え、食べ物をこぼしてしまったり誤嚥したり、それが原因で比較的軽症の場合は気管支炎でおさまることもあれば、肺炎を起こしてしまい、酸素を取り込めなくなり、酸素投与が必要な状況に陥ってしまうこともあります。これが、誤嚥性肺炎です。
中年以降、「むせることが多くなった」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、むせることができているということは、誤嚥してしまったものを自力で外に出すことができているということです。つまり、機能の衰えは、むせる力も含めて、飲み込む力が弱くなってしまっているということなのです。
飲み込みの機能の衰えは、老いのせいでもありますから、自然なことと言えるかもしれません。ですが、予防は十分に可能です。8020運動に代表されるように、歯を残して噛む機能を維持し、口腔内を清潔に保つことで誤嚥性肺炎のリスクを軽減することが可能になります。治療も大切ですが、この疾患については予防が重要になっていくでしょう。

野口 拓哉 院長
ときわ在宅クリニック墨田
野口 拓哉 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●内科 ●小児科 ●訪問診療
  • 大腸ポリープ

死因上位の大腸がんは大腸ポリープから。早期発見と切除でリスク減

大腸ポリープとは大腸の粘膜にイボのように隆起した組織のことです。大腸がんは日本人の死因の上位に挙がるもので、ほとんどの場合で大腸ポリープががんへと発展したことが原因です。大腸ポリープは腫瘍性と非腫瘍性に分けられ、数ミリ程度のものから、大きければ3センチ程度のものまで大きさも様々です。腫瘍性のポリープに良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性は大腸がんへと発展し得るものです。良性であったとしても多くは線種と呼ばれる腫瘍で、経年により肥大化し悪性に転じることがあります。良性の線種の状態、つまり小さいうちに摘出すればリスクも低く摘出できますよ。手術後の制限も比較的それほど厳しくはありませんし、治りも早く転移など他の心配もありません。便潜血検査で陽性、要精密検査となった場合はできるだけ早く大腸内視鏡を受け、処置をしたほうがいいです。しかし大腸ポリープは出血していなければ便潜血検査でも見つからないことも多く、大腸内視鏡検査で初めてポリープが見つかるという例も少なくはありません。なので40歳を過ぎたら、一度は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めしています。

西村 大 院長
にしむら内科クリニック
西村 大 院長
さいたま市桜区/西堀/中浦和駅
●内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●小児科
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