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  • 大腸ポリープ

内視鏡手術で切除。早期発見のために定期的な検査を

大腸ポリープとは大腸にできる腫瘍です。多くが腺腫という種類のポリープです。腺腫は良性腫瘍ですが、悪性に転じる可能性も持っており、大腸がんに発展する恐れがあります。腺腫は内視鏡で切除することで発がんのリスクをかなり抑えることができます。この大腸ポリープは遺伝子による細胞の異変に起因しており、予防するには適度な運動をするなど生活習慣を整えることが大切です。日本の食事も欧米化していますが、加工肉や赤身肉も一定以上食べると大腸癌になりやすくなります。肥満、アルコールや煙草なども大きく影響しますので、これらを控えることが予防になります。大腸ポリープの治療法もいくつかありますが、内視鏡での切除が有効です。リング状のワイヤーで切除するポリペクトミーのほか、EMRといって粘膜下に液体を注入して焼き切る方法、ESDといって専用の電気メスで少しずつ剥離させていく方法あります。明らかに大きな大腸がんは外科手術が必要になりますので、大腸ポリープは早期の段階で切除する、その早期発見のために大腸カメラによる内視鏡検査を定期的に受けることが大切です。

徳山 信行 院長
中野駅前とくやま大腸と胃の内視鏡クリニック
徳山 信行 院長
中野区/中野/中野駅
●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●肛門科 ●健診・検診
  • 乳児血管腫(いちご状血管腫)

お子さんの皮膚に現れる「赤くて盛り上がったあざ」は早期の受診が必要

乳児血管腫はかつて「いちご状血管腫」と呼ばれていた良性の腫瘍で、生後2週間頃からいちごのように赤くて盛り上がったあざができはじめます。放っておくとだんだん大きくなる傾向があるため、見つけたらすぐに医療機関を受診し、早期に治療を開始することが重要です。

最近では乳児血管腫に対する新たな治療法が確立されており、プロプラノロールという内服薬とレーザー治療の統合治療が行われるようになりました。プロプラノロールは内服薬ですが、服用することにより乳児血管腫が、著明に縮小します。ただし、この内服薬はもともとが循環器系の治療薬で、循環器系の重篤な副作用が出現することがあり、治療の可否については慎重に検討する必要があります。

当院では慶應義塾大学病院と連携して乳児血管腫の治療を行っており、内服薬をはじめとした患者さんの全身管理は大学病院で、レーザー治療はこちらで担当するといった役割分担をしています。早期に治療を始めることで治療期間を短くすることも期待できますから、お子さんの皮膚に赤みなどの異変がみられたらすぐに医療機関を受診していただきたいと思います。

小林 正弘院長
新橋汐留小林クリニック
小林 正弘院長
港区/東新橋/新橋駅
●形成外科
  • 月経困難症

つらい痛みは低用量ピルでコントロール可能。我慢せずに早めの受診を

月経困難症とはいわゆる「生理痛」のことです。生理痛が俗称で病気と認識されないことが多いですが、月経困難症という立派な病気です。

日本の女性は生理前後に現れる不快な症状を「仕方がないこと」と我慢しがちですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは「病気」であり、治療の対象になります。

月経困難症が疑われる場合には、まず卵巣のエコー検査をして異常がないかどうかを確認します。検査の結果、子宮筋腫や子宮内膜症に伴う月経困難症だと分かれば「器質性」、特に異常がみられない場合には「機能性」の月経困難症との診断がつきます。ほかの病気に起因する器質性の月経困難症では、手術が必要になったり、お薬を使って進行を抑える治療を行うのが一般的です。これに対して子宮の見た目には問題ない機能性の月経困難症の場合は、低用量ピルを使って不快な症状を抑えることができます。

ピルを服用する前の痛みのレベルを10とした場合、個人差はありますが服用後はおおむね1~3まで痛みのレベルが低減します。機能性の月経困難症に悩む女性が妊娠を希望されないのであれば、低用量ピルはつらい期間を上手に乗り切る有効な手段といえます。

川原 正行 院長
ルナレディースクリニック川崎駅前院
川原 正行 院長
川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅
●婦人科
  • 慢性腎炎[慢性糸球体腎炎]

慢性腎炎の治療には早期発見が重要

【小川 千恵 院長】
腎臓は血液をろ過して老廃物や余分な水分を排出する重要な臓器であり、糸球体はそのろ過装置の役割を担います。慢性腎炎では、この糸球体に慢性的な炎症や損傷が起こることで、正常なろ過機能が障害されます。その結果、尿に血液や蛋白が混じり、腎臓の働きが徐々に低下していきます。通常6か月以上、蛋白尿や血尿、腎機能障害が続く場合に診断されます。尿中の蛋白が多い場合はむくみなどの症状で受診されることもありますが、通常、症状がないことも多いため、健康診断や学校検尿で偶然発見されることも珍しくありません。しかし、病気が長く続くと、無症状のまま腎臓の機能が徐々に低下し、慢性腎不全へと進行することがあります。だるい、食欲がない、息苦しいなどの症状が出てきた時には透析治療や腎移植などを必要とする末期腎不全の状態にもなりかねません。原因ははっきりとは分かっていませんが、免疫反応の異常によるものと考えられています。慢性腎炎を来す病気には種類がいくつかあります。そのため、慢性腎炎を起こす病気の種類や炎症の強さの診断のためには腎生検が必要となります(入院を要する検査で、出血のリスクもあるため、軽度の慢性腎炎と判断される場合は腎生検をせず、経過観察の場合もあります)。そして、治療は、尿所見病気の種類や組織の炎症の強さなどを総合的に判断した上で、薬剤を選択することになります。
慢性腎炎の治療には早期発見が重要です。健康診断の受診、そして、尿所見異常時には腎臓専門医への受診をお勧めします。

小川 千恵 院長 & 森戸 卓 副院長
前田記念武蔵小杉クリニック
小川 千恵 院長 & 森戸 卓 副院長
川崎市中原区/小杉町/武蔵小杉駅
●人工透析内科 ●内科 ●腎臓内科
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