定期的に肝臓の状態を評価し、治療につなげていくことが重要
「肝硬変」は肝臓が硬く変わると書きますが、検診時の数値が高い状態が続くと肝臓は傷ができて治ってを繰り返すことになり、やがて形態的にも実際に硬くなっていきます。肝硬変は、形態的な硬さに加え、合併症が伴うことでその評価が確定します。食道静脈瘤はその代表例であり、ステージにもよりますが、黄疸や腹水が見られるようになると、肝硬変が強く疑われることになるのです。
肝臓が硬くなってしまった状態は、長年の肝臓障害が続いた結果、臓器としての肝臓が“へばってしまった”状態であり、一定の段階を超えてしまうと元に戻ることはありません。肝臓は血液検査による診断は難しいものですから、定期的に超音波検査を受けてその硬化の程度を知り、生活習慣病等に配慮した生活を送ることが大切になります。
- 清水台はっとり内科・消化器内科クリニック
- 服部 伸洋 院長
- 川崎市宮前区/犬蔵/たまプラーザ駅
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