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  • 下肢静脈瘤

命に別状のある疾患ではない。が、治療によって生活の質は大きく向上する

「瘤」は、「こぶ」とも読めます。下肢静脈瘤とは、足の血管がこぶ状に膨らむものです。長時間、立ち仕事をされている方に多く、足に血が滞留することで物理的に血管が広がってしまうのです。静脈の中には所々に逆流を防止する弁が付いているのですけども、負担がかかりすぎるとこの弁が壊れ、本来は心臓に向かって流れていく血液が足の先の方に流れるようになり、さらに大きなこぶが生じることになります。症状としては、体表面の細かな血管が膨らんだ結果、蜘蛛の巣状に血管が広がっているのが目に見えるようになり、むくみや、足がだるい・重い、などの症状に加え、進行すると痛みを感じたり、皮膚に潰瘍が生じることもあります。
治療は、大きく分けて3種類あります。1つは、保存的治療と呼ばれるものです。就寝時に足を上げることも予防策となりますし、立ち仕事を減らすことも選択肢に入ってきます。それに加え、血の巡りをよくするために足を引き締める弾性ストッキングや着圧ストッキングを履いて、様子を見ていくのが保存的治療です。硬化療法とは、膨らんでる血管に注射をし、血管の内腔を癒着させ、こぶを潰してしまう治療です。それから手術として、血管内カテーテル治療があげられます。血管の中に針を刺し、逆流をしないようにする治療で、現在は日帰りでの手術が主流となっています。
下肢静脈瘤は、命に別状のある疾患ではなく、それが元で足を切断したり、歩けなくなるといったこともほぼありません。ただ、生活の質に大きく影響するものであることは確かで、治療を受けることでむくみやだるさ、痛みから解放されることになります。

河瀬 勇 院長
千葉静脈瘤・循環器クリニック
河瀬 勇 院長
千葉市中央区/新千葉/千葉駅
●心臓血管外科 ●血管外科 ●循環器内科
  • 頸肩腕症候群

首、肩、腕にかけての原因不明の症状

肩がだるい、手がしびれる、そして胸や背中が痛い、冷えなどの症状で受診される方で、内科的にも整形外科的にも明確な異常が見られない場合に頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)を疑います。職業や生活習慣などの詳細な聴取と頚椎レントゲンでのストレートネック所見が決め手になることが多いです。たとえば長時間のPC作業をされているオフィスワーカーや、首に負担がかかる長時間の姿勢での業務をされるネイリストさんなどに多く、当クリニックでも頻度が高い疾患の一つです。鎮静薬に加えて漢方薬などで症状の緩和します。さらに自宅でのストレッチや姿勢矯正の指導なども行なっています。症状の緩和が得られづらい場合はMRI撮影、日曜日の整形外科外来への連携も行い、しっかり結論を出すのが当クリニックのスタイルです。
診察室は救急室をイメージして設計された特殊なデザインです。レントゲン撮影や超音波検査といった各種検査も診察室から移動することなくスムーズな診察・検査そして診断と処置が可能な構造ですので、こうした内科と外科にオーバーラップする疾患へスムーズに診察が可能なのです。

市丸 秀章 院長
ひでまるファミリークリニック
市丸 秀章 院長
目黒区/目黒/目黒駅
●内科 ●外科 ●小児科 ●整形外科 ●救急科
  • 皮膚がん

早期発見・早期治療の道を開くのが開業医の大きな役割

皮膚がんといっても、様々な種類があります。最も有名なのがメラノーマかと思いますが、このメラノーマ、実際にはそんなに多くはないんです。最も多い皮膚がんは、基底細胞癌というものになります。基底細胞癌は、ほくろのような見た目のものもあれば、傷様のものもあり、ケロイドのように硬くなっているタイプなど、様々なものがあります。欧米では100人に1人が罹っているされるメジャーな癌ですが、高齢化に伴い、日本でも多くなってきています。
それから、パジェット病という癌があります。病院やがんセンターであればたくさん目にするものですけども、以前勤務していたクリニックで3例を経験しました。数は多くないものの、いずれの患者さんも共通して、半年ないし年単位の治療歴がありました。この癌はプライベートゾーンにできることが多いため、皆さん恥ずかしいこともあって病院に行きたがらず、それで診断が遅れるケースが多々あります。加えて、見た目が湿疹ぽいので、誤った治療がされ、それで診断が遅れるケースもあるのです。どの疾患にも言えるこですが 、正しい診断がなければ治療に結びつくことはありません。皮膚がんの早期発見・早期治療に携わることも、私たち開業医に課せられた重要な役割と認識しています。

上田 有希子 院長
原宿駅前皮膚科
上田 有希子 院長
渋谷区/神宮前/原宿駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科
  • 多疾患併存

患者さんの状況を考え、優先度をつけて対応することが大切に

多疾患並存という考え方があります。複数の疾患を同時に抱えている状態です。異なる科目の疾患を複数抱えていますと、通院の負担もありますし、場合によっては、運動や食事など、生活上の注意が重なることがあり、それが患者さんの生活の質を損なってしまうということがあります。多疾患並存では、あらゆる病気に対してベストの治療をすることが難しくなりますから、優先度をつけて対応することも求められます。その患者さんにとって最適な形となるよう、調整をするということですね。多疾患並存と関連するものとして、ポリファーマシーという言葉があります。ご高齢の方の場合、複数の疾患を抱え、10種類を超える服薬をされている方は決して珍しいことではありません。しかし、多くのお薬を飲むことで相互作用が生じたり、「大変だから」と患者さんが自己判断でいくつかのお薬を中断し、思ったように治療が進まないというケースもあるのです。多疾患並存とポリファーマシーはセットと考えても良いかもしれません。その人の状況に合わせ、受診する科を絞り、お薬を調整することが求められる時代となっています。

喜瀬 守人 院長
久地診療所
喜瀬 守人 院長
川崎市高津区/久地/久地駅
●内科 ●消化器外科 ●婦人科 ●小児科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●乳腺外科 ●訪問診療 ●健診・検診
  • 発達障害

子どもの『発達障害』の治療は「親御さん」も一緒に巻き込んで

「発達障害」は、おもに「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠陥多動症(ADHD)」「学習障害(LD)」の3つに分けられます。多くの方は「うつ」「不安」「不適応」といった、二次障害の症状で受診されます。大人の発達障害も多く、仕事でミスが減らなかったり、優先順位を付けられない、遅刻が多い、依存症や摂食障害などで受診されるケースもあります。

 よく話題になる「グレーゾーン」ですが、「発達障害(神経発達症)」の医学的な概念がまだ整理の途上にあるため、診断基準に無理に当てはめようとしても診断はできない、しかし困りごとはある状態です。過剰診断には気を付けますが、子どもの成長は待ったなしですから、必要な支援は早めにいれることを目的に、患者さんの生まれながらの特性の把握からはじめて、その特徴に従いながら無理なく治療をすすめることになります。

 治療のためには、カウンセリングと薬物療法、あとは環境調整も重要です。本人の安全地帯をつくることを目的に、学校のソーシャルワーカーやカウンセラー、担任と連携することもあります。ペアレントトレーニングでは、親御さんがお子さんそのものを受け入れて対応したり声掛けをするという方法をお伝えしています。いずれにしても親御さんも巻き込んで治療することが必要です。

石本 佳代 院長
やまでらクリニック
石本 佳代 院長
武蔵野市/中町/三鷹駅
●精神科 ●心療内科 ●児童精神科
  • 悪性黒色腫[メラノーマ]

黒子(ほくろ)に酷似する悪性腫瘍

メラノーマ(悪性黒色腫)は、皮膚がんの一種です。名称の通り、黒いものがほとんどですが、中には色素があまりないタイプもあります。形態としては、黒子(ほくろ)に近いものです。黒子も黒いものや茶褐色のもの、平らなものや膨らんでいるもの、様々ありますが、それらと似たようでいて、形がゆがんでいたり、比較的大きなものには注意が必要です。特に、手のひらや足の裏の黒子には注意が必要と昔から言われており、それを気にされて来院される方も少なくありません。
検査としては、ダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡が用いられます。皮膚の乱反射を抑えた上で、より深部まで観察することが可能な機器となります。メラノーマの場合、すべてを切り取ることが推奨されていますので、針生検や部分生検などの二次検査をおこなうことはあまりありません。疑わしいものはしかるべき施設で大きく取り除いてあげたほうが安全と言えます。原因については、偶発ということがほとんどです。有色人種の場合、紫外線の影響は一部に限られます。白人の場合、紫外線が最も影響を受けるとされ、オーストラリアでは、すべての癌腫の中でメラノーマの比率が最も多いという結果が出ています。

平澤 祐輔 院長
本郷いきざかうえ皮膚科
平澤 祐輔 院長
文京区/本郷/本郷三丁目駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科 ●アレルギー科
  • 適応障害

頑張りすぎないことが肝心。「何か違う」と感じたら、チェックを兼ねて気軽にクリニックに

新しい環境や対人関係に変化があった際など、それに馴染もうとして頑張りすぎた結果、眠れなくなったり、朝起きれなくなったり、気分が落ち込んでしまうのがこの疾患の特徴です。改善の方法としては、まずすべての基本は睡眠ですので、必要な時はお薬の力も借りながら十分な睡眠をとれるようにします。並行して原因となる環境調整などを行うことで、こじらせてうつ病になるのを防ぐことが大切です。
適応障害とまではいかないまでも、「過剰適応」という言葉もあります。頑張り屋さんが周囲の空気を読み、周りに合わせすぎて無理をしてしまうことを意味します。これは多くの方が経験したことがあると思います。また、発達障害の方は適応するのにたくさんののエネルギーを費やすことが珍しくありませんので、環境が変わった際にはより自分をいたわって過ごしてください。
ご自身で何かおかしいと思ったら、早めに専門のクリニックに相談されることをお勧めします。予防や意識で済む段階でしたらそれに越したことはありませんので、今後どういう症状に気をつけるべきかをアドバイスを受けていただくことで、次に受診したほうがいいタイミングを知ることができます。

位田 幸子 院長
上町さくらこころのクリニック
位田 幸子 院長
世田谷区/世田谷/上町駅
●精神科 ●心療内科
  • ほくろ

良性のほくろか悪性の腫瘍か見極めが重要

ほくろはほとんどの人が持っているもので、生まれつきのものもあれば、大人になってから出てくるものもあります。ほくろと思っていたらイボだったり、確率としては低いですが、悪性の腫瘍であることもありますので、その見極めが重要です。当院ではダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡を用い、鑑別をおこなっています。
「紫外線が良くない」という説もありますが、では過剰に紫外線を避ければいいかというと、そうとも言い切れません。体質もありますから、親子でほくろが多い方もいらっしゃいますし、表面が平らだったり、逆に膨れていたりと個人差があります。ご相談で多いのは「悪いものかどうか心配」というもの。加えて、目立つところにあったり、腕などにほくろができて、着替えるたびに引っかかってしまうから、ということもあります。
治療としては手術で取り除くケース、もしくはレーザーで削るケースと、大きく分けて2つあります。「ほくろが取れるなんて知らなかった」と驚かれる方も中にはいらっしゃいますね。

山本 亜偉策 理事長 & 佐々木 美紀 院長
武蔵小杉皮ふ科
山本 亜偉策 理事長 & 佐々木 美紀 院長
川崎市中原区/新丸子東/武蔵小杉駅
●皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
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