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  • 犬・猫の嘔吐癖

食事の仕方を見直すだけで「吐き癖」が治るかも?

日々診療しているとよく、「食べたものをすぐに吐いてしまう」というご相談をいただくことがあります。吐き癖ともいえる症状は犬・猫の両方に現れますが、どちらかと言うと猫に多くみられる症状と言えるでしょうか。食べたものを吐いているのを見ると飼い主さんは心配になるかもしれませんが、ちょっとした工夫で症状が改善することも少なくありません。

ポイントとなるのは、猫の食事に使う食器の高さと食事の水分量です。今は健康に過ごしている子でも、これらを意識するとしないとでは、将来的な健康リスクが変わってきますので、ぜひ覚えておいていただきたいですね。食器の高さは猫がお座りをして首を伸ばしたくらいが理想です。ティッシュ箱を2つ重ねたくらいの高さの台を用意し、その上に食器を乗せていただくとよいでしょう。また猫は水分をとっているようでも適量を飲めていないことが多いため、食事中の水分量を増やすことを意識してみてください。さらに食事は一度に全量を与えるのではなく、「わんこそば」のように1回分を少なくして、きちんと胃の中に落ちたことを確認したうえで次の1回、次の1回という感じに小分けに与えるようにしましょう。

これらのことを意識するだけで、ほとんどのケースで吐き癖の改善がみられます。一方、食事の仕方を見直したけれど吐き癖が治らないという場合は、何らかの病気が隠れている可能性が否定できませんので、獣医師にご相談いただくことをおすすめします。

立石 絵美 院長
動物往診+在宅ケアサービス にくきゅう
立石 絵美 院長
鶴ヶ島市/上広谷/鶴ヶ島駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット
  • 犬の膵炎

放置すると死に至ることも。定期的な血液検査でリスクを軽減

膵炎とは膵臓に炎症が起きる病気で、嘔吐や腹痛などの症状が出ます。原因は人間と同じようにストレスや高脂血症のことが多く、空腹時の中性脂肪が500の数値を超えると、膵炎の発症リスクは5倍以上に跳ね上がると言われています。ミニチュア・シュナウザーなどがそうですが、遺伝的に高脂血症になりやすい犬種もあります。急性膵炎は発症すると1~2割がそのまま亡くなってしまうこともあり、看過するのは危険な病気のひとつです。膵炎は根本的に治す方法がなく、痛みや吐き気を抑えることで治癒力を高めていくことになります。症状が出た際は、点滴をして膵臓への血流を良くする処置が必要です。膵炎の予防としては、定期的な血液検査で高脂血症がないかどうかを診ること、ストレスをなるべく軽減することです。高脂血症が見られるようであれば、高脂質なものを避ける食事療法や中性脂肪を下げる薬を服用し発症のリスクを抑えていくことが肝要です。他にも、ワンちゃんが突然吐いたり食欲がなくなったりすることがあれば、一度病院で相談することをお勧めします。

郡司 尚人 副院長
草加みどり動物病院
郡司 尚人 副院長
草加市/遊馬町/見沼代親水公園駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ
  • 猫の甲状腺機能亢進症

病気であることを気付きにくいからこそ、定期的な健康診断を心がけてほしい

猫の喉元にある甲状腺からは、体の新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンが分泌されています。甲状腺ホルモンには体を活発に動かしたり、食欲を促進したりするはたらきがあり、生きていくうえで重要な役割を担います。一方で甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうと体に過度な負担がかかり、心臓の病気や高血圧などを発症する恐れがあるため注意が必要です。

甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの値が高い状態のことをいい、高齢の猫に多くみられる特徴があります。しかし、その症状は一見すると病気とは思わないようなものが多く、年齢に反して異常な食欲を見せる、活発に動き過ぎることなどがあります。このため病気を見過ごされたまま放置されてしまい、心臓の機能や高血圧の合併症などが一気に悪化するケースが少なくないのです。

甲状腺機能亢進症のサインを読み取るためには、甲状腺ホルモンの値を定期的にチェックすることが大事です。そのため当院では7歳以上の猫ちゃんに対して、年に1回の健康診断で甲状腺ホルモンを測定・管理しています。1回の検査では異変に気付かなくても、年単位で数値の変化を見ると何らかのサインが現れることがあります。病気のサインを早期に発見できれば早期の介入が可能になり、治療の幅も広がります。最近では甲状腺機能亢進症に対する猫ちゃん専用のお薬が開発されていますから、症状に応じて適切な治療につなげることができるでしょう。

玉井 久三 院長
そら動物病院
玉井 久三 院長
足立区/綾瀬/綾瀬駅
●犬 ●猫 ●ハムスター
  • 犬のてんかん

癖や問題行動の裏には『てんかん』である可能性も。

『てんかん』に罹る原因は、高齢だと脳腫瘍やガンであることもありますが、若い場合、原因不明なことが多い病気です。そのため、検査をしてもひっかからないというケースが多くあります。

症状は『痙攣(けいれん)』というのがいちばんメジャーであったりするものの、脚を上げるだけであったり、ボーッとしている時によだれを垂らすなども1つの症状といわれています。癖なんだなと思っていたら意外と「てんかん」だったということや、問題行動の裏に「てんかん」が隠れていることも。例えば、おしっこをしていたけど、実は痙攣によって尿失禁をしていたということもあります。犬種にもよりますが、罹ってしまうケースが最近は増えてきているなという印象です。

治療法は「内服薬」がメインになります。飲み始めると生涯に渡って飲み続けるため、副作用を心配して抵抗がある方は、サプリメントを使ったり、専用のご飯をあげたり、鍼灸を試したりと、お家の考え方やご希望に応じてできるものはあるかなと思います。

予防法はなく、何が悪かったから病気になったというのではありません。「てんかん」になってしまった時は、いろんなやり方でコントロールすることは可能ですので、悩まずに来院してください。病院では症状のないケースがほとんどなので、症状を動画で撮っていただけると助かります。

山本 崇史 院長 & 瞳 副院長
やまもと動物病院
山本 崇史 院長 & 瞳 副院長
足立区/西竹の塚/竹ノ塚駅
●犬 ●猫 ●ハムスター
  • 犬の角膜潰瘍

角膜潰瘍は進行の早い疾患。原因と程度を見極め、早期の対応を

角膜潰瘍とは、目の表面を覆っている透明な膜「角膜」に生じる傷のことを指します。原因には、ぶつかったり、引っかいたりといった外傷性のものに加え、自身の免疫が角膜に異常をきたす免疫介在性のものなど、さまざまなタイプがあります。
角膜潰瘍は、放置すると急速に悪化することのある疾患です。特に免疫が関与するタイプでは、わずか数日で角膜が深く損傷し、視力に大きな影響が出るケースもあります。だからこそ、「傷の深さ(グレード)」や併発疾患の有無を正確に把握し、それに応じた適切な治療を選択することが極めて重要になります。
臨床の現場では、「目をショボショボさせている」「赤くなっている」「片目だけ涙が多い」など、ちょっとした仕草の違いが初期サインであることも多くあります。たとえば、肉眼では分からないような小さなゴミや異物が原因で角膜に微細な傷がつき、放置するうちに潰瘍へと進行してしまうこともあり、見た目に異常がない場合でも、専用の検査機器を用いて注意深く観察することが欠かせません。
角膜潰瘍は、早期発見・早期治療が何よりもカギとなる病気です。気づいたときには悪化していた、というケースも少なくないため、「目の様子がいつもと違う」と感じたら、迷わず動物病院を受診していただくことをお勧めします。進行の早い病気だからこそ、飼い主さんの“気づき”が治療の第一歩となります。

水石 雄三 院長
石神井公園動物病院
水石 雄三 院長
練馬区/石神井台/石神井公園駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター ●鳥
  • 猫の糖尿病

肥満が原因で起こる「猫の糖尿病」栄養管理と運動不足の解消が予防のカギ

糖尿病は、身体の中で血糖値を下げる働きのあるインスリンを作り出す機能が低下し、血糖値を適切に下げることができなくなる病気です。
猫の糖尿病は増えており、原因は肥満によるものが多いですね。肥満の程度に比例して糖尿病になりますから、体重管理はとても大切です。
糖尿病の多くの猫に特徴的なのは「食欲は落ちず沢山食べるのに体重が落ちること」。多くの飼い主さんはこの段階で気づいて来院されますね。血液検査をしてみると多くは血糖値が上昇しています。治療は食餌療法とインスリン投与です。インスリンの量の調整が必要なので、はじめは入院して治療します。
退院後は自宅で血糖値を測定し、インスリンを投与し血糖値が安定してくると全身状態は回復します。猫の場合はインスリン投与が必要なくなるケースもありますが、血糖値の推移を継続的に見ていかなければいけません。インスリンの分泌が再び減少すると症状が再燃する場合も多いので、生涯にわたって上手にコントロールをしていく必要があります。

加藤 規  院長
ただす動物病院
加藤 規 院長
横浜市港南区/芹が谷/上永谷駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター
  • 猫の心筋症

肺水腫や突然死、実は原因は心筋症!? 定期検診を行って早期発見を心がけて

心筋症は猫で最も好発する心疾患であり、心筋症の中でも最も発生頻度が高いのが肥大型心筋症といわれています。肥大型心筋症は遺伝と言われていますが、原因はまだ特定されていません。そのため、遺伝子検査もありますが陰性でも発症しないとは言えず、検診による早期発見が重要です。
肥大型心筋症は1歳から罹ることもあり、日本では雑種猫にも多く見受けられます。症状が進むと肺水腫や大動脈血栓塞栓症になって最悪の場合は死に至ることもあるため、定期的検査をしたうえでの早期発見と適切なタイミングでの治療が望ましいとされています。ただし日常生活では初期症状に気づけないことが多く、
気づかずに進行した場合は、大動脈塞栓症となり、急に下半身麻痺や足の激しい痛みなどの症状が出て命を落とすこともありますし、突然死した猫の心臓を調べると心筋症が原因だったと後に判明したケースもあります。早期発見のポイントは定期検診をしっかりと行うこと。心臓の音を聴いたり(聴診)、超音波検査(心エコー)、血液検査を行うことで診断につながります。
この疾患は性格的に怖がりだったり、怯えやすい子の方が多く見受けられる様に思います。ストレスで血圧が上がりやすい子ですね。また食生活でも罹りやすくなるので、普段からびっくりさせたり、興奮させることをしないことと、過度な塩分を控えた食事を心がけることが悪化の予防につながります。診断がついた場合は定期的に心臓を検査したうえでの血栓予防や、心臓の血流を改善させる内服を行うなどの内科的な治療が可能です。

野村 徹 院長
ムスビ動物病院
野村 徹 院長
練馬区/錦/上板橋駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ ●鳥 ●は虫類 ●両生類 ●フェレット ●その他
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