埼玉ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

126件中76~90件を表示

  • 犬の僧帽弁閉鎖不全症

高齢の小型犬に多い『僧帽弁閉鎖不全症』はどんな病気?

犬の僧帽(そうぼう)弁閉鎖不全症は、心臓で血液の逆流を防止する僧帽弁(そうぼうべん)が加齢とともに弱って、変形してしまうことで心臓が大きくなり、いろいろな病気を引き起こしてしまう病気です。なりやすい犬種はトイプードルなどの小型犬で、大型犬はまれです。症状について初期では咳をしたり運動嫌いになったりしますが、進行して重症化すると肺に水が溜まって呼吸ができなくて「肺水腫」(はいすいしゅ)になったり、失神したりして大きな病気や命の危険にも発展します。病院に行くべきサインは、高齢になって咳が増えてくる様子がみえたら、一度病院へ相談するのがいいかなと思います。もし肩で呼吸している様子があれば緊急事態ですので、すぐに病院へ行ってください。
治療法はいろいろな種類の薬があるので、それを組み合わせて適切な状態に保っていくのが主になります。最近では大学病院で外科手術をすることもあるのですが、基本的には薬で治していく内科的な処置をします。予防法については特にありません。しかし僧帽弁閉鎖不全は小型犬に非常に多い病気ですので、ある程度の年齢になったらなっても仕方ないものだと頭に入れておいてください。もし早期発見、早期治療ができれば大きな悪い状態を防ぐことができるので、不調に気づいた時点で早めに獣医さんへ相談してください。

菊地 歩 副院長
アニマルメディカルセンター
菊地 歩 副院長
吉川市/吉川/吉川駅
●犬 ●猫
  • 犬の外耳炎

外耳炎のサイン、見逃さないで!

外耳炎とは耳介から外耳道のエリアで炎症が起きている状態です。最も多い原因はアレルギー体質によるもので、半分以上のケースはアレルギーが関与しているといわれています。症状は一般的に耳のかゆみから始まります。耳垢が増えてきたり、脂っこい耳垢や茶色い汚れとして目立ったり、微生物の感染が起こって悪化してくると耳だれと悪臭がしますので、その時になって気づかれる飼い主さんもいます。しかしさらに前の段階で、よく搔くようになった、頭をぐるぐる振る、床に擦りつけているといったサインが見えた時点で相談する方が早く治ります。治療法は進行度によりますが、汚れや耳だれが出ている場合は膿や汚れを拭いたり洗浄したりし、飲み薬や塗り薬で改善していきます。
 原因はアレルギー以外に複合的な場合もあります。プールに入る機会が多かったり、耳に水分が加わるような生活をしていたりすると雑菌が増えやすいため、悪化のリスクが高くなります。予防法はお家でシャンプーした後はきちんと乾かすことなど基本的なお手入れです。その他、飼い主さんがワンちゃんの耳が健康な状態がどういうものかしっかり認識しておくことです。もし子犬の頃から飼っているのであれば、以前と違うところはないか、赤くなっていないかどうか。最初の頃は赤くもなくただむず痒いこともあるので発見しづらいかもしれませんが、何だかいつもと違うな、と感じたら早めに相談していただけるといいですね。

笠井 智子 院長
むに動物病院
笠井 智子 院長
板橋区/大山東町/板橋区役所前駅
●犬 ●猫
  • 犬のクッシング症候群

投薬での治療がメイン。多飲多尿の傾向があれば獣医師に相談を

クッシング症候群とは、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。原因は主にふたつのパターンがあり、ひとつは副腎自体が悪い症状になって起こる場合で、もうひとつは脳下垂体からのホルモンが異常に分泌され、副腎を刺激して起こる場合です。犬の場合は脳下垂体性のクッシング症候群が多いです。この病気になると、多飲多尿、皮膚が薄くなる、背中の筋肉が落ち重力でお腹がたるんでしまうなどの症状が表れます。クッシング症候群は症状が進行すると免疫力が低下したり、血栓症など他の病気も併発してしまうことがあります。この治療法としては投薬がメインになります。外科治療では、副腎が原因であれば副腎の切除、脳下垂体が原因のものであれば脳下垂体を切除するという手術もありますが、こちらはまだあまり一般的ではありません。クッシング症候群はホルモンの病気なので、予防・予見が難しいものです。飲水量やおしっこの量が増えた、お腹の辺りが太ってきたなと感じたら、一度なるべく早めに獣医師にご相談ください。

渡辺 勇太 院長
幸手動物病院
渡辺 勇太 院長
幸手市/東/幸手駅
●犬 ●猫 ●ウサギ
  • 犬の僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症は「聴診」で診断可能。定期的な受診と適切な治療介入を

心臓には4つの「弁」があり、血液が逆流するのを防いでいます。4つある弁のうち、左心室と左心房を隔てる弁を僧帽弁(そうぼうべん)と言い、僧帽弁閉鎖不全症は僧帽弁が十分に機能しない状態を指します。何らかの原因によって僧帽弁がしっかり閉じないと、正常な循環が妨げられることになります。本来は全身に送られるはずの血液が肺に逆流してしまうと肺高血圧症や肺水腫を引き起こし、中には死に至るケースもあります。

僧帽弁閉鎖不全症は、初期には症状がないことが多いものの、進行すると咳き込むようになり、やがて一日中咳が続くようになります。治療はお薬で症状をコントロールする方法もありますが、根治を望むのであれば機能不全となった弁を人工弁に置き換える手術が必要です。

僧帽弁閉鎖不全症であるかどうかは「聴診」で判断できることがほとんどですから、愛犬に気になる様子がみられたら早めの受診をおすすめします。特にキャバリアなどは僧帽弁閉鎖不全症にかかりやすい犬種とされていますので、8歳を目安に定期的なチェックを心がけていただくとよいでしょう。

五十嵐 眞一 院長
三崎動物愛護病院
五十嵐 眞一 院長
三浦市/三崎/三崎口駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット ●鳥
  • 犬の膝蓋骨脱臼

放置すると関節炎の併発も。外科手術での膝の調整とリハビリが大切

膝蓋骨脱臼の多くの場合は、生まれつき足に何かしらの変形をきたしています。症状としては1歳未満の時に急に足を痛がって時々けんけんするような歩き方をしたりします。若いうちは、その症状が出たり治ったりを繰り返す様子が見られます。膝蓋骨が外れたりはまったりを繰り返している状態ですが、状態がひどいと外れたままのケースもあります。
これらの目立つ症状は、多くの子で1歳をすぎる頃には見られなくなります。このとき、治ったと思われる飼い主さんも多くいらっしゃいますが、実際は外れた状態のままだったり、気づかないうちにはまったり外れたりして生活していることも多いです。放置したまま歳をとってしまうと、その先に慢性関節炎を起こしたり、前十字靭帯の断裂を起こしたりします。そういったことを防ぐため、膝蓋骨脱臼のは炎症や変形が蓄積しないうちに手術で膝の調整を行うことが大切です。特に1歳未満のうちに足を痛がる様子があれば、受診して症状を正しく把握する必要があります。すべてが手術を要するわけではありませんが、手術が必要な場合は検討していただき、できればその後のリハビリテーションまでやれることが肝要です。

畠中 道昭 院長
久米川みどり動物病院
畠中 道昭 院長
東村山市/栄町/久米川駅
●犬 ●猫
  • 犬の僧帽弁閉鎖不全症

ある程度の年齢になれば定期的な健康診断を

左側に2つ、右側に2つ。心臓は4つの部屋に分かれています。左側に左心房と左心室の2つの部屋があり、その間の扉が僧帽弁です。血液は左心房から左心室に流れていき、正常であれば僧帽弁が閉じます。閉じることで左心室が収縮し、それによって血液が全身に送られていくのです。僧帽弁閉鎖不全症とは、その名の通り、この僧帽弁が閉まりにくくなる疾患です。本来ピタッと閉じなければいけないものが開いたままになることで血液がめぐりにくくなり、左心房に逆流することで心臓の手前の肺にも障害が及ぶことになります。
心臓が原因で「呼吸が苦しい」となれば、これは一刻も早く病院でしかるべき処置をおこなわなければなりません。それ以前の症状となりますと、動くのが辛くなる、元気がなくなるといったものがありますが、これらは高齢になってくると見られるようになる症状で、見分けるのは困難です。そのため、常日頃の健康診断が非常に大切になってきます。
治療は、外科手術と服薬治療とに大別されます。心臓は、一度悪くなると二度と元の状態には戻りません。機能を戻そうとすれば、手術しか方法はないのです。僧帽弁閉鎖不全症の手術は大掛かりなものになりますから、出来るのは設備の整った限られた施設となります。私も前職で手術に関わっていたものですから、適切なアドバイスをおこなうと共に、ご希望があればしかるべき施設にご紹介が可能です。服薬については、心臓の負担をできるだけ軽減するものです。大別すれば、血管を広げるお薬に強心薬、そして利尿薬の3つとなりますが、超音波検査によってどのお薬が合っているかを確認しながら治療を進めていくことになります。
僧帽弁閉鎖不全症は、早ければ5歳、6歳で発症します。犬種としては、チワワやポメラニアン、トイプードル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルといった小型犬に多いものです。遺伝的な要因も疑われており、また女の子より男の子のほうが病気の進行が早いと言われていますが、いまだはっきりしたことはわかっていません。小型犬を飼われている方は、このような疾患があることを認識し、ある程度の年齢になれば健康診断をお考えになったほうがよろしいかと思います。

渦巻 浩輔 院長
成増どうぶつ病院
渦巻 浩輔 院長
板橋区/赤塚/成増駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥
  • 犬猫の歯周病

歯周病の進行防止にはお口全体のクリーニングが有効

歯周病の大きな原因はお口の中の細菌です。健診などで来院された際に一緒に口腔内のチェックをしていただくことがありますが、歯石が付着している子を多く見かけます。歯石の付着は細菌が増殖する要因になりますが、意外と意識されている方は多くないように思います。また、腎不全をはじめとした臓器不全が歯周病を悪化させる相互要因となることも知られています。そのためまずは歯周病の原因を正しく特定し、根本的な問題を取り除くことが大事になります。歯周炎は進行性の炎症性病変ですので放っておくと歯の根の周囲組織が溶け、さらに進行すると顎の骨が溶けてしまうこともありますので注意が必要です。当院では必要に応じて抜歯を行う歯を評価するために頭部C Tスキャンを行うこともあります。

たとえば「犬歯」の根っこは長く、鼻腔のすぐ隣まで伸びています。そのため歯周病が進行すると歯槽骨という骨が溶けて、口と鼻がつながってしまう(口腔鼻腔瘻管:こうくうびくうろうかん)ことがあります。こうなってしまうと犬は慢性的な鼻炎や副鼻腔炎、肺炎のリスクが高い状態になり、QOL(生活の質)が著しく低下します。このような場合も適切な処置を行うことにより、ぐったりした様子だった犬が元気に飛び回るようになったり、ご飯をもりもり食べたりするまでに回復してくれることもあります。

歯周病の治療は原因に即して行われますが、進行を防ぐためには見えない歯周ポケットの隅々までクリーニングすることが大事です。飼い主さんの中には麻酔をかけることに抵抗がある方もいらっしゃいますが、獣医師と相談しきちんとリスク評価をしたうえで、必要があれば麻酔をかけてお口全体をきれいにしてあげるとよいでしょう。

萩原 幸大 院長
宮崎台どうぶつ病院
萩原 幸大 院長
川崎市宮前区/宮崎/宮崎台駅
●犬 ●猫
  • 犬の胆嚢粘液嚢腫

症状や合併症が出る前に、早期外科治療を選択するのも1つ

胆嚢は、肝臓で作られる胆汁という消化液を一時的に溜めておく袋状の構造物です。十二指腸へ食物が流れて来た時に、胆嚢が収縮し、中の胆汁が胆嚢につながっている管(総胆管)を通過し、十二指腸内に出され、食べ物が消化されるという仕組みになっています。
胆嚢内のサラサラした胆汁という液体が、ゼリー状にカチカチに固まってしまう病気が、胆嚢粘液嚢腫といいます。胆嚢粘液嚢腫になってしまうと、胆嚢破裂や胆嚢炎、また、この固まった粘液物質が十二指腸につながっている総胆管内に詰まってしまう、胆管閉塞が生じてしまうリスクが高くなってしまいます。上記のような合併症が生じた際に、元気や食欲低下、嘔吐、腹痛などの症状が認められる様になり、放っておくとグッタリした状態となり、亡くなってしまう怖い病気です。

粘液嚢腫になってしまうと、お薬でサラサラに戻すことはほとんど不可能で、外科治療による胆嚢切除が適応となります。以前は、粘液嚢腫による胆嚢破裂、胆嚢炎、胆管閉塞、黄疸といった合併症を発症した状況で手術することが多く、その場合の周術期の死亡率は20-40%(Pike et al,Worley et al 2004、Youn et al 2018)と報告されており、リスクが伴う手術でした。近年では、超音波機器の普及や機器の改善により、胆嚢粘液嚢腫が症状や合併症を生じる前に、偶発的に発見される事が増えて来たため、早期に外科治療を実施することにより、周術期の死亡率が2%と低くなっております(Youn et al 2018)。
日頃より、画像検査を含んだ健康診断を受けて頂くことは、とても良い事だと思います。もし、偶発的に粘液嚢腫の前段階である胆泥症が認められた場合は、上記の症状や合併症が出る事はないので、低脂肪食や利胆剤を試しながら、粘液嚢腫に進行していかないか、超音波検査を定期的に見て頂く事で良いと思います。もし、胆嚢粘液嚢腫まで進行してしまっていた場合、症状や合併症が出る前に、外科的に胆嚢摘出を選択するのも1つだと思います。

守下 建 院長
船橋どうぶつ病院
守下 建 院長
船橋市/海神/東海神駅
●犬 ●猫
  • 犬の前十字靭帯断裂

犬の前十字靭帯断裂は、加齢性変化が要因の1つに

前十字靭帯断裂とは、前十字靭帯という靱帯が部分的または完全に断裂することであり、断裂の程度により部分断裂と完全断裂に分かれます。前十字靭帯は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)を結ぶ靭帯で、脛骨の前方変位(前方への動き)と内旋(内側にひねる動き)を制御しているため、断裂すると膝関節に不安定が生じ、正常に歩くことはできなくなります。
人ではよくスポーツ選手などが外傷により発症しますが、犬では多くが靭帯の加齢性変化に力学的因子が加わることで発症します。生後、年数を重ねて靭帯の線維が弱くなっている状態で過度な力が加わった時に断裂しやすくなるのです。ここで言う「加齢性」とは、「老齢性」とは意味が異なり、単に「年数を経て」ということを指しますので、若齢や中齢でも発生します(つまり、老齢に至らなくても靭帯の線維は脆弱化します)。
一方の脚で前十字靭帯断裂を発症した犬の60%が2年以内に対側肢でも発症したという統計がある他、特に小型犬において、膝蓋骨内方脱臼(膝のお皿の脱臼症)を基礎疾患に持つ犬では、そうでない犬より7倍発症しやすかったという研究結果も報告されています(膝蓋骨内方脱臼の存在により、普段から内旋方向への力が掛かっているため)。
また、前十字靭帯を断裂した場合、断裂の程度に関わらず変形性関節症(DJD)と呼ばれる関節疾患を続発し、これは治療の有無に関わらず進行します。DJDは、損傷した関節軟骨を修復しようとして関節に隣接する骨に骨棘(こっきょく)が現れます(ボコボコとした骨の増生所見)。前十字靭帯を治療したとしても、DJDによる症状(寝起きや歩き始め、長時間運動後の挙上=足を持ち上げる動作)は残ることがあります。ただしDJD自体は珍しい疾患ではなく、無症状なことも多く、1歳齢以上の20%の犬が罹患しているとも言われています。
予防するのは難しい疾患ですが、体重管理(適正な体重に減量)により膝にかかる負担を小さくすることは有効な予防策です。

治療としては、内科療法、または外科療法(手術)が選択されます。
内科療法は、数週間の消炎鎮痛剤内服と安静により、軟部組織(骨以外の組織)が関節を固めてくれるのを待つ方法です。ただし、一般的に内科療法が有効なのは体重が10kg以下の小型犬で半月板損傷を伴わない場合に限られます。半月板は、大腿骨と脛骨の間に存在する構造物でクッションの役割を担います。半月板は前十字靭帯断裂時に同時に損傷することが多く、一般的な検査で損傷しているかどうかを診断するのは困難です。
外科療法では様々な術式が存在します。当院では関節外法(flo法)と脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO法)を実施しています。flo法とは、関節の外に人工靭帯を設置する方法です。腓腹筋種子骨と脛骨粗面に開けた穴を糸で結び、靭帯の代替とします。手術の侵襲がTPLO法に比べ少なくて済みますが、小型犬のみが適応対象である他、軟部組織で関節が固まる前に糸が緩んでしまうリスクがあります。
TPLO法は、脛骨を切断し、膝の構造自体を変更して固定する方法です。犬は脛骨高平部に角度があるため、歩く度に、脛骨に前方へ変位しようとする力が加わります。本術式では脛骨高平部の角度を適正(5-7°)に矯正することで、機能自体を安定化します。侵襲が大きい手術ですが術後の再発は少なく、flo法よりも早い時期に機能が回復します。

廣間 純四郎 院長
みなみ野動物病院
廣間 純四郎 院長
八王子市/みなみ野/八王子みなみ野駅
●犬 ●猫
  • 犬の甲状腺機能低下症

「最近元気がない」「毛が薄くなってきた」などの変化があれば、ぜひ病院で検査を

・甲状腺機能低下症とは?
犬の病気の中でも比較的よく見られるホルモン異常の一つが「甲状腺機能低下症」です。この病気は高齢犬での発症が多く、甲状腺という喉の付近にある小さな臓器が正常にホルモンを分泌できなくなることで発症します。甲状腺ホルモンは、全身の代謝をコントロールする重要な役割を果たしており、不足すると様々な症状が現れます。

・どんな症状が出るの?
甲状腺機能低下症の典型的な症状は、「毛が薄くなってきた」「なんとなく元気がない」「太りやすくなった」等といったものです。ほかにも様々な変化が現れることがあります。
例えば、ある8歳のトイプードルの例を挙げましょう。この子は、以前は活発でよく走り回っていたのに、最近は被毛の量が減り、体重も徐々に増えていました。飼い主さんは「歳のせいかな?」と思われていたのですが、検査をしたところ、甲状腺ホルモンの数値が低く、甲状腺機能低下症であることがわかりました。
甲状腺機能低下症の診断には血液検査が必要です。特に「T4」や「TSH」と呼ばれるホルモンの値を測定し、低下しているかどうかを確認します。確定診断には追加の検査が必要になることもあります。
治療は比較的シンプルで、不足している甲状腺ホルモンを薬で補います。先ほどのトイプードルも、毎日決まった量の甲状腺ホルモンを服用することで数週間後には元気を取り戻し、以前のように活発に動けるようになりました。

・予防や注意点
甲状腺機能低下症は主に中高齢の犬に発症しやすいとされています。もし「最近元気がない」「毛が薄くなってきた」などの変化があれば、年齢のせいと決めつけず、病院で検査を受けることをおすすめします。
適切な治療を受ければ、甲状腺機能低下症は十分にコントロールできる病気です。愛犬がいつまでも健康で元気に過ごせるよう、定期的な健康チェックを習慣にしましょう!

髙森 紀聡 院長
アニホック動物医療センター 新横浜病院
髙森 紀聡 院長
横浜市港北区/新横浜/新横浜駅
●犬 ●猫
1 PAGE 6/9 9