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  • 犬の外耳炎

外耳炎のサイン、見逃さないで!

外耳炎とは耳介から外耳道のエリアで炎症が起きている状態です。最も多い原因はアレルギー体質によるもので、半分以上のケースはアレルギーが関与しているといわれています。症状は一般的に耳のかゆみから始まります。耳垢が増えてきたり、脂っこい耳垢や茶色い汚れとして目立ったり、微生物の感染が起こって悪化してくると耳だれと悪臭がしますので、その時になって気づかれる飼い主さんもいます。しかしさらに前の段階で、よく搔くようになった、頭をぐるぐる振る、床に擦りつけているといったサインが見えた時点で相談する方が早く治ります。治療法は進行度によりますが、汚れや耳だれが出ている場合は膿や汚れを拭いたり洗浄したりし、飲み薬や塗り薬で改善していきます。
 原因はアレルギー以外に複合的な場合もあります。プールに入る機会が多かったり、耳に水分が加わるような生活をしていたりすると雑菌が増えやすいため、悪化のリスクが高くなります。予防法はお家でシャンプーした後はきちんと乾かすことなど基本的なお手入れです。その他、飼い主さんがワンちゃんの耳が健康な状態がどういうものかしっかり認識しておくことです。もし子犬の頃から飼っているのであれば、以前と違うところはないか、赤くなっていないかどうか。最初の頃は赤くもなくただむず痒いこともあるので発見しづらいかもしれませんが、何だかいつもと違うな、と感じたら早めに相談していただけるといいですね。

笠井 智子 院長
むに動物病院
笠井 智子 院長
板橋区/大山東町/板橋区役所前駅
●犬 ●猫
  • AGY(メガバクテリア症)

胃がんに発展する可能性も。異常があればすぐに受診を

●胃がんに発展する可能性も。異常があればすぐに受診を
メガバクテリアと呼ばれる真菌が鳥の胃に感染する感染症です。小鳥に広く蔓延しており、繁殖されてペットショップで販売されるまでの流通ルートのどこかで感染することが多いです。飼い始めたあとに症状が出てくるので、販売前の対策は困難です。メガバクテリアに感染すると、何年かは無症状ですが、2~3年してくると吐き気が出る、食欲が落ちる、痩せるなどの症状が見られます。胃から出血すると血便が出る、さらに進行すると胃がんを発症し死に至ります。感染しているかどうかは外観からではわからないので、動物病院で検査を受け、診断を受ける必要があります。実は鳥を動物病院につれていくという発想を持たない飼い主さんはまだまだたくさんいらっしゃいますが、それによって本来の寿命を全うできていない鳥はとても多いと感じています。予防が難しい病気なので、可能であれば小鳥を購入したらできるだけ早く病院を受診し、このような病気にかかっていないかどうかを確かめるようにしてください

貝原 剛規 院長
厚木ひまわり動物病院
貝原 剛規 院長
厚木市/長谷/愛甲石田駅
●鳥 ●ウサギ ●ハムスター ●フェレット ●犬 ●猫
  • 犬の歯周病

小さいころからの歯みがき習慣で歯周病を予防する

犬の歯周病は、3歳を超えると7~8割が罹患しているメジャーな疾患です。これは、犬の歯を磨く習慣が浸透していない現状が要因と言えます。歯みがきをしなければ歯周病になり、逆を言えば歯みがきをすれば予防できるものなのです。そのため、小さいころから歯みがきケアをすることが大切です。歯周病は、予防ができる疾患であり、歯みがきは病院に来なくても、おうちでケアができる予防法になります。
犬は、口の中を触られるのが苦手です。つまり、歯みがきにより歯周病の予防はできますが、罹患してしまった場合は痛みや不快感からより一層処置を嫌がってしまうということを知っておきましょう。いかに、歯みがきの時間を楽しい時間に変えていけるかが大切で、小さなときから歯みがき習慣をつけておくことが重要です。歯周病に罹患することで後々の健康にも影響が出ます。特に、歯周病によって血液中にばい菌が流れることで、心臓病になりやすくなります。心臓病があると麻酔のリスクが格段に上がるため、歯科処置そのものができなくなることがあります。無麻酔での歯石除去は、医療行為でないばかりか、痛みやストレスによりその後の歯みがきを受け入れてくれなくなる為当院ではおすすめしません。
このような悪影響が出ないように、予防することが大事です。

加藤 彰朗 院長
みらいペットクリニック
加藤 彰朗 院長
さいたま市岩槻区/宮町/岩槻駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

愛犬に気になる様子がみられたら早めの受診を

椎間板ヘルニアはぎっくり腰と同じように、ある日突然発症するのが特徴です。日常生活の中でどれだけ注意をしていても発症を完全に予防することはできません。特にミニチュアダックスフンドやトイプードルに代表される犬種は軟骨に異常を起こしやすいため、どうしても椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。

椎間板ヘルニアの症状は大きく5段階に分けられ、(1)痛みだけで神経検査では異常がない(2)ふらつきなど歩き方の異常や繰り返しの痛がる状態(3)後ろ足が立たなくなる(4)完全に歩けない。ただ、痛みの感覚はまだある状態(5)痛みの感覚がなくなる――の順に進行します。(1)の段階では保存療法といって、運動制限やお薬で改善することもありますが、これに対して(2)へと症状が進んでいくと画像検査(MRI)を行って、必要に応じて手術をするか、お薬で様子を見るのか、飼い主様のご意向を伺うこともあります。最近は医学が進歩して(5)の段階でもある程度までの手術での治療効果を期待できますが、状態が悪いほど治るまでの時間がかかることも事実です。また進行した椎間板ヘルニアのうち、数パーセントは数日以内に亡くなってしまう進行性脊髄軟化症(しんこうせいせきずいなんかしょう)という状態に陥ることもあるため注意が必要です。

椎間板ヘルニアは体の構造に問題があったり、日常生活で急な負荷がかかったりして発症するものですから、確実な予防方法はありません。飼い主様ができることとしては、後ろ足の毛をこまめにカットしてあげる(後ろ足の毛を伸ばさない)、こまめな爪切り、肛門腺をためないといったことのほか、ボール遊びや高低差がある段差のジャンプは控えたりしてあげましょう。

太田 茂雄 院長
おおた動物病院
太田 茂雄 院長
さいたま市大宮区/櫛引町/大宮駅
●犬 ●猫
  • 犬の甲状腺機能低下症

「最近元気がない」「毛が薄くなってきた」などの変化があれば、ぜひ病院で検査を

・甲状腺機能低下症とは?
犬の病気の中でも比較的よく見られるホルモン異常の一つが「甲状腺機能低下症」です。この病気は高齢犬での発症が多く、甲状腺という喉の付近にある小さな臓器が正常にホルモンを分泌できなくなることで発症します。甲状腺ホルモンは、全身の代謝をコントロールする重要な役割を果たしており、不足すると様々な症状が現れます。

・どんな症状が出るの?
甲状腺機能低下症の典型的な症状は、「毛が薄くなってきた」「なんとなく元気がない」「太りやすくなった」等といったものです。ほかにも様々な変化が現れることがあります。
例えば、ある8歳のトイプードルの例を挙げましょう。この子は、以前は活発でよく走り回っていたのに、最近は被毛の量が減り、体重も徐々に増えていました。飼い主さんは「歳のせいかな?」と思われていたのですが、検査をしたところ、甲状腺ホルモンの数値が低く、甲状腺機能低下症であることがわかりました。
甲状腺機能低下症の診断には血液検査が必要です。特に「T4」や「TSH」と呼ばれるホルモンの値を測定し、低下しているかどうかを確認します。確定診断には追加の検査が必要になることもあります。
治療は比較的シンプルで、不足している甲状腺ホルモンを薬で補います。先ほどのトイプードルも、毎日決まった量の甲状腺ホルモンを服用することで数週間後には元気を取り戻し、以前のように活発に動けるようになりました。

・予防や注意点
甲状腺機能低下症は主に中高齢の犬に発症しやすいとされています。もし「最近元気がない」「毛が薄くなってきた」などの変化があれば、年齢のせいと決めつけず、病院で検査を受けることをおすすめします。
適切な治療を受ければ、甲状腺機能低下症は十分にコントロールできる病気です。愛犬がいつまでも健康で元気に過ごせるよう、定期的な健康チェックを習慣にしましょう!

髙森 紀聡 院長
アニホック動物医療センター 新横浜病院
髙森 紀聡 院長
横浜市港北区/新横浜/新横浜駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫のがん

ガンの治療法は「抗がん剤」や「外科手術」だけではない?!

基本的には人も動物のガンも違いはなく、同じように進行していくものです。人間の場合は早期発見が大事だといわれていますが、動物の場合は自覚症状をうったえないのでなかなか難しいことです。ですから、「定期的な健康診断」を行うといいと思います。

人間の場合は違和感があった時点で検査することになりますが、動物は「ごはんを食べない」「吐く」「下痢をする」など酷い症状が出てから気づくので、進行していることが多く、手遅れになることが多いのです。皮膚のガンであれば早期にわかりますが、臓器のガンなどを早く見つけることは難しいでしょう。もし定期健診をして早期にわかれば、手術ができなくても「漢方薬」などで進行を出来るだけ抑えることができます。特に歳をとったら健康診断をするといいと思います。治療法も若ければ「手術」という選択肢もあるのですが、手術で取りきれないものは「再生医療」などを併用します。

普通は「外科手術」や「抗がん剤治療」「放射線療法」になります。抗がん剤は副作用がありますが、「オゾン療法」を取り入れることである程度抑えられます。またガン自体にも直接いいとされています。みなさんにぜひ知ってほしいことは、ガン治療には外科手術、抗がん剤、放射線療法以外にも「再生医療」「オゾン療法」「高濃度ビタミンC療法」「漢方薬」「鍼灸」「ヨード療法」などがあること。外科手術や抗がん剤は知られているのに、このような治療法は知られていないのです。

予防については、普段からの「食生活」が大切です。漢方薬をつかって「薬膳料理」も取り入れるといいでしょう。

佐藤 義広 院長
平成動物病院
佐藤 義広 院長
川口市/柳根町/東浦和駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ ●鳥
  • 犬の歯周病

犬の歯周病は『予防できる』病気、加齢に伴い発症率増加

実際に動物病院で診ていると「歯周病」は多い印象を受けます。というのも、犬の歯周病は人と同じく加齢に伴い発症率が増加します。しかし他の病気に比べて、飼い主さんが予防できることがポイントです。歯周病の原因は歯を磨かないことにあります。歯垢が歯に蓄積されて、放置すると歯茎に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かして、結果的に歯を失うことも……。歯肉や歯周ポケットから細菌が浸透し、腎臓や肝臓など全身に影響を与えるともいわれているため、注意が必要です。

症状は白い歯が茶色くなったり、黒っぽい焼けたような色がついたりして、歯石がついていきます。さらに口臭、よだれが出てきます。それに加えて口内炎になりやすく、強い痛みによって食欲の低下や元気がなくなるでしょう。

治療法は歯石を取ることが最も効果的です。全身麻酔をかけて歯石を取り除きます。その後は歯の表面をきれいに磨き、口腔内を徹底的に洗浄します。

予防は毎日、歯を磨いて、歯垢や歯石を付着させないことが大事です。他には口内の菌を抑えるような薬(抗生物質ではないもの)を、口の中に入れて、毎日お手入れしてあげるといいですね。

森田 研美 院長
森田動物医療センター
森田 研美 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 犬の常同障害

総合的な観点から症状を鑑別していくことが大切

犬の常同障害のひとつとして手足を舐めたりかじったり、尻尾を追いかけ回したりといった行動を繰り返すことがあります。行動学的に言えば、何かしらのストレスによって異常行動が起こるという見方や、皮膚に何らかの病変が起こっているために起こる、という見方もある一方で、神経学的な感覚異常によって起こるケースも少なくありません。例えば、前足を氣にする場合、実際は首を痛めていて、神経の異常が前足の感覚異常につながっているケースもあります。また、柴犬に多いのですが、巻いている尻尾を振りますよね。それが尾骨を痛め、結果、尾を追っかけて回る、という行動につながるケースがあります。同じ行動を繰り返すという行為が、果たして心理的なものによるのか、身体的なものなのか、はたまた環境的な要因によるものか、総合的に観察し、診断につなげていくことが重要です。多方面から原因をとらえ、その上で改善しなければ、安定した状態に落ち着くことは難しいでしょう。

志田 蒔宣 獣医師 & 志田 有美佳 獣医師
都岡動物病院
志田 蒔宣 獣医師 & 志田 有美佳 獣医師
横浜市旭区/都岡町/鶴ケ峰駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター ●鳥
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