落ち着きがない・ミスを連発する「ADHD」とは?
不注意・多動性・衝動性の大きく3つの症状が現れるADHDについては、現時点でははっきりとした原因が分かっていません。幼少期は常に体のどこかを動かしているような落ち着きのなさ(多動性)が見られることが多く、成長するにつれて簡単なミスを繰り返す(不注意)ようになることが一般的です。また、先を読まずに行動して後になって困ってしまう(衝動性)こともあり、症状の現れ方は人それぞれ違います。
ADHDの患者さんの中には、適切な診断がつかないまま大人になり、多くのことを求められる社会人になってケアレスミスを連発するようになり、ようやく受診や治療に結びつくケースも少なくありません。治療法としては、対話によって解決策を見つける精神療法や薬物療法があります。また、家族をはじめとした周囲の人が病気のことを理解して、患者さんが「その人らしい生活」を送れるように、適切なサポートを行うことが大事です。
- かぞくの杜クリニック烏山
- 種田 将 院長
- 世田谷区/南烏山/千歳烏山駅
- ●児童精神科 ●心療内科 ●精神科