昔からある病気でありながら、見落とされがちな病気
ウイルスの感染から数週間の潜伏期があり、その後、喉の激しい痛みと首の後ろ側が腫れが見られ、熱が下がらないまま推移する疾患です。喉の痛みがメインの症状であるため、扁桃炎と診断されるケースも散見されます。当然のことながら、扁桃炎として抗生物質を処方されても快方に向かうことはありません。一般的には2週間から4週間で熱が下がって症状が落ち着いていきますですが、特効薬はなく、解熱剤を用いて熱が下がるのを待つしか術はありません。
伝染性単核球症は若い方を中心に昔からある病気ですが、一般的な認知度は非常に低いと言えます。EBウイルス(エプスタイン・バール・ウイルス)をはじめとして様々な病原微生物への感染がこの病気を発症させますが、それぞれの病因毎に、基本的には一生に一回しか罹ることがないという特徴もあります。
- 大森ステーション内科小児科クリニック
- 松原 昌平 院長
- 大田区/大森北/大森駅
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