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  • 高血圧症

患者さんの便利を追求することで、重大な結果になることを防いでいく

日本には4,300万人の患者さんがいると言われ、およそ2人に1人が高血圧の患者さんと見ることもできます。一方、血圧が高すぎると症状が出ることもありますが、ほとんどの方は症状がないため、自分ごとになりにくい疾患と言えるでしょう。高血圧は進行すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを上昇させます。最終的な病名とはなりませんが、原因となった疾患という意味で、死因の中で最たるものと言われています。
高血圧の原因は多岐に渡ります。生活習慣が主な原因であれば、それを改善することで治癒は期待できます。しかし、年齢であったり、遺伝的な体質も関係すると見られていますので、完全な治癒は難しいというのが実際のところです。しかし、完全な治癒は難しいものの、出来るだけ良い状態をキープすることは十分に可能です。お薬に抵抗のある方もおられますし、医療側も妥協する姿勢も見られますが、しっかりと治療すれば治療目標に近づけることは十分に可能な疾患なのです。昨今、オンライン診療が普及し始め、また治療アプリ等の開発も進んでいます。高血圧の治療は、患者さんの便利が進むことで、次のステージに向かうのではないかと期待しています。

石田 和也 院長
八丁堀3丁目クリニック
石田 和也 院長
中央区/八丁堀/宝町駅
●内科 ●小児科 ●健診・検診
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

大腸カメラ検査を受けることが、大腸がんの予防につながる

最近は胃がんを発症する原因が「ピロリ菌感染」にあることが広く知られるようになりました。これによりピロリ菌除菌治療や胃カメラ検査を受ける人が増え、胃がんの患者数は年々減少傾向にあります。一方で大腸がんは近年、患者数・死亡者数の両方で胃がんを上回るようになりました。

大腸がんを発症する要因の一つに、大腸ポリープがあります。はじめは良性だった大腸ポリープが何らかの理由でがん化し、大腸がんを引き起こすことが分かっています。言い換えれば、良性の大腸ポリープを切除することにより、大腸がんの発症予防が期待できるのです。

胃カメラ検査やピロリ菌除菌治療を受けた人が増えたことで胃がんの患者数が減少したように、大腸カメラ検査や大腸ポリープ切除術を受ける人が増えれば、大腸がんの患者数を減らすことができるでしょう。胃カメラ検査に比べると、大腸カメラ検査は受診のハードルが高く感じられるかもしれませんが、ぜひ積極的な受診をおすすめしたいと思います。

木村 晴 院長
木村クリニック
木村 晴 院長
目黒区/中目黒/祐天寺駅
●内科 ●内分泌内科 ●消化器内科 ●循環器内科 ●健診・検診
  • 帯状疱疹

免疫力を低下させない生活習慣で帯状疱疹の発症を予防

帯状疱疹は、人がもともと持っている水痘ウイルスが原因で発症します。小さい頃は、水疱瘡として発症する方が多いでしょう。この水痘ウイルスは、身体のどこに潜んでいるか分かりません。帯状疱疹は、ご高齢の方が罹る病気だと思われがちですが、若い方でもよく発症します。発症のきっかけとなるのは、疲労やストレスにより免疫力が低下することです。
症状としては、痛みや赤い発疹、水ぶくれの順で経過しますが、その逆の流れで症状が出現することもあります。湿疹がない場合もあり、診断が難しい病気でもあります。できるかぎり痛みの段階で気付いて治療を開始することが大切ですが、ただの頭痛だと間違えることもあるでしょう。発症部位は、神経の走行に沿っており、目も胸も足も帯状疱疹になります。
現在はワクチンが開発されており、50歳以上には「シングリックス」というワクチンが接種できるようになりました。これは接種することで、80~90%の予防効果が期待できます。ご高齢な方ほどこのワクチンを接種していただき、帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐことが大切です。この帯状疱疹後神経痛に移行した場合でも、治療が可能です。
まずは、免疫力を低下させない生活として、十分な睡眠と食事、適度な運動を意識することが大切です。そして、十分な休息をとり、ストレスを溜めこまない生活とストレス発散方法を持って生活しましょう。もし、帯状疱疹が発症したと感じた場合は、すぐに病院に行き治療を受けることが重要となります。

田尻 友恵 院長
錦糸町皮膚科内科クリニック
田尻 友恵 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●皮膚科 ●内科 ●美容皮膚科 ●ペインクリニック内科 ●アレルギー科
  • 甲状腺がん

甲状腺腫瘍と診断されたら、一度は甲状腺専門医や甲状腺専門医療機関の受診を

甲状腺腫瘍は多くの場合、良性ですが、超音波画像で明らかに悪性と判断できる腫瘍もあれば、良性と悪性の区別がつきにくい腫瘍も少なくありません。そのような場合は「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診」を行います。この検査では、超音波で腫瘍の位置を確認しながら細い針で腫瘍細胞を吸引し、採取した細胞を顕微鏡で調べてがんなどの異常がないかを確認します(https://www.yokohama-thyroid.com/column/saibousin.html)。また、超音波検査で一見良性に見えても、腫瘍のサイズが大きい場合は悪性の可能性が否定できないため、「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診」の適応となります。

細胞診で良性と判断された場合でも、悪性の腫瘍細胞が隠れている可能性があるため、定期的な受診が必要です。超音波検査を通じて、腫瘍の大きさや形状の変化を確認することが重要です。

「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診の適応」や「外科治療の必要性」の判断には、専門的な知識と経験が求められます。そのため、甲状腺腫瘍と診断された場合には、一度甲状腺専門医や専門医療機関に受診されることをお勧めします。甲状腺専門医や専門医療機関については、日本甲状腺学会のホームページで「認定専門医名簿」や「認定専門医施設名簿」をご覧いただけます(https://www.japanthyroid.jp/)。

淡野 宏輔 院長
横浜甲状腺クリニック
淡野 宏輔 院長
横浜市港北区/新横浜/新横浜駅
●内分泌内科
  • 月経困難症

つらい痛みは低用量ピルでコントロール可能。我慢せずに早めの受診を

月経困難症とはいわゆる「生理痛」のことです。生理痛が俗称で病気と認識されないことが多いですが、月経困難症という立派な病気です。

日本の女性は生理前後に現れる不快な症状を「仕方がないこと」と我慢しがちですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは「病気」であり、治療の対象になります。

月経困難症が疑われる場合には、まず卵巣のエコー検査をして異常がないかどうかを確認します。検査の結果、子宮筋腫や子宮内膜症に伴う月経困難症だと分かれば「器質性」、特に異常がみられない場合には「機能性」の月経困難症との診断がつきます。ほかの病気に起因する器質性の月経困難症では、手術が必要になったり、お薬を使って進行を抑える治療を行うのが一般的です。これに対して子宮の見た目には問題ない機能性の月経困難症の場合は、低用量ピルを使って不快な症状を抑えることができます。

ピルを服用する前の痛みのレベルを10とした場合、個人差はありますが服用後はおおむね1~3まで痛みのレベルが低減します。機能性の月経困難症に悩む女性が妊娠を希望されないのであれば、低用量ピルはつらい期間を上手に乗り切る有効な手段といえます。

川原 正行 院長
ルナレディースクリニック川崎駅前院
川原 正行 院長
川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅
●婦人科
  • MASLD/NASH

飲酒習慣がなくても油断は禁物!日頃から健康的な食生活と適度な運動を心がけ、脂肪肝を防ぎましょう。

NASHとは、アルコールを飲まない人が食生活の乱れなどで脂肪肝を放置しておくことで、まるでアルコールを摂取している人と同様に肝硬変や肝臓ガンなどの重篤な疾患にかかってしまう病気です。原因は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病により肝機能が低下することや、インスリン抵抗性が高まることで肝臓に脂肪がつくこと、遺伝的要因などが挙げられます。肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、NASHは自覚症状がないまま進行し健康診断などで発覚する…というケースが多く見受けられます。この病気の診療では、まず脂肪肝の程度や肝臓自体の硬さを検査し、他の生活習慣病などを併発していないかを調べ、患者さんのニーズに合わせたアプローチを考えていきます。現時点では特効薬はないので、生活習慣を改善していきながら併発している病気の管理をしたり肝機能を助けるお薬を出したり…という流れになります。食事療法としましては、糖分の過剰摂取や高カロリー食は控え、魚や豆腐などの良質なタンパク質・良質な油を選ぶようにし、果物・野菜・全粒穀物を積極的に摂るようにしてください。適度な有酸素運動は脂肪の生成を防ぐ効果があるので、散歩やエクササイズを積極的に日常に取り入れましょう。また、この疾患の怖いところは、「自分はアルコールを摂らないから大丈夫」と油断している間に多量飲酒をする方やウイルス性肝炎の患者さんと同じように、肝硬変・肝臓ガンなどの重篤な病気に進行する可能性があるという点です。ライフスタイルの変化により、暴飲暴食&運動不足になりがちな時代です。アルコールを摂らなくても誰でも発症する可能性はあるので、日頃から食生活や運動で体を整え、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐことが最も効果的な予防法といえるでしょう。

千葉 哲博 院長  
かさい内科消化器クリニック
千葉 哲博 院長  
江戸川区/中葛西/葛西駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科
  • ピロリ菌感染

若いうちに除菌することにより、胃がんのリスクを大幅に軽減することが可能

横須賀市では現在、特に20代、30代の比較的若い世代のピロリ検診に力を入れています。私たちの世代に比べれば、今の若い人でピロリ菌を保有している人は確かに多くありません。しかし、少なからず保有している方がいることも事実で、そうした方々を検診で発見し、胃カメラで検査を行い、除菌をすることで胃がんの発生率を抑えるという取り組みです。
若い世代の検診に力を入れている理由は、若いうちに除菌ができていれば、慢性胃炎が進行してないために胃がんのリスクを軽減できるためです。ある程度の年齢の人であっても、除菌をすることでリスクは減りますが、それまでに慢性胃炎が進行してきた土壌がありますので、若い世代のそれと比べればリスクは残ります。
1つ申し上げておきたいのが、ピロリ菌による癌のリスクは軽減しても、それ以外の癌もあるということです。ピロリ菌がいなくなったからといって癌にならないわけではなく、健康診断やがん検診を受けていただけるようお勧めいたします。

深澤 信悟 院長
ふかさわクリニック
深澤 信悟 院長
横須賀市/長沢/京急長沢駅
●消化器内科 ●内科 ●小児科 ●アレルギー科 ●外科 ●整形外科 ●肛門科
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