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  • 大動脈瘤

命を守るために、生活習慣をしっかり見つめ直し、改善することが重要

動脈硬化が進んで徐々に血管の壁が弱くなっていき、血圧にさらされることによって徐々に膨らんできてしまうのが大動脈瘤です。それが腹部であれば腹部大動脈瘤、胸部であれば胸部大動脈瘤ということになります。
この疾患の特徴は、病態が深刻になるまでさしたる症状がないことです。腹部の場合、血管の径が50ミリを超えると破裂の危険性が高くなってきますが、症状がないために知らず知らずのうちに大きくなってしまうのです。破裂に至ると急激な痛みを伴うことになり、血液が身体の中に出てしまうことになりますから、生命の危険に及ぶことが往々にしてあります。
レントゲンで発見されることもありますが、それは非常に稀な例と言えます。他の病気を疑い、CTやエコーの検査で発見されるケースもありますが、それも偶然の要素が強いでしょう。検査で早期に発見することが難しい面を考慮すると、やはり動脈硬化の危険因子である高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の治療をしっかりと続け、喫煙などの習慣を見直すことが最大の予防策と言えます。大動脈瘤に限らず、動脈硬化疾患は家族歴も重要ですので、お身内の方で動脈硬化にまつわる疾患を経験された方がいらしたら、一定のリスクがあると考え、生活習慣病を気にかけていただくことが大切です。

田邉 弦 院長
丹野内科・循環器・糖尿病内科
田邉 弦 院長
松戸市/松戸/松戸駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●健診・検診
  • うつ病

『うつ病』は誰でもなる可能性のある心の病気

現代の『うつ病』は、職場、家庭、介護、地域などによるストレス、人間関係や業務に関連しています。みなさん口をそろえて「自分がうつ病になるとは思わなかった」「原因も思い当たらない」と言います。それくらい、誰でも心の病気になる可能性のある時代です。いつもより仕事量が多かったり難しかったり、一人でがんばり過ぎたりしていないかうかがうと、そうかもしれないと言われ、内心病気になったことをとても悔しがられます。そういった方々の悔しい気持ちも汲み取りつつ、お薬を飲んで休養すれば良くなりますよ、と伝えています。また、職場や家庭にも状況を説明する必要があります。必ず職場へ戻ることができるとお話して、本人が休むことで減給したり失職したりすることがないようお話します。部署移動が必要な場合は会社の対応に委ねます。患者さんには薬が効いて楽になると説得して、2〜3週間で回復が可能になります。大体は1年かけて治療すればお薬が不要になる段階まで回復し、あるいは2~3年かかって休職や病休を繰り返して病気が長引いた方でも、じっくり話を聞いてお薬を調整していけば、限定的ではありますが、職場復帰する方もおられます。復帰も困難なのではないか、と思うような患者さんがみるみる変わって回復されていく様子に、家庭や職場の見る目も変わっていき、私もやり甲斐を感じています。初回エピソードであれば、うつ病は1年くらいかけて向き合っていけば再発することもないので、あきらめないで治療していただければと思います。

渡邉 良弘 院長
多摩やすらぎクリニック
渡邉 良弘 院長
多摩市/落合/多摩センター駅
●精神科 ●心療内科
  • 近視

中には“見掛け上”の近視も

近視とは、近くが見えやすく、遠くが見えにくい状態のことを言います。眼軸長と言いますが、眼が“長く”なることにより、近視が進行していきます。
お子さんで近視の傾向があると判断されれば、点眼薬やオルソケラトロジーなどの治療もありますが、生活上の注意を踏まえて行動することがまず優先されます。例えば、近くを30分⾒ていたら、20秒遠くを⾒るだけで近視の進行を予防することができます。また、太陽のもとで外遊びを心がけることも有効で、海外では近視の抑制を目的として授業に組み込んでいるところもあります。
近視が進み、強度近視の状態になると、眼底出血や網膜剥離などの疾患のリスクが増えることになります。単に「見えづらくなる」というだけではなく、失明等につながる病気のリスクも増すことになりますので、学校検診で近視が指摘されれば、クリニックで検査を受けていただきたいですね。その際、注意していただきたいのが、子どもの場合、見掛け上の近視があり得る、ということです。お子さんはピントを合わせる筋肉が働きすぎることがあり、近視と誤って診断されることがあるのです。近視傾向があるかどうかを正確に判断するためには、ピントを合わせる筋肉の働きを弱める薬剤を用い、眼軸長の検査等、多角的な検査で本当に治療が必要かどうかを診断してもらうことが重要です。

大原 重輝 院長
おおはら眼科
大原 重輝 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●眼科 ●小児眼科
  • 睡眠時無呼吸症候群

他疾患の根底に潜み、心筋梗塞や脳梗塞、うつ病や認知症のリスクまでもが高まる

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が浅くなる、場合によっては呼吸が止まってしまう病気です。大きく分けて物理的に空気の通り道が狭くなる方と、脳や心臓に原因がある方がいて、日本人の大半は前者です。睡眠時無呼吸症候群は日本で300万人はいると言われていますが、実際に受診している方は1%にも満たないのが現状です。睡眠時無呼吸症候群の原因は肥満が多いですが、それだけではなく、アジア人は欧米人に比べると顎が小さく、気道が狭くなりやすいことも一因です。呼吸が浅くなる、止まるというのは全身に悪影響を及ぼし、高血圧、脂質異常症、心筋梗塞や脳梗塞、ほかにもうつ病や逆流性食道炎、認知症などのリスクが高まります。睡眠時無呼吸症候群を治療していくことでこれらのリスクが間接的に減少し、実際に血圧が下がったというデータもあります。睡眠時無呼吸症候群は他の疾患の根底にあるケースが多いので、やはりしっかりと治療されるのが望ましいです。今はお家でかんたんに検査ができますし、治療方法も様々なやりかたがありますので、日中に眠気を感じる方や上記のような病気を予防したい方は、一度検査をすることをおすすめします。

伊藤 涼 院長
キュアステーション イオン葛西クリニック
伊藤 涼 院長
江戸川区/西葛西/西葛西駅
●内科 ●アレルギー科
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

がんができた部位によっては「人工肛門」を避けられる可能性も

大腸がんはポリープががん化するほか、家族性大腸腺腫症などが原因で発症することが分かっています。中には、喫煙や過度な飲酒が原因で発症するケースもあります。主な症状は便秘・下痢など便通の変化のほか、便が細くなる、便に血の筋が混じる、お腹の張りを感じるなどの自覚症状がみられる場合もあります。早期に発見できれば内視鏡による治療が可能ですが、病理検査の結果によっては早期発見であっても外科手術が必要になる場合もあります。

大腸がんの手術というと「人工肛門になる」と考える方も少なくないと思いますが、結腸癌で永久人工肛門になるケースはそれほどありません。直腸癌では「人工肛門」を念頭におかないといけないケースが多くなりますが、肛門を残せる可能性もあります(肛門温存手術)。大腸がんを早期に見つけるためにも定期的な内視鏡検査を心がけると同時に、日頃からご自分の便通や便の状態を把握し、気になることがあれば消化器の専門家に相談なさるとよいでしょう。

山田 正樹 院長
かわぐち胃腸と内視鏡クリニック
山田 正樹 院長
川口市/栄町/川口駅
●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●内科 ●外科 ●肛門外科
  • うつ病

ライフイベントにおけるストレスや環境の変化で起こるうつ病

うつ病の特徴には、普段の体調と異なって気分が憂鬱で疲れやすい、やる気が出ない、物事をマイナス面にしか捉えられないといった気分の変調が現れます。そして、気分転換ができず、症状が持続する状態となります。うつ病が発症する年齢は幅広いですが、30〜60代が多くみられることも特徴的です。その背景として、仕事や結婚、退職などのライフイベントの変わり目において、大きなストレスと環境の変化が影響していると考えられています。うつ病の治療は、約90%が薬物療法です。患者さんの中には、薬物療法で過敏に副作用が現れる方もいます。その場合は、心理療法がメインとなることでしょう。
うつ病を予防することは容易ではありません。基本的には、自分を中心として取り巻く環境が変わった時に、うつ病は発症しやすくなります。その時点で、すぐにうつ病を発症するのか、あるいは時間が経ってから起きるのかは個人差があります。共通するのは、何らかのタイミングで心理的負荷がかかり、不眠や体調不良が起こります。その変化が起きた時に、しっかりと心身の休養ができることが大切です。

石井 正宏 院長
航空公園クリニック
石井 正宏 院長
所沢市/喜多町/航空公園駅
●心療内科 ●精神科 ●脳神経内科
  • 食物アレルギー

食物アレルギーのタイプはさまざま。適切な診断・治療で症状のコントロールを

食物アレルギーとは、特定の食べ物を口にした後で体にさまざまな症状が現れることをいいます。中でも、食べ物を口にして数秒から2時間以内に皮膚の赤みや息苦しさを感じるタイプがもっとも多く、このほか数時間経ってからじんましんが出たり、お腹の症状が現れたりするタイプもあります。また最近は、食事を終えて数時間経ってから下痢や嘔吐がみられる、消化管タイプのアレルギーが乳幼児に増えています。

一般に、卵・牛乳・そば・ナッツなどの食品は、接種後すぐにアレルギー症状が現れるといわれます。また花粉症の方では、果物や野菜などを食べただけで口まわりのかゆみを訴えるケースもあります。このようにアレルギーの診察では患者さんがどのタイプなのかを見極めることがとても大事になります。適切な診断と治療を行うことができれば症状を抑えることができ、アレルギーがある食品の摂取も可能です。急激に現れる症状はもちろんのこと、少しでも疑問や不安がある場合は積極的に医療機関を受診していただきたいと思います。

飯野 晃 院長
青山アレルギークリニック
飯野 晃 院長
港区/南青山/外苑前駅
●アレルギー科 ●小児科
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