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  • 虚血性心疾患

危険因子をしっかりと治療、コントロールし予防する

虚血とは血が巡らなくなることを意味します。心臓の周りにある冠動脈という栄養血管が狭くなったり、詰まったりすることで狭心症や心筋梗塞が起こり、心臓機能が悪くなって胸に痛みや息苦しさが出る、これが虚血性心疾患です。治療法はカテーテル治療や、飲み薬だけでもしっかりと治療ができるものもあります。治療後の経過を見ていく段階では薬が増えがちになりますが、薬を変更する、やめるというタイミングについては、一般内科の医師では判断しかねるケースもありますので、循環器の専門医の判断を仰ぐのが望ましいです。虚血性心疾患の予防法は、まずはその患者さんの危険因子となるもの、例えば血圧やコレステロール値が高い、喫煙や糖尿病などをきちんとコントロールすることです。睡眠時無呼吸症候群も血圧を上げ、動脈硬化に直結する病気なので治療してほしいところですが、これは自覚しにくい疾患でもあります。日中の過度な眠気や集中力の低下、疲労感が取れない場合は一度受診し相談することをおすすめします。

高昌 秀安 院長
新中野なべよこ内科
高昌 秀安 院長
中野区/本町/新中野駅
●内科 ●循環器内科 ●腎臓内科
  • 低ナトリウム血症

見落とされやすい低ナトリウム血症は、採血で発見することが重要

低ナトリウム血症とは、血液中のイオンのバランスが乱れている病気で、特にナトリウムの濃度がとても低い状態になっています。ナトリウムは、体にとって主要な電解質であり、バランスが崩れると多種多様な症状をきたします。その症状には、頭痛やふらつき、筋肉のひきつり、痙攣発作が見られます。
低ナトリウム血症の原因は、排泄過多による影響が多いと考えられています。高血圧の薬や心不全の薬、利尿剤などの薬剤製によるもの、腎臓の機能障害によるもの、1日10L以上の大量飲水などが挙げられます。
採血によって発見はできますが、診察をしただけでは低ナトリウム血症の発見は難しく、見落とされることが多い病気の一つになっています。また、ゆっくりと進行している場合は、無症状で気付きにくいことが特徴的です。ただし、定期的に採血をしていることで、早期に発見できます。一方、急に発症した低ナトリウム血症では、すぐに診断がつきにくいでしょう。体のだるさや不調を訴えても採血をしなければ、低ナトリウム血症と気付きにくいものです。原因の特定は複雑であり、患者さんの服薬状況や採血した結果から判断していきます。よって、低ナトリウム血症を見落とすことなく発見するためには、この病気を疑って採血をすることが大切です。

後藤 泰二郎 院長
稲城平尾よりそうファミリー内科クリニック
後藤 泰二郎 院長
稲城市/平尾/栗平駅
●内科 ●小児科 ●皮膚科
  • 足底腱膜炎

ストレッチとアイシングが効果的

長時間歩いたり、あるいは歩き出しのところで、足の裏のかかとの部分に痛みを感じるようになります。原因としては、かかとの骨にくっついている足底腱膜のつなぎ目の部分に負担がかかり、炎症を起こるのです。スポーツ選手や立ち仕事をされている方、あるいは主婦の方にもよく見られる疾患です。
足にかかる過度な負担が主要な原因となりますので、負担となっている動作を減らすことが第一ですが、それが難しい方もいらっしゃるでしょう。そのため、ストレッチをはじめとした対処療法が有用になります。ストレッチはアキレス腱を伸ばすものと、足の裏(足底腱膜)を直接伸ばすようにするものが有効です。また、寝る前のアイシングも効果的です。冷やすことで炎症を沈静化させるわけですけども、注意したいのは活動中は冷やさないことです。野球の選手が投げた後にベンチで肩周辺を冷やしている姿をよく見かけますが、彼らは試合中に冷やすことはありません。冷やしたその瞬間に筋肉は固くなってしまいますから、冷やしたらあとは寝るだけにすることが大切です。

橋本 敬史 院長
目黒整形外科内科
橋本 敬史 院長
目黒区/目黒本町/武蔵小山駅
●整形外科 ●内科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • 近視

中には“見掛け上”の近視も

近視とは、近くが見えやすく、遠くが見えにくい状態のことを言います。眼軸長と言いますが、眼が“長く”なることにより、近視が進行していきます。
お子さんで近視の傾向があると判断されれば、点眼薬やオルソケラトロジーなどの治療もありますが、生活上の注意を踏まえて行動することがまず優先されます。例えば、近くを30分⾒ていたら、20秒遠くを⾒るだけで近視の進行を予防することができます。また、太陽のもとで外遊びを心がけることも有効で、海外では近視の抑制を目的として授業に組み込んでいるところもあります。
近視が進み、強度近視の状態になると、眼底出血や網膜剥離などの疾患のリスクが増えることになります。単に「見えづらくなる」というだけではなく、失明等につながる病気のリスクも増すことになりますので、学校検診で近視が指摘されれば、クリニックで検査を受けていただきたいですね。その際、注意していただきたいのが、子どもの場合、見掛け上の近視があり得る、ということです。お子さんはピントを合わせる筋肉が働きすぎることがあり、近視と誤って診断されることがあるのです。近視傾向があるかどうかを正確に判断するためには、ピントを合わせる筋肉の働きを弱める薬剤を用い、眼軸長の検査等、多角的な検査で本当に治療が必要かどうかを診断してもらうことが重要です。

大原 重輝 院長
おおはら眼科
大原 重輝 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●眼科 ●小児眼科
  • MASLD/NASH

飲酒習慣がなくても油断は禁物!日頃から健康的な食生活と適度な運動を心がけ、脂肪肝を防ぎましょう。

NASHとは、アルコールを飲まない人が食生活の乱れなどで脂肪肝を放置しておくことで、まるでアルコールを摂取している人と同様に肝硬変や肝臓ガンなどの重篤な疾患にかかってしまう病気です。原因は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病により肝機能が低下することや、インスリン抵抗性が高まることで肝臓に脂肪がつくこと、遺伝的要因などが挙げられます。肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、NASHは自覚症状がないまま進行し健康診断などで発覚する…というケースが多く見受けられます。この病気の診療では、まず脂肪肝の程度や肝臓自体の硬さを検査し、他の生活習慣病などを併発していないかを調べ、患者さんのニーズに合わせたアプローチを考えていきます。現時点では特効薬はないので、生活習慣を改善していきながら併発している病気の管理をしたり肝機能を助けるお薬を出したり…という流れになります。食事療法としましては、糖分の過剰摂取や高カロリー食は控え、魚や豆腐などの良質なタンパク質・良質な油を選ぶようにし、果物・野菜・全粒穀物を積極的に摂るようにしてください。適度な有酸素運動は脂肪の生成を防ぐ効果があるので、散歩やエクササイズを積極的に日常に取り入れましょう。また、この疾患の怖いところは、「自分はアルコールを摂らないから大丈夫」と油断している間に多量飲酒をする方やウイルス性肝炎の患者さんと同じように、肝硬変・肝臓ガンなどの重篤な病気に進行する可能性があるという点です。ライフスタイルの変化により、暴飲暴食&運動不足になりがちな時代です。アルコールを摂らなくても誰でも発症する可能性はあるので、日頃から食生活や運動で体を整え、肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐことが最も効果的な予防法といえるでしょう。

千葉 哲博 院長  
かさい内科消化器クリニック
千葉 哲博 院長  
江戸川区/中葛西/葛西駅
●内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科
  • 糖尿病(2型糖尿病)

日本人の6人にひとりが罹患。治療も予防も生活習慣が肝心

糖尿病とは、膵臓から出るホルモンであるインスリンの働きが弱くなり、血糖が増えてしまう病気です。1型と2型に分別され、1型は膵臓の細胞の破壊によるもの、2型は遺伝による体質や生活習慣によって起こるもので、日本人の糖尿病罹患者の90%が2型です。もともと日本人は欧米人に比べてインスリン分泌能力が低く、糖尿病に罹患しやすいと言われており、日本では成人の6人にひとりが糖尿病です。糖尿病になると手足の痺れや疲労感が出るほか、感染症にかかりやすくなったり、様々な合併症を引き起こしたりします。糖尿病の治療は血糖値をコントロールすることですが、その方法としては食事療法、運動療法などが挙げられます。薬物療法もありますが、前述のふたつで生活習慣を改善していくことが前提となります。糖尿病の予防策としては、日頃から規則正しい食生活や適度な運動を心がけることです。高齢の方の病気というイメージが定着していますが、若い方でも潜在的な罹患者は少なくありません。喉が渇きやすい、尿が多いなどのほか、だるさや手足の痺れなどが見られる際は糖尿病の可能性が高いので、すぐに医療機関を受診したほうがいいですよ。

青木 厚 院長
あおき内科 さいたま糖尿病クリニック(旧:青木内科・リハビリテーション科)
青木 厚 院長
さいたま市見沼区/東大宮/東大宮駅
●糖尿病内科 ●内科 ●内分泌内科 ●代謝内科 ●漢方内科
  • 骨粗鬆症

毎日の生活を見直して、骨粗鬆症の予防につなげましょう

骨粗鬆症は骨密度が低下して骨折しやすくなっている状態のことをいいます。女性ホルモンが低下する高齢の女性に多くみられるほか、甲状腺の病気や糖尿病、ステロイド薬の服用歴なども発症に関わっているといわれます。骨密度が低下してもこれといった自覚症状がないため、見過ごされてしまうケースが少なくありません。しかし骨粗鬆症を放置していると圧迫骨折や大腿骨骨折を招き、背中が曲がって強い痛みが出たり、歩けなくなってしまったりすることがあるため注意が必要です。

骨粗鬆症の治療は薬物療法が基本となり、患者さんの状態に合わせて「骨が壊れるのを防ぐお薬」または「骨がつくられるのを促すお薬」が選択されます。一部のお薬にはわずかな確率で副作用が報告されているものの、1年間で約20万人の高齢者が大腿骨骨折を負っているという報告(2020年度)と照らし合わせてみても、積極的な治療がすすめられるでしょう。

繰り返しになりますが、骨粗鬆症は自覚症状に乏しいため、治療のモチベーションを保ちにくい患者さんが少なくありません。そのため、まずは骨粗鬆症にならないための対策を生活の中に取り入れていただくとよいでしょう。ご自分でできる対策としては、たんぱく質やビタミンD・K、カルシウムを多く含む食品を積極的にとっていただくこと。人工的につくられたサプリメントではなく、普段の食事から栄養をとっていただきたいですね。また、こうした栄養素が体内で上手に活用されるように、1日15分程度の日光浴や適度なウォーキングなどを心がけてください。

福岡 昌利 院長
福岡整形外科
福岡 昌利 院長
さいたま市南区/別所/中浦和駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • かぜ[かぜ症候群]

自然に治癒するものか、治療が必要なものかの鑑別が重要

かぜ症候群、感冒とも言われます。症状としては、咳や鼻水、喉の違和感に加え、全身の倦怠感や発熱が主なものとなるでしょう。様々な解釈はありますが、私個人としてはウイルスによる上気道の感染で、かつ自然治癒するもの、と解釈しています。ウイルス性の疾患は自然治癒するものがほとんどですが、同じウイルス性の病気でも、EBウイルスやサイトメガロウイルスが原因となる伝染性単核球症という病気では入院が必要になることもあります。また一見かぜのように見える症状であっても、抗生物質が必要な溶連菌の感染であったり、かぜから肺炎に移行するものもあるので、その鑑別が非常に重要になります。

ひと昔前まで、かぜ症候群に対して抗生物質が実際に処方されていた時代がありました。しかし、かぜはウイルスの感染によるもので、抗生物質が効くことはありません。また、抗生物質が重症化を防いでくれる効果もほぼ期待はできないのです。むしろ、下痢や薬疹など、抗生物質の副作用の方が目立ってしまうことが多く、抗生物質に対する耐性菌が増えてしまうというリスクもあることから、抗生物質の処方および服用には慎重であるべきでしょう。

大和田 悠樹 院長
キュアステーション イオンモール北戸田クリニック
大和田 悠樹 院長
戸田市/美女木東/北戸田駅
●内科 ●アレルギー科
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