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  • 高血圧症

患者さんの便利を追求することで、重大な結果になることを防いでいく

日本には4,300万人の患者さんがいると言われ、およそ2人に1人が高血圧の患者さんと見ることもできます。一方、血圧が高すぎると症状が出ることもありますが、ほとんどの方は症状がないため、自分ごとになりにくい疾患と言えるでしょう。高血圧は進行すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを上昇させます。最終的な病名とはなりませんが、原因となった疾患という意味で、死因の中で最たるものと言われています。
高血圧の原因は多岐に渡ります。生活習慣が主な原因であれば、それを改善することで治癒は期待できます。しかし、年齢であったり、遺伝的な体質も関係すると見られていますので、完全な治癒は難しいというのが実際のところです。しかし、完全な治癒は難しいものの、出来るだけ良い状態をキープすることは十分に可能です。お薬に抵抗のある方もおられますし、医療側も妥協する姿勢も見られますが、しっかりと治療すれば治療目標に近づけることは十分に可能な疾患なのです。昨今、オンライン診療が普及し始め、また治療アプリ等の開発も進んでいます。高血圧の治療は、患者さんの便利が進むことで、次のステージに向かうのではないかと期待しています。

石田 和也 院長
八丁堀3丁目クリニック
石田 和也 院長
中央区/八丁堀/宝町駅
●内科 ●小児科 ●健診・検診
  • 慢性甲状腺炎[橋本病]

慢性甲状腺炎(橋本病)は20代~50代の女性に多く、不妊の原因にもなる

慢性甲状腺炎(橋本病)は体の中の自己免疫、甲状腺ホルモンが下がる病気です。原因はあまりなく、生まれつきの体質が影響し、ご家族によっては遺伝的に罹りやすい体質かどうかも関係します。年齢は20代~50代の女性に多い病気で、不妊の原因にもなるため、妊娠を考えている方の中で不妊の背景には、慢性甲状腺炎(橋本病)であることも。

甲状腺は代謝をつかさどるホルモンなので、甲状腺が出なくなることで体の代謝が悪くなり、汗をかかなくなったり、体重が増加したり、コレステロールの数値が悪くなったりします。そのため症状は、脈が遅くなったり、眠気が出たり、体重の増加、足のむくみ、認知症のように頭の回転が悪くなったり、脂質異常症にもなったりします。脂質異常症はよくある病気で、慢性甲状腺炎(橋本病)が隠れていることもあるのです。

治療法は採血してもらい、ホルモン投与、投薬すると改善されます。高齢者の方で急に認知症のような症状が出て意欲がなくなりますが、甲状腺のホルモンを補充すると治ることもあります。甲状腺機能が戻ることはないので、チラーヂン(甲状腺ホルモン剤)を補充して、うまくコントロールしていくことになるでしょう。

予防法はなく、何かに気をつければ罹らないという病気ではありません。ですから、慢性甲状腺炎(橋本病)を疑ってきちんと調べることが非常に大切です。

川名部 新 院長
おばな内科クリニック
川名部 新 院長
川崎市中原区/上新城/武蔵新城駅
●内科 ●糖尿病内科
  • 心不全

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長
ごうファミリークリニック鎌倉大船
青野 豪 院長
鎌倉市/城廻/大船駅
●内科 ●循環器内科 ●心療内科 ●訪問診療
  • にきび

思春期ニキビと大人ニキビ。原因によって異なるアプローチが必要

一口にニキビといっても、その原因やできやすい場所などは年齢によって異なります。たとえば中学生や高校生など思春期の頃にできるニキビは、おでこや鼻筋などの“Tゾーン”にできやすいのが特徴です。

思春期ニキビの原因としては、皮脂分泌が過剰になること、スナック菓子や糖分の多い飲料など脂質や糖質の多い食事を取り過ぎることなどが挙げられます。また間違ったスキンケアを続けていたり、睡眠不足に陥ったりすることもニキビの悪化を招くため注意が必要です。医師の診断のもと適切な治療薬を使い、症状の改善を目指しましょう。

一方で20歳を過ぎた方にみられる“大人ニキビ”はフェイスラインや顎、首筋にできやすいのが特徴です。大人ニキビの発症メカニズムは思春期ニキビとまったく異なり、多くの場合はホルモンバランスの乱れによるものです。

大人ニキビは過度なストレス、不規則な食習慣、睡眠不足などが原因になる反面、こうした生活習慣を見直すだけでも症状の改善が期待できます。またニキビ跡に対してはフォトフェイシャルやピーリングといった自由診療に対応しているクリニックもあるため、医師に相談してみるとよいでしょう。

吉岡 容子 院長
高梨医院
吉岡 容子 院長
さいたま市浦和区/岸町/浦和駅
●皮膚科 ●美容皮膚科 ●脳神経外科 ●泌尿器科
  • 骨粗鬆症

骨粗鬆症薬は大きくわけて2種類ある

女性は50歳前後で閉経を迎えます。閉経後に女性ホルモンのバランスを崩し、更年期の症状が出ます。またそれに加え、骨の代謝(骨を作ったり壊したりすること)が低下して骨粗鬆症になります。
 骨粗鬆症の薬は大きくわけて2つあり、1つ目は「骨形成促進剤」(骨をつくる薬)、2つ目は「骨吸収抑制剤」(骨を溶かさない薬)です。たとえば、骨折しているケースや高齢で骨密度が低い方に対しては、骨を溶かさない役割よりも、骨を作る役割の方が重要です。しかし2022年現在、骨をつくる薬に内服薬はないので、注射で投与する必要があります。
骨粗鬆症の薬は数多くありますが、どのような治療をするのか、年齢や骨折頻度などを考慮して整形外科医が判断します。検診をきっかけに骨粗鬆症であることを知るケースが一般的です。そういった場合、骨を強くするために、骨形成促進剤(骨をつくる薬)を1年、ないしは2年続けて使用します。しかし、骨密度が正常な数値となっても、その後、何もしないとまた溶けてしまいます。そのため、骨吸収抑制剤(骨を溶かさない薬)の内服を勧めております。骨粗鬆症の予防法としては、50歳前後で骨密度検査を受けることです。そこで問題がなければ次は55歳、60歳で検査することを推奨します。

島田 秀人 院長
ファミリークリニック新小岩
島田 秀人 院長
葛飾区/西新小岩/新小岩駅
●訪問診療
  • 多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群:卵の質が悪いと誤解しないで!適切な予防と治療が大切です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は10~20人に1人にみられる疾患で、卵巣内に多くの卵胞が存在することで、様々な症状を引き起こす病態です。通常は生理開始から約2週間かけて卵子が成熟すると排卵しますが、PCOSの方は排卵する卵子を選ぶまでに時間がかかってしまいます。原因は、卵巣のホルモンバランスの乱れにより男性ホルモンが多くなることで排卵機能が低下することや、インスリン抵抗性や高血圧・糖尿病などの代謝異常が挙げられます。症状は、主に無月経や月経不順・不妊・ニキビ・多毛症・脂漏性湿疹などが見られます。診断は、件の症状の有無のほか、卵巣から分泌されるエストロゲン・プロゲステロン・男性ホルモンの数値の検査、卵巣の超音波検査などを実施し総合的に判断されます。PCOSと診断された多くの方は「卵子の質が悪いんですね」とネットの誤った情報を見て誤解されるのですが、実際に生殖補助医療で卵を育ててみると、たくさんの質のいい卵が取れますので、実際は「宝の山」だと思ってください。生殖補助医療を行うときに卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクがありますが、上手に刺激をすれば副作用をほぼ起こすことなく良質な卵子を得る事ができます。当クリニックは、豊富な経験から多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも質のいい卵をとる技術を心得ていますのでぜひご相談くださいね。治療は患者さんのニーズに合わせて排卵誘発剤・体重管理・ホルモン注射・経口避妊薬・手術などを試みます。治療後は定期的な医師による検診と経過観察を欠かさないようにしましょう。予防法に関しては明確なことはいえませんが、食生活を整えること・規則正しい生活を心がけること・ストレスの少ない生活を送ることが効果的です。

大野 基晴 院長 
北千住ARTクリニック
大野 基晴 院長 
足立区/千住/北千住駅
●婦人科
  • 前立腺がん

50歳を過ぎた男性は定期的にPSA検査の受診を

前立腺がんは、日本人男性の部位別罹患数がトップのがんです。数あるがんの中でも「進行するのが非常に遅いがん」として知られ、病気の兆候はPSA(前立腺腫瘍マーカー)の数値で確認することができます。このため50歳以上の男性には、定期的にPSA値をチェックすることが推奨されています。

多くの病気は「早期発見・早期治療」が大事だとされていますが、進行の遅い前立腺がんの場合は「手遅れにならないうちに」発見できれば命に関わることはまずないと言ってよいでしょう。たとえ70~80歳代で前立腺がんが見つかっても天寿を全うできる患者さんがほとんどですから、過度に怖がる必要はありません。ただし、前立腺がんの5年生存率はステージ3が100%であるのに対し、ステージ4では60%と大きく下がります。このため、50歳を過ぎた男性にはPSA値を定期的に確認することが推奨されているのです。

前立腺がんの指標となるPSA値は採血によって調べることが可能です。泌尿器科を受診する必要は特にありませんので、会社の健康診断や人間ドックを受ける際のオプションとして検査を受けることが可能です。そして検査の結果、もしもPSA値に異常がみられた場合には泌尿器科を受診していただくことになります。MRIや生検などさらに詳しい検査によって最終的な診断をつけ、必要に応じて治療を行います。

新井 学 院長
あらい泌尿器科
新井 学 院長
川口市/東川口/東川口駅
●泌尿器科 ●女性泌尿器科
  • 白内障

白内障とは?初期症状から治療法まで

白内障の初期には、景色がかすんで見えたり、対向車のライトが眩しくなったり、視力が落ちてものが見づらくなったりします。原因の多くは加齢によるものですが、糖尿病やステロイドの長期服用なども原因ですね。あとは、紫外線を多く浴びると白内障になりやすかったり。

根本的に治す方法は今のところ「手術」しかありません。症状の程度にもよりますが、ほとんどの場合は白内障によってにごったレンズを交換する術式で行います。くもりガラスを透明なガラスに入れ替えるようなイメージですね。かすんだ状態がひどい方ほど視力回復を実感してもらえます。

点眼やサプリメントで進行を遅らせることはできるんですが、あくまでも症状の進行を緩やかにするための方法であって、薬やサプリメントだけで治すことは難しいんですね。
「手術」というと、怖いイメージがあったり不安が大きかったりと、少なからず抵抗があるかも知れません。とくに目の手術ということで、ナーバスになる方も多いですね。
ただ、白内障の手術というのは「手術」とはいうものの、「処置」に近いイメージでできるんです。手術時間も「処置」のレベルだと思ってもらえたらいいですね。
実際、手術ではあるけれども日帰りで行う事も多いので、入院設備のないクリニックでも行えます。むしろ、多くの方にとってはクリニックならではのメリットも感じていただけると思います。

たとえば、同じ白内障の手術だとしても、大きな病院だと入院が必要だったり、入院前の検査を行ったりすることもあります。手術を受けるための準備にも時間を確保する必要があるんですね。なので、術前の準備や術後の管理が可能な方の場合は、入院費などがかからないクリニックでの手術のほうが、金銭的にも時間的にもメリットが大きいかも知れませんね。

白内障の予防法について聞かれることがありますが、白内障の原因の多くは加齢によるものなので、基本的には予防は難しいですね。糖尿病やステロイドの使用については担当の医師の判断になります。日常生活で気をつけるとしたら、紫外線の強いところではサングラスをかける、又はバランスのとれた食事をとるということでしょうか。

田口 万蔵 院長
祐天寺たぐち眼科
田口 万蔵 院長
目黒区/祐天寺/祐天寺駅
●眼科 ●小児眼科
  • 睡眠時無呼吸症候群

他疾患の根底に潜み、心筋梗塞や脳梗塞、うつ病や認知症のリスクまでもが高まる

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が浅くなる、場合によっては呼吸が止まってしまう病気です。大きく分けて物理的に空気の通り道が狭くなる方と、脳や心臓に原因がある方がいて、日本人の大半は前者です。睡眠時無呼吸症候群は日本で300万人はいると言われていますが、実際に受診している方は1%にも満たないのが現状です。睡眠時無呼吸症候群の原因は肥満が多いですが、それだけではなく、アジア人は欧米人に比べると顎が小さく、気道が狭くなりやすいことも一因です。呼吸が浅くなる、止まるというのは全身に悪影響を及ぼし、高血圧、脂質異常症、心筋梗塞や脳梗塞、ほかにもうつ病や逆流性食道炎、認知症などのリスクが高まります。睡眠時無呼吸症候群を治療していくことでこれらのリスクが間接的に減少し、実際に血圧が下がったというデータもあります。睡眠時無呼吸症候群は他の疾患の根底にあるケースが多いので、やはりしっかりと治療されるのが望ましいです。今はお家でかんたんに検査ができますし、治療方法も様々なやりかたがありますので、日中に眠気を感じる方や上記のような病気を予防したい方は、一度検査をすることをおすすめします。

伊藤 涼 院長
キュアステーション イオン葛西クリニック
伊藤 涼 院長
江戸川区/西葛西/西葛西駅
●内科
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