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新井 学 院長

GAKU ARAI

前立腺がんのスペシャリストであり地域のかかりつけ医として。患者さんのお気持ちに寄り添い、一人ひとりに適した治療を提案する

東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学の泌尿器科へ入局。大学病院や関連病院にて、前立腺がんをはじめとした泌尿器悪性腫瘍の診療にあたる。2023年4月、東川口駅前に開業。

新井 学 院長

新井 学 院長

あらい泌尿器科

川口市/東川口/東川口駅

  • ●泌尿器科
  • ●女性泌尿器科

苦しんでいる人の役に立ちたい――その気持ちが原点

新井 学 院長

医療の仕事を意識したのは中学生の頃、柳田邦男の『ガン回廊の朝(あした)』という本を読んだときが最初でした。これをきっかけに医師に憧れるようになったものの、高校生になると遺伝子の分野に興味が移り、患者さんの診療にあたる「臨床」よりも「研究」の仕事をしたいと思うようになったんですね。後にノーベル賞を受賞した利根川進先生、本庶佑先生に憧れて、お二人の出身である京都大学の理学部に進む道を選びました。しかし大学で学ぶ中であらためて自分の原点に立ち返る場面があり、「苦しんでいる人の役に立ちたい」という気持ちの高まりから再度大学を受験して、東京医科歯科大学医学部に入りました。
自分の専門に泌尿器科を選んだのは、私が高校3年生のときに父が膀胱がんを患ったことが大きな理由です。手術などを手がける外科医に憧れるような気持ちもありましたし、泌尿器科は内科的な治療や内視鏡、外科手術などに一貫して携われる点も魅力でした。さらに大学の医局の雰囲気がよいことも決め手となり、卒業後はそのまま母校の泌尿器科に入局しました。

デリケートな悩みを気軽に相談できるクリニックを目指して

新井 学 院長

開業まで長く在籍した大学病院では、前立腺がんの手術やホルモン療法、多くの国際共同治験などを中心に先進医療の第一線を担ってきました。また単に病気を治すのではなく、患者さんの心に寄り添った診療をしたいとの思いから精神科領域の勉強会やセミナーなどにも参加し、より質の高い医療の提供につなげてきました。このクリニックにおいても患者さんのお話に丁寧に耳を傾けながら、体だけでなく心まで元気になるような診療をしたいと考えています。
と言いましても泌尿器科はデリケートなお悩みを扱うことが多いため、症状があっても我慢してしまったり、受診を先延ばしにしたりといったケースが少なくありません。私はそうした方々が気軽に相談できる場所をつくりたいと考えて『あらい泌尿器科』を開きました。クリニックのテーマカラーを黄色やオレンジなどの明るく温かい色調にしたり、院内に木目を取り入れたりしているのは「全ての患者さんをあたたかくお迎えします」という私たちの姿勢のあらわれです。排尿や不妊などにまつわるお悩みを「歳のせいだから」「仕方のないことだ」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談いただければと思います。

長きにわたり培った知識と経験をいかし、一人ひとりに適した治療を提案

新井 学 院長

『あらい泌尿器科』では、夜間に何度もトイレに行く・おしっこを我慢できないといった排尿トラブルをはじめ、おしっこに血が混ざる、おしっこをするときに痛みがあるといった泌尿器の病気に広く対応しています。私はこれまで大学病院で先進医療に携わり、前立腺がんをはじめとした泌尿器がんの患者さんを数多く担当してきました。長年にわたり積み重ねた知見をいかして、お一人お一人に適した治療法をご提案できると考えています。とはいえ近年新しく登場したホルモン薬を使用することはできても、残念ながらこのクリニックで手術や放射線治療を行うことはできません。そのためより高度な医療が必要だと判断する場合には、私がかつて在籍した大学病院などへ責任を持ってご紹介させていただきますのでご安心ください。
手術や抗がん剤治療などを除けば、大学病院と同等レベルの診療をご提供できることが当院の強みです。そして、大学病院レベルの診療を行いながらも患者さんのお気持ちに寄り添い、その方にとって一番よい治療法をご提案できることが私自身の強みだと考えています。たとえ病気の治療に使うお薬は同じでも、医師をはじめとしたスタッフの対応によって患者さんの納得感や満足感は異なってくるもの。クリニックを訪れた患者さんに安心して明るい気持ちでお帰りいただけるように、全スタッフがお丁寧であたたかな対応を心がけています。

患者さんのお気持ちに寄り添い、心が明るくなる診療を

大学病院は手術や抗がん剤治療といった先進医療を行う場所であり、地域のかかりつけ医のように患者さんのお話にゆっくりと耳を傾けている時間はありません。しかし私は長い医師生活の中で病気を治すのと同様に心のケアがいかに大切かを痛感しており、このクリニックにおいては患者さんのお気持ちに寄り添った診療を実践していきたいと考えています。
診察の際はまず、患者さんのお話をしっかりとお聞きして、その方が何に苦しんでいらっしゃるかを正しく理解することに努めます。たとえば「怖い」という言葉の裏側には、死への恐怖や痛みを感じる恐怖、仕事を失うかもしれない恐怖などさまざまな理由があるものです。そのため患者さんの心の中にあるものを残さずお話いただいたうえで、患者さんの恐怖心を取り除く方法をご提案しなければなりません。もちろん、クリニックでできる治療にはどうしても限りがありますけれど、私には長年にわたり培った人脈、ネットワークがあります。手術や放射線治療が必要であれば、その道のスペシャリストといえるドクターへとご紹介するなど、顔が見える医療連携を行うことができます。自分で全てを抱え込むのではなく、その患者さんにとってのベストな方法を見極め、時に適切な道案内をする……。そんな私なりのプライドを持ちながら日々の診療にあたっています。

これから受診される患者さんへ

当院では小さなお子さんからご高齢の方まで、男女を問わず幅広い症状に対応しています。小児泌尿器についてはかつて在籍していた獨協医科大学などと連携して治療にあたることができますし、男性不妊や男性更年期なども泌尿器科の領域です。また自由診療にてAGA治療、EDの治療やブライダルチェックなども行っておりますのでご相談ください。何よりも「患者さんにとってもっともよい結果が得られる方法は何か」に重きを置いて、お一人お一人にベストな方法を見つけたいと思います。何かお困りのこと・お悩みのことがございましたらお気軽にご来院ください。



※上記記事は2023年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

新井 学 院長 MEMO

泌尿器科専門医

新井 学 院長から聞いた
『前立腺がん』

50歳を過ぎた男性は定期的にPSA検査の受診を

前立腺がんは、日本人男性の部位別罹患数がトップのがんです。数あるがんの中でも「進行するのが非常に遅いがん」として知られ、病気の兆候はPSA(前立腺腫瘍マーカー)の数値で確認することができます。このため50歳以上の男性には、定期的にPSA値をチェックすることが推奨されています。

多くの病気は「早期発見・早期治療」が大事だとされていますが、進行の遅い前立腺がんの場合は「手遅れにならないうちに」発見できれば命に関わることはまずないと言ってよいでしょう。たとえ70~80歳代で前立腺がんが見つかっても天寿を全うできる患者さんがほとんどですから、過度に怖がる必要はありません。ただし、前立腺がんの5年生存率はステージ3が100%であるのに対し、ステージ4では60%と大きく下がります。このため、50歳を過ぎた男性にはPSA値を定期的に確認することが推奨されているのです。

前立腺がんの指標となるPSA値は採血によって調べることが可能です。泌尿器科を受診する必要は特にありませんので、会社の健康診断や人間ドックを受ける際のオプションとして検査を受けることが可能です。そして検査の結果、もしもPSA値に異常がみられた場合には泌尿器科を受診していただくことになります。MRIや生検などさらに詳しい検査によって最終的な診断をつけ、必要に応じて治療を行います。

グラフで見る『新井 学 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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