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新藤 雄司 院長

YUJI SHINDO

「医者は足軽であれ」3代続く理念で地域の健康をまるごとサポート

杏林大学出身。卒業後は自治医科大学附属さいたま医療センターにて研修医時代を過ごし、自治医大の消化器内科に入局。現在に至るまで地元埼玉の地域医療に関わり続け、2020年に新藤医院の院長に就任した。消化器内科医として内視鏡の研鑽を積み、胃カメラによる検診を担当。人生のほとんどをさいたま市ですごし、ゆかりのあるこの地で診療を通じて地域の方のサポートをしていきたいという思いで日々の診療をおこなっている。趣味はドラム、ゴルフ、フットサル、マラソンなど多岐にわたる。

新藤 雄司 院長

新藤 雄司 院長

新藤医院

さいたま市大宮区/三橋/大宮駅

  • ●内科
  • ●消化器内科

幼い頃から見てきた医師としての父の姿。医師を志した頃から自然と継承を意識していた。

新藤 雄司 院長

祖父や父が医師であったことから、医師を目指すようになり、いつか自分も診療所を継ぐものと思うようになりました。
研修医時代にこれから医師としてどういう道に進もうかと悩んだ時に父に相談したことがあり、これからの内視鏡の可能性というものを知りました。
当時さいたま市が胃がん検診の中で内視鏡検診を導入したんですね。検診で胃カメラが受けられるというのは、当時全国の中でもあまりない取り組みでした。従来の胃がん検診はバリウム検査が主流で、バリウム検査で何らかの精密検査が必要なときに内視鏡検査にすすむ、という流れでした。ただ、バリウム検査だと胃全体の概要はわかりますが、細かな部分までは見れませんし組織検査はできません。
ところが、さいたま市の検診でははじめから内視鏡検査を選択できるようになり、新藤医院でも内視鏡検査ができるようになれば胃がん検診により貢献できると考えました。そんな理由もあって、内視鏡ができる消化器内科の道に進もうと決めたんです。
内視鏡医としての技術を磨いているなかで、父に練習台になってもらう機会がありました。
その際、偶然にも父の胃がんを発見することができました。症状があったわけでもなく、大変運がよかったと考えています。もし自分が他の科に進んでいたらと考えると恐ろしいですが、父がすすめてくれた消化器内科医の道に進んで内視鏡医となった事を、その時は本当に良かったと思いましたね。

この地だからこそできる医療。立地を活かした地域密着の医療を届ける

新藤 雄司 院長

当院は祖父の頃から数えると50年近く診療を続けてきました。
場所は移転しているものの、大宮の地で長年診療を続けることができたのは、地域の方に支えていただいたからに他なりません。
現在の患者さんは、父の代からお越しいただいている方が8割位で、後は新規の方や、僕がもともと見ていた患者さんですね。多くはこの地域の方です。
地域の方には本当にお世話になっていると感じていますし、だからこそ診療のときは「この地域の方みなさんの担当医だ」という意識でやっています。
当院の特徴というか、駅前のクリニックと一番違うのは立地そのものですね。
駅からは離れている分、敷地が広くてゆとりある診察スペースが確保でき適切な距離をもって診療することができるので、コロナの診療への対策も割とスムーズに行うことができたほうだと考えています。
発熱患者様には院外のスペースでの対応となり、今でもご迷惑をおかけしている状況ではありますが、比較的広い敷地で、密になることなく安心して受診していただける点は当院のメリットだと思います。

力を入れたい医療は「地元」地元まるごとのかかりつけ医でありたい

新藤 雄司 院長

地域の方に支えられてきた当院が、昔も今もこれからも力を入れていく医療は「地元」ですね。
医院の周辺地区の方すべてを担当できるように「誰かのかかりつけ医」ではなくて「この地区のかかりつけ医」でいたいと考えています。実際、おかかりいただいている方の多くも地域の方です。
自分の診療範囲としては、内視鏡はもちろん提供できますし消化器内科が専門ではあります。
ただ、内視鏡の件数を増やして内視鏡を売りにするというよりは、自分が診られる範囲の方をていねいに検査して、抱えられる範囲の方の健康を全力で守りたいと思っています。

じっくりゆっくり。対話から見える患者さんの悩みに寄り添える医療

父の代と変わったと言われるのは、患者さんができるだけ構えずにいられる雰囲気と、じっくり話を聞くという診療スタイルかも知れないです。
可能な範囲で患者さんの話、相談などを聞けるように配慮するよう心がけております。
ときには待合室に患者さんがいても、目の前の患者さんの話は聞いてしまいます。
お待ちいただいている患者さんには申し訳ありませんが、一人だけをそのように特別に扱うのではなく、来てくれる方を区別せずに誰の話でもよく聞くようにしているので、話は長めだけどご理解いただいていいるのかも知れません。
ゆっくり話を聞いてほしい、という方は診療科の枠を超えてお越しくださる方もいます。眠れないとか、めまいがあるとか、中には腰痛で悩んでいる方もおられますね。
高い専門性をあえて持たずに、間口の広い、あくまでも一次医療機関として、必要な医療を適切なタイミングで最良の場所へつなげるのが役割だと思っています。

これから受診される患者様へ

新藤医院は大宮駅西口からバスで10分程度の落ち着いた場所にあります。
当院は「医者は足軽であれ」という開業から続く理念を大切にし、患者さんの訴えにはできる限り耳を傾け、お答えするような診療を続けてきました。
この場所だからこそできる地元の皆さんの顔が見える「地域密着型のクリニック」として皆さんのお役に立てると良いなと思いますし、地域の方のかかりつけ医としてご相談いただけたらと思っています。。
日々の診療でいつも意識しているのは「どんな患者さんの話でもゆっくりとよく聞くこと」
話すことで見えてくる悩みにしっかりと向き合って治療したいという考えがあるので、ゆっくりとお話したい方や多くのお悩みを抱えてお困りの方には向いている診療スタイルだと思います。
医師選びには相性も大切だと思うので、ご自身が求める医療はどんなものかを考えていただいて、そのうえで治療を受けていただくのが良いですね。
当院の場合ですと、どんなご相談でもしっかりお話いただける環境と、ゆったりとした診療が提供できます。
いろいろな症状でお悩みの方はぜひ一度ご相談いただければお役にたてると思います。

※この記事は2022年10月に取材したものです。

新藤 雄司 院長 MEMO

総合内科専門医 /消化器病専門医

新藤 雄司 院長から聞いた
『胃がん』

胃がんは早期発見が肝。二十歳の「ピロリ菌検査」を

ピロリ菌は胃がんの原因の一つです。
かつての日本人にはピロリ菌の感染者が多かったんです。若い方の保菌率は減少しつつありますが、家族にピロリ感染者がいたり、胃がんの方がいる場合には若くても胃カメラを受けていただくのが望ましいですね。
胃がんは早期発見がとても重要で、早めに治療すれば治る可能性が高いんです。
ピロリ菌感染の段階なら、治療は1週間くすりを飲んで除菌するだけ。それで胃がんのリスクを減らせるのですから、多くの方にピロリ菌の感染状態を確認していただくのが良いですね。ちなみにピロリ菌の除菌薬は胃潰瘍にも効果があります。
ピロリ菌が活動性胃炎を発症するのは高校生くらいからなので、二十歳になったらピロリ菌検診をみんなが受けられるようになれば、胃がんのリスクも減らせます。ご自身が胃がんや胃潰瘍で治療された方には、お子さんのピロリ菌チェックをおすすめしたいですね。

グラフで見る『新藤 雄司 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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