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  • 摂食障害[食行動障害]

食べて飲み込む行為を客観的に評価し、行動を起こすことが重要

食べて飲み込む、という行為は意識的に行っていることと無意識下で行われていることに分けることができます。目で見て食べ物を認知し、口に運び、咀嚼をする。ここまでは自分の意識で行われることです。その口に入れたものをごっくんと飲んでいく。これは、無意識下、反射として行われる動作です。口の中で食べ物を留めることはできても、喉で留めておく、ということはできませんよね。これが、反射です。摂食・嚥下障害とは、この反射の部分に問題が生じてしまうものです。例えば脳卒中などが起こって脳に障害が起こってしまった場合や、認知症が進むことでそれらの障害が起きてしまうことがあります。昨今ではここに高齢者のフレイルが関わっています。フレイルも全身のそれとオーラルフレイル、つまり、口の虚弱とがあります。年齢を経てきてだんだんと体力が落ちている傾向が出てくるのは仕方がない面もありますが、それが口腔内に及ぶことで飲み込むことが難しくなってくるのです。
何をどれだけ食べられているのか。それを数値化して評価し、その評価をもとにリハビリテーション等を行い、摂食・嚥下の機能を維持していくことが求められます。

荒木 拓道 院長
たくみ歯科クリニック
荒木 拓道 院長
上尾市/須ケ谷/羽貫駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●訪問歯科診療
  • 義歯

使い心地を確かめる仮入れ歯をお使い頂くことで、自分に合った入れ歯が手に入る

自分に合った良い入れ歯を作りたいと思っても、自分に合っている入れ歯はどのようなものがいいのか本人にも分からない場合がほとんどです。入れ歯の専門医院がありますが、何十種類もある入れ歯から、見ただけで選ぶことは難しいでしょう。そこで、入れ歯に強い歯医者さんで診察してもらうことが大切です。仮の入れ歯を使いながら、手直ししたり希望を聞いて本入れ歯を設計していきます。最初から本入れ歯を作り、全く合わなかった、喋れなかったという状態にはなりません。
仮の入れ歯を作り、使い心地が分かった上で本入れ歯を作るというステップが必要です。特に入れ歯がなかなか合わないという人には重要なステップだと言えます。ほとんどの場合、1発でピッタリの入れ歯は作れないものです。どのような入れ歯がいいのか、試してみないと分かりません。口の中というのはとても敏感です。仮入れ歯から本入れ歯への2段階で進めるように、医院で作るようにご近所の歯医者さんでもしっかりと作ってもらうことで問題が解決できる場合が多いでしょう。

黒崎 俊一 院長
医療法人社団アーユス くろさき歯科
黒崎 俊一 院長
さいたま市南区/南浦和/南浦和駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科
  • 歯周病

バイオフィルムと歯周病の関係

皆さんは「バイオフィルム」という言葉を聞いたことがありますか? バイオフィルムとは、細菌のかたまりが歯の表面などに付着してできた膜のようなものです。実は、このバイオフィルムが歯周病を引き起こす大きな原因の一つなのです。

お口の中には、たくさんの種類の細菌が住んでいます。これらの細菌は、ただ単独で存在しているのではなく、互いにくっつき合って集団を形成しています。これがバイオフィルムです。お風呂場の排水溝や台所などの水回りがぬるぬるするのもバイオフィルムですね。バイオフィルムは、歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目、入れ歯、詰め物など、あらゆる場所に付着します。また、抗菌薬に対して強い耐性を持つことも知られています。そのためマウスウォッシュなどで完全に除去することは不可能と言われています。

なぜバイオフィルムが歯周病の原因になるのでしょうか。バイオフィルムの中の細菌は、歯周病の原因となる物質を作り出します。これらの物質が歯ぐきに炎症を起こし、歯周病へと進行していくのです。バイオフィルムは、歯磨きだけでは完全に取り除くことが難しく、細菌にとって安全で快適な住処となっています。そのため、バイオフィルムを放置すると、歯周病菌が増殖し、炎症が悪化しやすくなります。

バイオフィルムをコントロールすることが、歯周病予防の鍵となります。そのためには、毎日の丁寧な歯磨きが重要です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の間や歯周ポケットに入り込んだバイオフィルムを効果的に除去することができます。
また、歯科医院での定期的なクリーニングも大切です。専門的な器具を使ったクリーニングで、バイオフィルムを徹底的に除去し、歯周病を予防しましょう。

歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。歯周病菌が血液中に入り込むことで、糖尿病や心臓病、肺炎などの全身疾患のリスクを高めることが知られています。お口の健康を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。
毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科医院でのクリーニングで、バイオフィルムをコントロールし、歯周病を予防しましょう。

眞部 慶 院長
相模原まなべ歯科
眞部 慶 院長
相模原市中央区/すすきの町/相模原駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科
  • 顎関節症

頬杖やうつ伏せ寝など生活の態癖が大きく影響する

顎関節症とは、耳の前の辺りの顎の不調、頭痛や首や肩の凝り、口が開きづらい、口を開くと音が鳴るなどの症状があります。この原因は様々なことが複合的に重なっているものですが、最も大きな原因は上下の咬み合わせと、顎関節と神経筋機構のバランスの調和が崩れることです。最も多いパターンとしては咬み合わせに何かしらの変化が起きる、内在していた問題が表に出てくることです。例えば頬杖をつく、うつ伏せ寝などの寝相などの態癖などにより、歯列に外から力がかかることによって歯列が変形してしまうことがあります。そうして咬み合わせが変わってしまい、顎関節症の症状が出てくることがあり得ます。ほかにも、片方で咬む、むし歯の放置や治療が中途半端なままの状態、あるいは歯が欠損したままの状態になっているなどのことも引き金となります。顎関節症の治療は、原因が何かを突き止め、その原因をなくしていく、軽減していくといった対処になります。もう少し踏み込んだ対応ですと、スプリント療法といって専用のマウスピースを使い筋肉や顎関節の安静化を図る方法があります。顎関節症の予防は、生活の癖を見直し、いかに咬み合わせに悪い影響を与えないかが重要です。

倉田 豊 院長
倉田歯科クリニック
倉田 豊 院長
川口市/西川口/西川口駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯の再生医療

歯周組織の再生療法について

歯周病は歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)や歯根を取り巻く歯根膜などが破壊される病気です。悪化すると歯がぐらつき、最終的には抜けてしまうこともあります。通常の歯周病治療では歯石を取り除き、炎症を抑えることで進行を止めますが、一度失われた組織は自然に元に戻ることはありません。

そこで近年注目されているのが「歯周組織再生療法」です。これは、歯槽骨・歯根膜・セメント質といった歯を支える組織を再びつくり出すことを目的とした治療法です。特殊なたんぱく質の薬剤(例:エムドゲイン®やリグロス®)や人工骨などを応用し、細胞の働きを活性化させることで、失われた歯周組織の再生を促します。

再生療法の大きなメリットは、歯を抜かずに長く残せる可能性が広がる点にあります。「この歯はもう抜くしかないかもしれない」と診断された場合でも、条件が整えば保存できるケースがあります。ただしすべての症例に適応できるわけではなく、骨の欠損の形や炎症の状態によって効果に限界があることも事実です。

歯周組織再生療法は、従来の治療に比べてより積極的に歯を守る新しい選択肢といえます。歯を失わないためには「早期の発見と治療」がなにより大切ですが、もし歯周病が進んでしまった場合でも、このような再生療法によって歯を救える可能性が広がっています。気になる方は、まず専門の歯科医院に相談してみるとよいでしょう。

藤澤 將人 院長
目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科
藤澤 將人 院長
新宿区/下落合/目白駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 過剰歯

お子さんの歯が多く生えていませんか?放置すると歯並びに影響する恐れも?!

『過剰歯』というのは小児歯科ではよく問題になる症状で、文字通り『余分に歯があること』です。人間の歯の本数は決まっていて、乳歯20本、永久歯28本、親知らずをいれると32本になり、余分に生えている歯を過剰歯といいます。一方で、数が不足するケースを『先天欠如』といい、歯の数が多くても少なくても異常です。過剰歯の原因は不明なことが多く、レントゲンを撮って偶然発見されることも珍しくありません。また、いつの間にか余分な歯が出てきたと気づくこともあって、子どもの歯から大人の歯に生え変わるときに気づいて来院されるケースもあります。また、怪しいなと思ってレントゲンを撮ってみると過剰歯が発見されること多いものです。治療法は永久歯の歯並びに悪影響があると予想される場合には、抜歯を行います。過剰歯はいろいろな生え方があり、どこに歯が存在するかによって放置しておくかどうかが決まります。また、抜歯が難しいこともあり、手術が必要なときは子どもの年齢を考慮しなければなりません。日頃からお子さんに過剰歯がないか注意して観察することが大切です。日常的にみてあげて、何か気になることがあれば、すみやかに歯科医に相談してください。レントゲンを撮って必要であれば処置をする、もしくはそのまま様子見であれば経過観察をしていくことになります。

河野 隆之 院長
河野歯科医院
河野 隆之 院長
越谷市/越ケ谷本町/越谷駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療
  • 歯周病

予防こそ何よりの治療

歯みがきができてないから歯周病になる。そう考えられる方は多くいらっしゃることでしょう。それも確かなことですが、一方で原因の1つに過ぎないということもまた確かなのです。被せ物や詰め物が合ってない、糖尿病などの全身疾患がある、などなど、歯周病の要因となるものは様々あります。さらには、飛沫感染の可能性です。今回の新型コロナウイルスの流行で、お口の中の菌がどのように空気中を移動し、感染につながるか、テレビ等でご覧になったかと思います。例えば、パートナーの方の歯周病が重度だとすると、ご家族のみなさんに移っていく可能性もあるのです。歯科医師は想定される要因を1つひとつ検証していき、その方にとって最適な治療プランを考えていくことになります。

歯周病は、痛みを感じることがほとんどありません。ですから、まったく症状のないまま末期まで進んでしまうことも珍しくないのです。身の回りの方に「口が臭い」と指摘を受け、受診される方は運が良いと言っていいでしょう。末期まで進んでしまうと、治療の選択肢は限られてしまい、抜歯を余儀無くされるケースも少なくありません。だからこそ、早め早めの段階でお口の中の検査をおこない、歯周病が隠れていないかどうかを見ていくことが何よりも大切です。お口の疾患、特に歯周病について言えば、予防に勝る治療はないのです。

玉野 博 院長
アール歯科クリニック川口芝
玉野 博 院長
川口市/芝/蕨駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療
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