症状とうまく付き合っていくことが求められる
過敏性腸症候群とは、腫瘍や炎症などの器質的な異常が見られないにも関わらず、腹痛や下痢、便秘などの症状が繰り返し起こるものを言います。出勤や通学の途中などで切迫した腹痛が始終起こるようになると生活に大きな支障が生じるため、お困りの方が大勢いらっしゃる疾患です。
ベーシックな治療としては、整腸剤が挙げられます。それでもなお症状のコントロールが難しいケースでは、水分を吸着したり、腸の運動を調節するようなお薬を用い、腹痛の回数を抑えたり、下痢や便秘の頻度を調整し、生活に支障が起きないようにする治療がおこなわれます。
この疾患は完治が難しいため、うまく症状と付き合っていくことが求められます。日常生活に無理が生じないところまで持っていってあげることがこの疾患の治療の目的となります。
- 中沢内科胃腸科医院
- 中澤 幸史 院長
- 葛飾区/金町/金町駅
- ●内科 ●胃腸内科 ●小児科