埼玉ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

西田 雄介 理事長

NISHIDA YUSUKE

一人ひとりに寄り添って心のこもった医療を。『在宅診療』『訪問診療』に特化したクリニック

東邦大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学病院にて初期研修終了後に同病院整形外科学講座に入局。整形外科専門医取得後は在宅医療を学び、2017年より『ファミリークリニック越谷』を友人と開院し、現在はクリニック5院および関連事業所を展開する。

西田 雄介 理事長

西田 雄介 理事長

ファミリークリニック越谷

越谷市/千間台西/せんげん台駅

  • ●内科
  • ●整形外科
  • ●訪問診療
  • ●精神科
  • ●皮膚科
  • ●ペインクリニック

父の影響から医師の道へ、先輩との出会いから訪問診療へ

西田 雄介 理事長

父が広島で地域医療に従事している内科・小児科の開業医だったので、父の背中を見て自然な流れで医師を志しました。整形外科に進んだ理由はスポーツが好きであったことや外科手術に興味があったためです。大学卒業後は東京女子医科大学病院にて初期研修を終了して同病院整形外科学講座に入局したのですが、茨城県の病院に出向させてもらった時に恩師と呼べる先生に出会い、手術に関する「いろは」を全ておしえていただき、毎日病院にいるような生活を送っていました。そんな時ある先輩が千葉で訪問診療クリニックを開業して、手術後に退院した患者さんが自宅療養をする様子を見学しに行ったところ非常にやりがいのある仕事だと感じました。その後は患者さんやご家族一人ひとりに寄り添ったクリニックにしたいという想いから、2017年に訪問診療を専門に行う『ファミリークリニック越谷』を開院しました。越谷にはある程度土地勘があったというのもありますが、埼玉東部は深刻な医療過疎地域であったというのが主な理由です。現在はファミリークリニック越谷以外にも「ファミリークリニック春日部」「ファミリークリニック新小岩」「ファミリークリニック草加」「ファミリークリニック荒川」の合計5院があります。一人でも多くの患者さんに対応するために今後は10院くらいまで展開できたらいいなと考えています。

若いスタッフが多く、フットワークの軽さや熱量の高さが特徴

西田 雄介 理事長

医療法人修志会には訪問診療クリニックが5院あり、非常勤を含めて約30人の医師が在籍しています。グループ全体の特徴としてはご家族や患者さんに寄り添うタイプの先生が多く、勉強熱心な若い医者が多数在籍していることです。何かお困りごとがあるとすぐに行ってあげよう、まずは診にいってあげようという姿勢でフットワークの軽い先生が多いことも挙げられます。スタッフにはいつも伝えていることですが、在宅医療を利用する方についての接し方などで医師や看護師である以前に社会人として基本の「き」をきちんとやりましょうと伝えています。たとえばしっかり挨拶をする、玄関先から上がるときにはきちんと靴をそろえる、何かするときにはひと声かけてから行うなどですね。そういった基本的なことを当たり前にやるように指導しています。

訪問看護ステーションと連携する

西田 雄介 理事長

医療法人修志会には訪問診療5院の他にも「訪問看護ステーション」「訪問マッサージ院」といったその他の医療介護事業も一緒に提供できることが強みです。看護師、セラピスト、マッサージ師などのスタッフは約20人在籍しています。当グループ全スタッフが大事にしていることは「しっかり話を聞き、患者様、ご家族様目線の診療を行うこと」「ニーズに対して、できない理由を探すのではなくできる理由を探すこと」「常に最新の知識、技術を修得できるよう努力すること」です。特にしっかりと話を聞くことについては、相手が何を望んでいるのか、何を望んでいないのか?きちんと見極めること。それらは一人ひとり全て異なります。医療・介護には正解がない話なので患者さんやご家族の様々な想い、考え方、求めていること、どういう人生を過ごしたいかなど望んでいることをしっかりと聞いて、『心のこもったオーダーメイドの在宅医療をお届けする』をモットーに、満足のいく医療・介護を提供できるように努めています。

在宅診療というのは会話のコミュニケーションも大切になってくるのですが、高齢者が多いというのもあって子どもの頃の話や出身地の話は必ずします。たとえば僕自身は旅行が好きで日本全国を大体まわっているので地名が出てくればそこから話を広げたり、子どもの頃の話をしたりすることで会話が弾むこともよくあります。

リハビリ科出身のスタッフも多く、術後のリハビリ推進にも特化

訪問診療以外には『リハビリ』にも力を入れています。私自身がアンチエイジグ学会に所属しているので、いつまでも若くいられるように自宅で出来るリハビリや運動などを取り入れてどんどん啓蒙していきたいですね。リハビリ科の先生も在籍しているので、患者さんが寝たきりにならずにいつまでも元気でいられることを目標に診療を行っていきたいです。

さて、今日では在宅医療の需要が高まっているのはもちろん「訪問診療」という言葉も徐々に認知されてきたなと実感しています。コロナ禍によって通院したくない、入院したくないという方が増えたことで需要が高まったのではないでしょうか。今、入院してしまうと家族にも面会できずに死に目にも会えずにとなると、自宅で診療を受けることを選択肢として考える人も増えました。人生の最期の時間をどのように迎えるか、患者さん自身が決められるということは非常に大切なことです。
これからも24時間365日チーム医療で在宅生活をサポートしてまいります。

これから受診される患者さんへ

医療や介護は患者さんのためにあるべき制度なのに複雑でわかりにくい仕組みであり、実はいろいろなことができることもあるのです。不安なことやわからないことがあれば気軽に相談できるクリニックなので、いつでもご相談ください。医師だけでなくケアマネージャーや訪問看護師、病院の相談員などいろいろな職種の方がいて、誰かに相談すれば何か知恵があって良い制度があると知ることもあります。知らずに過ごすのは非常に勿体ないので、困って胸の内に抱えていることがあれば誰でもいいので周りに相談していただきたいなと思っています。


※上記記事は2022年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

西田 雄介 理事長 MEMO

  • 趣味&特技:ゴルフ・旅行
  • 好きな本・愛読書:経済誌
  • 好きな言葉 座右の銘:信は力なり
  • 好きな音楽やアーティスト:クラシック
  • 好きな場所・観光地:イタリア
  • 出身大学:東邦大学

西田 雄介 理事長から聞いた
『大腿骨頸部骨折』

『大腿骨頚部骨折』になると5年以内に亡くなる可能性も

高齢者に起こりやすい三大骨折というのがあって、「手首」「股関節」「背骨」になり、そのうちの1つの骨折です。大腿骨頚部骨折は足の付け根の部分が転んだことが原因で折れてしまうケガです。治療法は基本的には手術できる状況であれば手術をします。骨折=人が死ぬというイメージはなかなか無いと思いますが、大腿骨頚部骨折になると5年以内に半数が亡くなるともいわれている骨折です。なぜなら骨折したことで寝たきりになってしまい、寝たきりになることで結果的に肺炎を起こしたり、褥瘡ができたり、感染症になったり、認知症が進んでしまったりと、付随する事象が生命予後に大きく関わるからです。
年齢とともに骨が弱くなるのは当然のことなので早期発見、予防をして、いかに寝たきりにならないようにするかが重要です。在宅リハビリや運動をしっかりと行って健康寿命を延ばしましょう。

グラフで見る『西田 雄介 理事長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION