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遠井 敬大 院長

TOI TAKAHIRO

患者さんやご家族に寄り添いながら家族ぐるみのお付き合いを。
緑の芝生やカフェを併設した“私のクリニック”

埼玉医科大学卒業。東京医科大学病院の総合診療科で経験を積み、川崎にある診療所にて5年にわたり所長として診療にあたる。母校の埼玉医科大学総合医療センターにて救急医療に従事するほか、東京医科大学病院総合診療科外来医長を務め、愛着のある地元に開業。

遠井 敬大 院長

遠井 敬大 院長

my CLINIC

北本市/石戸/北本駅

  • ●内科
  • ●小児科
  • ●外科

地域の家庭医になるべく研鑽を積み、愛着のある地元に開業

遠井 敬大 院長

北本は私が生まれ育った地元で、ここでは20年ほど前まで父が外科医院を開いていました。私は小さな頃から医療を身近に感じながら育ち、気付いたら同じ道を選んでいました。また、幅広い診療科の中で「家庭医」を目指したことについても、父の影響が大きかったと思います。ひと昔前は医療機関の数も少なかったですから、父は外科を専門にしながらも内科的な病気を診たり、往診に行ったり、小さなお子さんからご高齢の患者さんまで「何でも診る」というスタンスで診療していたのです。そのため、私の中には父の姿がそのまま「理想の医師像」のように刻まれて、一人の患者さんを総合的に診ていきたいという気持ちが強くありました。とはいえ残念ながら父は私が医師になるのを見届けることなく、学生時代に亡くなってしまいました。そのため「いつかこの場所に自分のクリニックを開く」という決意のもと、地域の家庭医となるべく経験を積んできました。大学卒業後は東京医科大学病院の総合診療科を経て、川崎にある診療所で診療にあたりました。5年にわたり所長の職を務めた後、母校の大学病院では救急医療に携わった時期もありました。その後、東京医科大学の総合診療科外来医長を経て、『my CLINIC』を開設したのは2021年4月です。

緑の芝生やカフェを併設し、地域住民が自然に集うクリニックに

遠井 敬大 院長

私は日本プライマリ・ケア連合学会が認定する家庭医療専門医で……とお話をしても、きっとみなさん「家庭医療って何?」と疑問に思われるでしょう。「家庭医療」や「家庭医」は欧米社会では広く浸透していますが、日本ではまだあまり馴染みがない言葉といえるかもしれません。確かに今の医療は心臓の病気を診る循環器科があったり、胃腸の病気を診る消化器科があったり、体の臓器ごとに専門分野が分かれて細分化が進んでいます。これに対して私たち家庭医は、一人の患者さんの全身を診ること、患者さんを中心にご家族みなさんの健康を見守っていくことが仕事です。さらに私は一歩進んで、この地域全体の健康づくりにも力を尽くしたいと考えています。一般に、医療機関というところは受診のハードルが高く「病気になったら行く場所」だとお考えの方も多いでしょう。ですから家庭医である私にとっては「病気の予備軍の方々にいかにアプローチしていくか」「普段から気軽に足を運んでいただくにはどうしたらいいか」といったことがクリニックづくりのテーマでした。駐車場から緑の芝生を通ってお入りいただくクリニックは、これまでの医療機関のイメージを一新するような開放感あふれるリラックスした空間づくりを心がけました。また敷地の一角には川越で人気のカフェがあるなど、自然と人が集まってくるような仕掛けも施しています。クリニックにかからなくてもベンチに座りながら健康相談ができたり、診察までの時間をお好きな場所で過ごしていただいたり。クリニックにお越しいただくのはもちろんですが、この場所を訪れることが地域のみなさまの癒やしや楽しみにつながったら嬉しく思います。

日常的な病気から思いがけないけがの処置まで、幅広いニーズに対応

遠井 敬大 院長

私たち家庭医は年齢や性別にかかわらず、患者さんやご家族みなさんの診療を担当させていただきます。かぜを引いた・お腹が痛いといった日常的な病気をご相談いただくほか、糖尿病をはじめとした生活習慣病の管理をお任せいただいたり、健康診断や予防接種によって病気の予防に努めたり。いずれは訪問診療をスタートすることも視野に入れて、地域に暮らす方々の健康をしっかりサポートしていきたいと考えています。来院される患者さんは小さなお子さんやご高齢の方などさまざまですが、割合としてはお子さんが多い印象がありますね。このエリアにはまだ小児科のクリニックが少ないようですから、私が救急医療を経験してきたのも「子どものけがに対応できるように」という気持ちからでした。活発に動き回るお子さんが転んでけがをしたり、指を切ってしまったりという場合にも適切な処置ができるかと思いますので、ぜひご相談ください。クリニックには子ども向けのアニメを流すテレビは置いてありませんが、お子さんが飽きてしまったときには楽しく遊べる芝生がございますので(笑)、安心して足を運んでいただきたいと思います。

患者さんやご家族に寄り添いながら、家族ぐるみのお付き合いを

『my CLINIC』というクリニック名をそのまま日本語にすると「私のクリニック」になります。この言葉のとおり、地域に暮らす一人ひとりの方々が当院のことを「私のクリニック」だと認識していただくことが今の目標です。一人の患者さんを中心にご家族みなさんと、家族ぐるみ・地域ぐるみのお付き合いができたら嬉しく思います。実際に、時にはママさんがお子さんを二人、三人と連れてお越しになることもあるため、診察室はご家族みなさんでお入りいただけるように広々としたスペースを確保しています。もちろん院内は段差のないバリアフリー仕様になっておりますので、ベビーカーや車いすをお使いの場合もご安心ください。家庭医は患者さんの全身を診て、ご家族みなさんを診るとお話しましたが、これを象徴するような「家族の木」という絵があります。目の前にいる患者さんは一人で生きているわけではなく、その方の暮らしの中にはお子さんがいたり、ご両親がいたり……そんなことに気付かせてくれる絵です。私自身、患者さんを診察するときはいま現れている症状だけを診るのではなく、これまでの病歴やその方の背景にあるものにも考えを巡らせて適切な診断・治療につなげるようにしています。診察室の中で「おばぁちゃんは元気にしていますか?」「お孫さんの喘息の具合はどう?」といった会話ができるのも、ご家族みなさんのことを知っているからこそだと思います。

これから受診される患者さんへ

私はこの場所で生まれ育ちましたから、お世話になった地域の医療に貢献したいという気持ちが強いです。その最初の一歩として病気を遠ざける「予防」に力を入れたいと考え、地域の方々が自然と集まるような空間づくりを進めました。実はこの建物は、医療とはまったく異なる分野を手がけるデザイナーさんに設計していただいたもので、スタイリッシュな外観もリラックスしてお過ごしいただける院内も、みなさんにご好評いただいています。私は家庭医として一人ひとりの患者さんに寄り添い、もしお困りのことがあるならばそれを解決するお手伝いをしたいと思っています。ご自分のこともご家族のこも、何かご心配なことがあるときにはお気軽にご相談ください。

※上記記事は2022年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

遠井 敬大 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県北本市
  • 趣味&特技:仕事が趣味・旅行
  • 好きな本・愛読書:ビジネス書や仕事関連の書籍
  • 好きな音楽やアーティスト:ジャズ全般
  • 好きな場所・観光地 :軽井沢

遠井 敬大 院長から聞いた
『かぜ[かぜ症候群]』

発熱を伴う場合は思わぬ病気が隠れている可能性も。症状が長引くときは医療機関を受診してほしい

一般に「かぜ」として知られるかぜ症候群は、鼻水や咳、発熱などを伴う感染症です。ウイルスなどに感染し、のどの痛みや鼻づまりなど上気道の症状が現れるようになります。よく耳にする「鼻のかぜ」「咳のかぜ」はかぜ症候群で間違いありませんが、「お腹のかぜ」といわれるものは存在せず、正式には「感染性胃腸炎」などの診断がつきます。同じようにかぜ症候群も細かく検査をしてみると「上気道炎」や「急性気管支炎」だと分かることもあります。とはいえコロナ渦においては、発熱があると受診できなかったり、PCR検査しかしてもらえなかったりするケースも少なくないようです。一方で発熱の原因はかぜや新型コロナウイルス感染症に限りませんので、症状が長く続くときは医療機関を受診し。原因となっている病気を見つけてもらうことが大事です。特にお子さんの場合は自分の症状をうまく伝えることができませんから、保護者の方にはぜひ、お子さんの様子に目配りをして適切な対応を取っていただきたいと思います。

グラフで見る『遠井 敬大 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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