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大坂 祥一 院長

SYOICHI OHSAKA

患者さん・ご家族とのコミュニケーションを重視したアナログな診療と、病棟医療と同等レベルの訪問診療を提供

秋田大学医学部卒業後、首都圏にある複数の一般病院で外科を経て、内科を専門に経験を重ねる。その後、2021年より訪問診療を提供する『みんなのあげおクリニック』にて院長を務め、現在に至る。

大坂 祥一 院長

大坂 祥一 院長

みんなのあげおクリニック

上尾市/愛宕/上尾駅

  • ●内科
  • ●外科
  • ●訪問診療

命を救うヒーロー『ブラック・ジャック』に憧れて医師を志す

大坂 祥一 院長

昭和40年生まれで、当時のヒーローといえば『仮面ライダー』と『ブラック・ジャック』です。世間の悪と難病にメス1本で立ち向かい勝利する姿に憧れて医師を目指しました。大学卒業後は都内の一般病院で2年の初期研修の後念願の外科へ。しかし現実にはそんなアニメの世界はどこにもなく挫折。9年目から消化器を中心とした一般内科に転向。その後東京都、埼玉県の二次救急に力を入れている総合病院で総合診療の経験を重ねました。救急搬入後入院となった、“何科が受け持つか?”の仕分けの難しい患者様を“何でも内科”として多数受け持たせて頂いたことが、現在の診療の大きな糧となっていると思います。2年前からご縁あって、『みんなのあげおクリニック』の院長として勤務しております。

新型コロナの影響で在宅医療の需要がかなり増えたと感じます。老衰や悪性疾患の終末期、残された時間を家族や知人と接して過ごす。最期まで自分らしく人間らしく生きる。入院では叶えられない時間が在宅なら可能であると思います。私たちが関わることで、患者様やそのご家族の不安を少しでも減らすことができるよう努めてまいります。

会話を主とした、血の通ったアナログな診療スタイル

大坂 祥一 院長

病院では多忙の中、医師と患者様という立場で病気以外の話題についてはあまり触れられることはないでしょう。しかし在宅ではむしろ病気以外の話題が多く、コミュニケーションをとることで信頼関係に基づいた診療ができていると思います。
車椅子の患者さんを診察する際、しゃがんで“下から目線”でお話しするようにしています。いろいろな表情がよく観察でき、患者様は自然な姿勢で疲労も少なくお話してくれます。認知症のある方にも、種々の話題で話しかけるよう意識しております。結果普段は無表情であったり無口な方が、突然笑ってくれたり、複雑な会話が成立したり、と施設のスタッフがびっくりすることも少なくありません。(時間がかかりすぎて“巻く”ようせかされることもありますが。)
そんな診療の中で、患者様に癒されている自分にふと気づいたこともありました。“バイタル”よりも垣間見えた“笑顔”が在宅における大切な“所見”であると考えています。

医療を支えるデジタル、新しいものを取り入れていく

大坂 祥一 院長

医学≒科学は基本0か1、白か黒のデジタルなものと考えています。しかし、臨床の場面ではそれでは解決困難な事例に多々ぶつかります。当クリニックでは内科、外科、緩和ケアを標榜しておりますが、緩和における疼痛コントロールはかなり難易度の高い診療と考えます。“痛み”はデジタルでの評価が難しく、例えば久々に運動して全身筋肉痛で、一旦安静にすると体動もつらい状況であっても、同じ運動なら出来てしまった、という経験はないでしょうか?痛みの客観的な評価のためには侘び寂びのようなアナログな感性とでも言いましょうか、ファジーな感覚も必要なのだと思っています。人間はデジタルにはできていない、そんな当たり前のことを改めて認識し、医学との間を診療という架け橋でつなぐ、それが当クリニックの役割ではないかと考えます。

「令和の医療」は常にアップデートしていく

クリニック長老の私が医師歴27年ですが、在宅歴はまだ2年、他のスタッフも事務長以外は3年以下です。一般的に経験が大切なこの業界においては患者様やご家族が不安になる要素かもしれません。しかし心配御無用、当クリニックでは私が目立たない(細かい指示や小言を言わない等で)事で若者が自由に伸び伸びと仕事ができる環境を保っています。実際、スタッフは生き生きと業務にあたっており、日々成長を続けています。余計なストレスのない環境で患者様への対応に集中できていること、それがよりよい医療を目指す当クリニックの大きな柱となっています。

これから受診される患者さんへ 

前述のようにベテランのいないクリニックではありますが、“古き”は訪ねるも、こだわらず。良いものは常にアップデートし、皆様の不利益とならない医療を提供しております。
是非お付き合い頂けると幸いです。


※この記事は2022年11月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

大坂 祥一 院長 MEMO

総合内科専門医

  • 趣味&特技:硬式テニス
  • 好きな音楽・アーティスト:演歌
  • 好きな言葉 座右の銘:ないものねだりは不幸へのバイパス

大坂 祥一 院長から聞いた
『アルコール依存症』

『アルコール依存症』かどうかの判断基準とは?

アルコール依存症の原因は、アルコール過剰摂取によるものと一般的には考えられております。医学的には概ね間違ってはおりません。大量の酒をあおって大暴れするといったイメージがあり、日本の文化として「酒は呑んでも呑まれるな」という言葉もあります。しかし、アルコール依存症とは薬物依存という恐ろしい病気であり、専門的には診断基準が存在し「酒を飲んで暴れるから」「大酒が止められないから」といった主観的に診断していいものではありません。私は外来で簡易的に線を引く基準として、「今止めなければいけないのに止められない」なら依存症の可能性が高いとしてきました。例えば検診で数値がレッドゾーンで禁酒を指示されたのに飲むのが止められず病院に行かなくなるとか、飲酒運転が止められないとか、飲むと普段しないおかしなこと(不法侵入や痴漢など)をしてしまう――飲酒を止めないとそれらのことが止められないなら飲んではいけないのに飲んでしまう、というのは依存症とすれば説明がついてしまうのです。心当たりのある方は、重大な事故を起こす前に治療の検討をお勧めします。

グラフで見る『大坂 祥一 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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