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齋藤 竜太郎 院長

RYUTARO SAITO

「病」ではなく「人」を診て、患者さんの自然治癒力を活かしたオーダーメイドな漢方医療を。

帝京大学医学部にて研修医時代を経て、卒業後は川崎幸病院に勤務する。1995年に副院長として現在地に移転した父の病院の跡を継ぐ、2005年に「東西医学ビルクリニック」の院長に就任し、現在に至る。

齋藤 竜太郎 院長

齋藤 竜太郎 院長

東西医学ビルクリニック

さいたま市中央区/上落合/大宮駅

  • ●内科
  • ●心療内科
  • ●皮膚科
  • ●アレルギー科
  • ●整形外科
  • ●婦人科

漢方医の父の影響で、幼少期から漢方の効果と魅力を身近に感じていた。

齋藤 竜太郎 院長

当クリニックのコンセプトである「東洋医学を柱に西洋医学を取り入れる治療方針」には、双方の医療技術とそれに対するリスペクトが詰まっております。私の父は北里大学の漢方診療科を立ち上げたメンバーの一人でもあり、初代漢方診療部長。もともとガン治療の研究中に東洋医学の魅力に惹かれたという経緯があるため、東洋医学と西洋医学の双方に精通していました。思えば幼少期から風邪を引けばお灸をしたり、鼻炎があればよく庭に生えているドクダミの葉を鼻に入れたりしており、「自然治癒力」を活かす漢方の力にふれ親しんで育ち、漢方の世界を教わってきました。そして帝京大学にて研修医時代を経て、当クリニックで本格的な漢方診療を始めました。体と心に染み込んだ漢方への信頼感と安心感を私の手で伝えたいと強く思い、日々研鑽を積んでいます。また、患者さんの症状改善が第一ですので、同ビル内に、漢方のほか、整体・鍼灸を設けた三位一体の環境で、よりきめ細やかなケアを心がけています。ご来院いただければ、誰よりも患者さん自身がもつ自然治癒力と漢方の力を最大限に活かした治療ができると自負しています。

患者さん自身がもつ自然治癒力を活かし、体質改善を目指す漢方治療を目指しています。

齋藤 竜太郎 院長

漢方治療は、ただ症状をおさえるのではなく、血行を整え、体力をつけ、患者さんがもつ自然治癒力を最大限に引き出し、根本的な体質から改善していく試みです。ですから、将来的に体質改善を目指したい場合や、できるだけ薬に頼らずに症状と付き合っていきたい場合に最適な治療法といえるでしょう。当院は、皮膚科、婦人科、心療内科、内科、整形外科と、幅広い領域で漢方治療をしてきました。とくに効果が期待できる疾患の具体例を挙げますと、皮膚科では、アトピー性皮膚炎で、ステロイドだけに頼らない医療を目指しつつ体質改善をするなど。婦人科では、冷え症、更年期障害、不妊症、生理不順、生理周期に伴うPMS(月経前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害等)で、体調不良や不定愁訴の緩和など。心療内科では、うつ病や自律神経失調症で、抗うつ剤・抗不安薬を飲んでいる状態からの減薬や漢方薬中心の診療など。内科ではぜんそくや生活習慣病、検査結果のもと熱や水分の代謝をととのえ、血の巡り、メタボ体質を改善するなど。整形外科では、脊椎管狭窄症、変形性関節症 慢性疼痛で、血の巡りを良くしたり、老化を抑えるなど。とくに整形外科に関しては、同じビル内にある鍼灸と整体の提携施設をご紹介し、効果を高める治療法の充実も図っています。

「西洋医学は病気を診る、東洋医学は病人を診る」。患者さんに合ったオーダーメイドの治療をしています。

齋藤 竜太郎 院長

私が思う漢方ならではの魅力は、患者さんの細かな症状にも対応できることです。西洋医学では、検査をして異常がなければ問題なしになることが多いですが、東洋医学では「なんとなくだるい」という、病名のない不調にも、ダイレクトにアプローチができるのです。例えば、ある患者さんが体の痛みを訴えるのですが、レントゲンでは特に異常が見当たらないとしましょう。しかし、よくよく話を聞くと、血の巡りが悪かったり、体力が衰えていたり、水が溜まっていたり、ストレスがたまっていたり、ご本人も自覚していない原因が隠れていることが多いんですね。また、そもそも一口に「痛み」と言っても、季節・体質・生活背景などによって一人一人異なるため、西洋医学の薬では強すぎる・弱すぎるなどの合わない薬が出てきます。しかし、漢方であれば、そのような心配は要りません。その人の季節・体質・生活背景のみならず、一人一人の体に合わせてオーダーメイドの治療をすることができます。病気を診るのが西洋医学ならば、病人を診るのが東洋医学…つまり、病名にとらわれず、その患者さんという「人」を診るアプローチが東洋医学なんですね。また、「人」と同じくらい「気」を診ることも大切です。まさに、あの「病は気から」の「気」のことですが、東洋医学では生命のエネルギーを指し、この「気」が滞るとさまざまな不調があらわれると考えられています。常日頃から、この「気」の変化を見逃さないよう、いかに患者さんの表情や声に耳を傾けられるか…漢方医としての真価が問われると思っています。ちなみに、病名のわからない不調を訴える患者さんは、自分の悩みが受け入れられ、自分に適した漢方薬がわかると、とても喜んで帰られますね。そのホッとした表情を見ることが、この上ない喜びを感じます。

西洋医学と東洋医学の統合型医療で、患者さんの症状に合わせた最適な治療をご提案したい。

西洋医学が、手術や薬などを使い症状に対して治療をすることであるならば、東洋医学は、その原因を探るために全身を診て根本的な治療をすることだと思います。これを、全人的医療やホリスティックと呼びます。当院は、東洋医学を主軸にして、西洋医学で補完していく統合型医療を行っており、双方のいいところを活かした治療が可能です。例えば、感染症の疑いがあれば抗生物質を処方したり、ガンであれば適切な外科医をご紹介したりと、まずは西洋医学で症状を和らげます。それから、東洋医学の漢方を用いて、患者さん自身の自然治癒力を高めながら、体質改善を行い、再発を防ぐ…といったアプローチをしていきます。このような東洋医学を柱に、西洋医学も取り入れる統合型医療ですが、世の中の漢方に対するニーズは以前とは違い、飛躍的に高まったと感じています。今後も世の中のニーズに合わせて、東洋医学の魅力とその素晴らしい効果を、このクリニックを通して伝え続けていきたいと思います。


※上記記事は2023年4月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

齋藤 竜太郎 院長から聞いた
『PMS(月経前症候群)』

月経前の女性ホルモンの急激な変動が原因。症状と生活スタイルに合った漢方薬で緩和を。

PMSとは月経前症候群とも呼ばれ、生理前の時期に出る不定愁訴のことで、頭痛・便秘・下痢・肩こり・肌荒れ・むくみ・情緒不安定など、人によってさまざまな身体的・精神的な症状が出ます。PMSに精神的な困難さが顕著になったものをPMDDすなわち月経前不快気分障害と呼びます。これらは、排卵後に「エストロゲン」「プロゲステロン」という女性ホルモンの急激な変動により起こります。生理が始まるとともに楽になることが多いのですが、平均28日~40日周期でやってくる症状は生活に支障をきたすため、酷いケースですと痛み止めや抗うつ剤などで和らげたいと考える患者さんがほとんどです。西洋医学であれば、主にピルや抗うつ剤を処方するところを、東洋医学では漢方によるアプローチをしていきます。当院では、患者さんの症状に合わせたオーダーメイド治療なので、例えば、血の巡りが悪いもしくは血が汚れている「汚血(おけつ)」が原因であれば、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温経湯などの駆於血剤を処方するというような治療をしていきます。汚血→精神不安が伴えば、理気作用のある半夏厚朴湯、抑肝散化凍皮半夏、香蘇散、手足の冷えには当帰四逆加呉茱萸生姜湯、胃腸機能には六君子湯エキス顆粒、生理痛・排卵痛は芍薬甘草湯エキス顆粒など。生理周期による不快症状は、成人女性のみならず成長期のお子様も経験することなので、よりいっそう慎重になるのではないでしょうか。漢方は副作用が少なく、長期的なスパンでみると免疫力の向上や体質改善も期待できるので、どんな些細なことでもご相談ください。悩んだままで過ごすことが、最も女性ホルモンに悪影響ですから。

グラフで見る『齋藤 竜太郎 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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