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羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長

HAYAMA TSUNEMICHI HAYAMA YASUKO

外科・内科の両方の専門的視点から病気にアプローチ!夫婦二人三脚で患者さんに寄り添う、なんでも話し合えるホームドクター。

院長・副院長経歴:本文参照

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長

愛宕山動物病院

上尾市/愛宕/上尾駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●ウサギ

幼い頃からいつも身近にいてくれた動物たち。尊い命をどんな時でも支えたい。

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長

【羽山 庸道 院長】
私も副院長も、幼い頃から動物たちと深く関わってきました。私の場合は小学生の時にイヌを飼い始めました。その子が病気になって、病院に連れて行った際、獣医師の”治療”にとても興味を持ったのがきっかけです。その後は獣医師という職業よりも生物そのものに興味を抱き、学びを深めていましたが、大学受験を機に将来について考え、獣医師という道を選びました。
卒業後は3年間、一般診療の病院に勤務していたのですが、治療をする上で”原因”がわからない病気が多いということに気づいたんです。例えば、下痢の症状を訴えている患者さんに対しては下痢止めを出します。数日様子を見てもらうと、症状が緩和していき、治りましたと、なります。治療をしていく上ではそれで問題はないのですが、”なぜ下痢の症状が出たのか”ははっきりしないのです。また、症状からバイ菌が増えていると推測できると抗生剤を打ってあげます。そうすると症状は改善して元気になってくれます。しかしこの場合も、なぜバイ菌が増えたのかまではわからないんです。治療をする上では対処療法を行えば症状が改善して治ってしまうことが多いですが、その”原因”を突き止めたいと強く思うようになりました。そこで、東京農工大学大学病院に2年間、研修医として勤務することにしたんです。ただ、大学病院には人数の関係で、希望していた内科ではなく、外科に配属になり、当初イメージしていた内容とは異なる経験を積むことになりました。とはいえ、大学病院での治療ですから、日々多くの高度な手術が行われています。手術の手技はもちろんですが、麻酔に関してもとても深い知識を得ることが出来ました。この経験は私にとって大きな財産です。その後は京都や都内の一般診療の企業病院に勤務し、系列の2つの病院で妻の副院長とそれぞれ院長を務めていました。ただ、残念なことに経営者が変わり2つとも閉院する運びとなったんです。急な閉院は通っていた患者さんたちが困ってしまいますよね。中には重症な子もいましたし、緊急の時には今までの病気の経過を知っている獣医師の方が患者さんたちも安心です。何より私が『フォローを続けていきたい!』という思いが強く、愛宕山動物病院を妻と一緒に立ち上げることにしました。この場所に病院を構えたのも、これまでの患者さんたちが通いやすい場所だったからです。

■院長経歴:北里大学獣医学部卒業後、3年間千葉県内の一般診療の動物病院に勤務。診療にあたる中で、症状の改善だけでなく”原因”を理解し、根本から病気を直せる知識やスキルを習得したいとの思いから、東京農工大学外科学研修医として経験を積む。その後、京都の動物病院や都内動物病院勤務を経験。埼玉県上尾市のプラザ動物病院・さいたま市の大宮スマイル動物病院では院長を務める。その後、愛宕山動物病院を開業。

【羽山 靖子 副院長】
私の場合は家に住み着いていたネコ達が獣医師の道へ導いてくれました。うちには15匹ほどいたのですが、その子達が生まれてから成長していく過程で、異常があって生まれた子が死んでしまったり、病気になった子を必死に看病しても死んでしまったりという悲しい経験をしました。そんなか弱い存在の動物たちを守っていきたいという思いを抱くようになり、小学生の頃から獣医師を目指しました。大学在学中、自己免疫疾患で皮膚に症状を抱えるわんちゃんと出会ったんです。その時に『いったいこの病気はなんなんだ!もっと””皮膚”について知識を深めたい!』と考え、慶應義塾大学大学院へ進み、医学博士を取得しました。皮膚について知識を深めると、今度は『病気を直すための”薬”についてもっと勉強したい!もっといい薬を作れないのか!』と製薬会社の研究所へ勤務し、アトピー性皮膚炎について研究をしました。様々な経験をした後、大学病院でドクターフェローとして臨床の現場に戻りました。その時に院長と出会い、結婚・出産を経て、子育てをしながら一般病院での勤務をこなす日々を送っていましたが、夫婦で力を合わせて自分達の病院を作ることにしました。

■副院長経歴:日本獣医畜産大学獣医学科卒業(現・日本獣医生命科学大学)後、”皮膚”について深い知識を得るため、慶應義塾大学大学院医学研究科皮膚科学教室にて学び、医学博士取得。アメリカへ短期留学後、グラクソ・スミスクライン製薬会社研究所勤務し、病気を治すのに不可欠な”薬”を学んだ後、再び診療の現場に。埼玉県内動物病院勤務、東京農工大学獣医内科学研究室ドクターフェローを経て日本動物高度医療センター皮膚科勤務。結婚・出産を経て、育児と両立しながら埼玉県上尾市のプラザ動物病院院長も務める。退職を機に、愛宕山動物病院を開業する。

最前線の現場で得た技術や知識をフル活用し、ホームドクターとして最高の治療を!

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長

【羽山 庸道 院長】
当院の強みは、様々な症例が集まる大学病院で経験を積んできた”専門性”だと考えています。私は外科系の知識は豊富ですし、副院長は内科系で、大学の頃は細胞や病理だけでなく、血液に携わっており経験豊富なことはもちろん、大変信頼できるパートナーです。そのため、お互いの得意分野を活かし、かつ、補い合えるような関係性で診療を行っています。
私は大学病院での研修医時代に多くの手術に携わる中で”麻酔”の大切さを感じ、麻酔薬などにもこだわって安全性を追求しています。麻酔に関しては自信があります。手術で動物が亡くなってしまうのは、実は麻酔が原因であることが多いんです。人間の手術では常に脳波も常にチェックし、麻酔医がそばにいますので安全です。さらに、人間の場合は様々な薬を駆使することで呼吸だけを止めるなど、命の危険がないように工夫されています。しかし、動物の手術では、そこまでの体制で手術を行うことは難しいのです。さらに、人間よりもずっと小さな動物に使う麻酔の量の調整はとても繊細です。麻酔の量が多くなると、人工呼吸器を使わなければいけないくらい、深い麻酔になってしまします。このような深い麻酔がかかっている際に死亡事故に繋がることが多いようです。ですので、当院では自発呼吸を維持した状態で手術を行う”ことを目指しています。こうすることで、手術中のリスクは格段に低くなるのです。
もちろん、麻酔以外の外科の知識・技術には自信があります。外科的なことはぜひお任せください。

【羽山 靖子 副院長】
私の得意とするのは、内科一般と特に”皮膚”に関してです。獣医大学のころは病理学に興味があり、臨床病理学研究室で学び、また大学院では人の皮膚科にて遺伝子レベルから皮膚病の研究を行ってきました。皮膚病は内科疾患の一部として認められることも多く、診断が難しいのが特徴です。いくつかの病気が重なっていることもよくあります。難治性の皮膚病は病理学的診断と全身症状を合わせて考える必要があり、私はこれまでの経験を生かし、より的確に原因を追究し、治療につなげていけるように努力しています。院長と共に、専門的な知識を持ったホームドクターとして診療にあたっていますので、難しい症例なども当院にお任せいただけたらと思っています。

セカンド・オピニオンとしても頼れる存在になりたい。

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長

【羽山 庸道 院長】
私達の専門性は”セカンド・オピニオン”としても患者さんの悩みに寄り添うことが出来ると考えています。外科の場合、10歳を過ぎて高齢になると麻酔のリスクが高くなるために手術をしていない病院もあります。しかし、病気の中には手術でしか治らないものも沢山あります。”手術が出来なくて命を救えない”という状況を解決したいのです。私は、たとえ17歳であっても可能なら手術をしてあげたいと思っています。
手術を伴う病気の中で、高齢の子に特に多くみられるのは”歯”に関連するものです。歯石が溜まってくると歯茎が炎症を起こし、歯槽膿漏になってひどい場合は目の下に穴があき、膿が出てきてしまいます。治療は歯を抜けばすぐに治るのですが、麻酔がかけられないと歯は抜けません。その他、皮膚にできた癌でさえも麻酔をかけられないために手術が出来ず、死んでしまうのです。『高齢だから手術が出来ない』と諦めずに、セカンド・オピニオンとして来院してみてください。

【羽山 靖子 副院長】
獣医師によって診断や治療方針は異なることがありますから、セカンド・オピニオンは大切だと思います。豊富な知識と経験のもと獣医師は診療にあたりますが、得意な分野も考え方も異なるのです。なかなか治らなかった病気がセカンド・オピニオンで解決するということもありますので、悩んでいる方は一度検討なさってみてはいかがでしょうか。
私の得意な分野は内科一般と皮膚ですが、ただ得意なだけではなく”二次診療”の経験があります。動物の医療では、一般的に、かかりつけ医を”一次診療”といい、そこから紹介を受けて行う診療を”二次診療”といいます。人の医療で置き換えると、専門的な治療が出来る大学病院のような立ち位置ですね。私はまさに、その二次診療に携わっていました。より深い知識のもと、セカンド・オピニオンとしていらした患者さんの悩みに寄り添えるのではないかと考えています。
また、診察室は小さいですが、患者さん1人に対して院長と副院長の2人で症状を観察し、2人で診断しています。外科・内科それぞれの視点から病気に対してアプローチしていくわけです。こういった体制は患者さんにより安心していただける治療方針をご提案出来ると思っています。また、実際に喜びの声もいただいています。さらに、私たちの経験を活かすことはもちろんですが、獣医師会の中で、他の先生と交流をもち、そこで得た情報を出来るだけ患者さんに還元できるように務めています。私たちはとにかく、『早く治してあげたい』という思い一心で治療にあたっています。治療自体は地味に見えるかもしれませんが、きっちり治るまでサポートしていきます。

動物達が来院を楽しみにしてくれるような場所に。

【羽山 靖子 副院長】
病院に来ると震えている動物達が多いですが、動物達が嫌がらないように工夫を凝らして迎え入れています。まず、診察の際に心がけていることは”怖がらせない”・”診療は出来るだけ早く行う”ということです。
震えあがっている状態はとても可哀想です。例えば、爪切りで来院した際は、がんじがらめにしたり、カラーをしたりはしません。抑制しない状態でも処置が出来るよう、なるべく短い時間で処置を終わらせます。さらに、”診療中におやつあげる”という工夫で、少しでもリラックスしてくれるように心がけています。

【羽山 庸道 院長】
恐怖心を与えたくないというのはもちろんですが、動物達は嫌がると何も治療をさせてくれないのです。注射も出来ない、薬も飲ませられないとなると、助けてあげることが出来なくなってしまいます。それに、来院する度に嫌がる我が子を見ていたら飼い主さんも連れて行きたくなくなってしまいますよね。まずは”おやつをもらいに来る”くらいの気持ちでいらしてください。動物達も回を重ねるごとにおやつを楽しみにしてくれるようになったらいいなと思っています。

これから受診される患者さんへ

当院は院長・副院長の夫婦で力を合わせて診療にあたっています。小さい病院ですが、なかなか治らなかった病気でお悩みの方はぜひ訪れてみてください。セカンドオピニオンの病院としてもお手伝いが出来ると自負しています。ホームドクターとしてはもちろん、専門性の高い診療で一緒に最善の治療法を見つけていけたらと思っています。皆さんのお越しをお待ちしております。
最近では、コロナが落ち着いてきて、院内で取り組めることが増えてきました。今後、性能の良い超音波など様々な機械を導入し、より精度の高い検査や治療が出来るようにしたいと思っています。また、さらに、将来的にはトリミングやペットホテルなども展開し、当院に来ればなんでも任せられる、患者さんにとって”頼れる存在”を目指していきたいと考えています。ご期待ください。

※上記記事は2022年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。


羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長 MEMO

  • 出身地 :[院長]東京都 [副院長]埼玉県
  • 趣味&特技:[院長]プロ野球観戦(ヤクルトファン)[副院長]旅行
  • 好きな本・愛読書:[院長]シドニィ・シェルダン [副院長]畑 正憲のムツゴロウシリーズ
  • 好きな映画:[院長]『バック・トゥ・ザ・フューチャー』[副院長]『ユー・ガット・メール』、『プリティ・ウーマン』
  • 好きな音楽やアーティスト:[院長]音楽はほとんど聴きません。[副院長]ボン・ジョビ、ヴァン・ヘイレン 学生時代は自分でもバンドでドラムを叩いていました。
  • 好きな場所・観光地:[院長]京都 [副院長]アメリカ
  • 好きな言葉 座右の銘:[院長]他人の振り見て我が振り直せ [副院長]好きこそ物の上手なれ

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長から聞いた
『犬・猫の外耳炎』

早めの治療が完治のカギに!症状を繰り返し、慢性化してしまう外耳炎。

一般的な外耳炎は免疫力が下がり、耳の中にいる常在菌が増えてしまうことが原因で発症します。
この疾患は犬に多くみられ、猫は比較的少ない傾向にあります。症状は様々ですが、耳を気にして掻く動作や頭を振って痒がる様子もみられます。その他、耳から変な匂いがしてくる、耳を触るとクチュクチュと液体の音がするなどもこの疾患のサインです。
治療法は、まず耳の中のお掃除をします。状態によっては耳にカテーテルを入れて洗浄することもあります。さらに、炎症を抑えるためにステロイドと抗生物質を含んだ点耳薬を使って様子を見ます。これだけで症状が改善される子も多くいますが、”アレルギー”がある場合は注意が必要です。アレルギーがあると外耳炎になりやすく、外耳炎を繰り返しているうちに慢性化していってしまうからなんです。その場合はアレルギーのコントロールをしながら外耳炎の治療をしていきます。皮膚と耳は繋がっているんですよ。予防法は定期的に耳掃除をすることと、飼い主さんが様子の変化に出来るだけ早く気付くことが大切です。放っておくと、外耳炎から中耳炎に、さらには内耳炎に進行していきます。そうすると、首が傾く・黒目が左右に揺れる眼振などの症状、さらには、内耳に近い神経にまで炎症が及ぶと顔面麻痺も出てきてしまうのです。ですので、外耳炎は出来るだけ早く治してあげるのがとても大切になります。最近は、内耳炎になって首が傾いたりしてから来院されるケースが多くなっています。外耳炎は早く見つけてきっちりと治すのが重要です。少しでも症状が見られたら、ぜひ早めに受診をしてください。

グラフで見る『羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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