関 千俊 院長
CHITOSHI SEKI
『町の歯医者』として急な痛み・腫れ・噛めないに緊急対応するドクター
明海大学歯学部卒業後、2007年『関歯科医院』を開院。2023年5月に医療設備を整えるため近隣の読売浦和ビル1階へ移転。医療法人社団「関輝会」の理事長を務める。
関 千俊 院長
関歯科医院
さいたま市浦和区/常盤/浦和駅
- ●歯科
- ●矯正歯科
- ●小児歯科
- ●歯科口腔外科
歯科医師であり、バスプロでもあり、会社経営も行う
祖父や父、叔父など親戚一族は皆、歯科医師ですので、子どもの頃から自然と「歯医者になるんだろう」と思っていました。ところが、歯医者になるのをやめようと思った時期もあったんです。というのも、高校生の時はプロとしてブラックバスを釣っていたので、大学へ行かずにブラックバスを釣りながら生計を立てること(バズプロ)を考えていました。しかし父は反対し「まずは、歯医者になりなさい」ということで、歯学部へ行きながらプロの試合に出て、無事に大学を卒業しました。
僕らの時代はまだ研修医制度がないため、すぐに歯科医師として旅立たねばなりませんでした。そのため、大学卒業後は知り合いの先輩を通して、大きな診療所の「口腔外科」を行う歯科医院に、6年間勤務していました。一般診療を行いつつ親知らずを抜いたり、口腔外科手術やインプラントを行ったりしていました。口腔外科という専門領域を気合入れて覚えて、当時は医師一人につき一日あたり40人、50人診るような時代。とりあえず死ぬ気で働くというくらい多忙な日々を過ごしていましたね。2年目以降からは歯医者とバスプロを両立させていましたが、30歳の時にバズプロの世界で生きていきたいという想いが再び出てきたため、一旦、歯科医を辞めました。
その後7年、8年の間は釣り具メーカーの代表や、Webサイトやプログラムをつくるシステム会社を同時に経営していました。山梨に住みながらバスプロとして満足のいく結果が出せたので、東京に戻ってシステム会社を運営していて、ふと父親の診療所へ行ってみたところ「歯医者はやっぱり面白そうだな!」と思い、週に1回手伝うところから再開し、歯科医師復帰に至ります。今から15年くらい前に、たまたま知人から浦和にある診療所をいただけるという話があり、2007年に『関歯科医院』を開業し、2023年5月により一層の医療設備を整えるため近隣の読売浦和ビル1階へ移転し、現在に至ります。
『町の歯医者』として家族や親戚のような付き合いを
当院の特徴は、『町の歯医者』だと思っています。町の歯医者ならではの良さは「みんな家族」であることですね。患者さんであっても、みんな家族です。私自身は『来院してくれた患者さんを一生、面倒見よう』と思っています。来てもらった以上はその人のことを最後まで診る、というのが町の歯医者だと思うんです。ですから、患者さんと世間話をしているうちに、家族構成について自然にわかってきますね。例えば、夜勤で働いている人がいるとして、その患者さんにこの時間に来てくださいというのは無理な話です。普段の会話で「仕事から何時にくらいに帰るの?」と聞いて、「それなら20時まで診療しているから、ちょっと早く帰って来られる時は、夜に来てもいいよ」といった会話のやり取りをしています。若い女の子たちにはそういった会話を控えていますが(笑)、患者さんと接するのが好きなので、おじさんやおばさん、同年代よりそれ以上の方とは自然といろいろな話をしますね。
ちなみに町の歯医者というのは、歯科全般を診ることができる上で、何かに特化しているものだと考えます。当院は全般的に診る上で『口腔外科』に特化しています。口腔外科についてはざっくりした分野だと思う方もいるかもしれませんが、とても緻密で非常に興味深い分野ですよ。CAD / CAMというデジタル機器の普及に伴い、歯の削り方も変化してきています。それらをメーカーの講師という立場で教えてもいます。
『痛い』『腫れた』『噛めない』に当日対応できる歯科医院
今、痛いのに「予約がいっぱいで無理です」と言われたらどうでしょう。痛いからすぐに診て欲しいわけですよね。そのため、当院では電話がかかってきたら100%受け入れています。ただし予約をしている患者さんもいるので、必ず待ってもらうことにはなりますが、絶対に何があっても受けきる。もちろん『痛い』『腫れた』『噛めない』といった緊急なケースに限ります。むし歯が進んでしまって神経を取らなければいけない処置をする時に、麻酔が効きにくいから鎮静させるという先生もいます。しかし、私の場合は「口腔外科医」ということもあり、今痛いなら麻酔をするのは痛いけれど、その後は楽になれる選択肢を選びますね。たとえ患者さんに待ってもらってでも、時間をかけてでも、できる限りその日のうちに痛みをとります。親知らずが非常に痛く腫れているケースでも、少し我慢していただけるなら、その日のうちに抜いていますね。やはり歯科医院というのは根本的に嫌いな場所だと思うのですが、『でも関先生のところだから行くか』というのを目指しているのです。今、来ている患者さんを満足させることに力を入れています。
最新設備と最新技術で『患者さんのために最善を尽くす』
当院の理念になりますが『患者さんのために最善を尽くす』、それに尽きていますね。患者さんは、最新の設備と最新の技術で治療を受ける権利を持っていると思うのです。当院を選んでくれた以上は、最新の設備と最新の技術で治療をします。例えば、フェラーリを買っても自分以外、誰も喜びませんが、最新の医療機器を買うと患者さんにメリットがあり喜びますね。正直にいうと普段の洋服はユニクロを着ていますし、お酒は呑まないのでお金がかかりません。やはり設備投資が命なんですよね。
患者さんのためにという点では、今の診療所は狭く駐車場も少ないため、2023年5月にクリニックを移転します。関東圏全域や遠方からいらっしゃる患者は、車で来院される方が多いのですが、浦和という土地柄、土地もコインパーキングも少ないエリアです。移転先は当院の近くになり、3階建ての建物の1階を駐車場にして、診察室はユニットを6台とオペ室(手術室)を設置する予定です。当院はインプラントのオペが多く、週2くらいで行っていますね。患者さんにとって移転することで、もっと快適になると思います。
これから受診される患者さんへ
治療が上手い下手というのも重要な要因かもしれませんが、患者さんと先生との波長が大事だと思うのです。患者さんが歯医者を選ぶ理由として、優しい、しっかり説明をしてくれる、痛くない……など。上手いかどうかの重要度は最後の方になっていると考えます。トータルで考えると、ドクターとのコミュニケーションがとても重要です。私は週6日勤務しているものの、一日あたりに診られる人数は限られているため、予約を取るのが難しいこともあるかもしれませんが、お困りでしたらご来院ください。
実は2年前にガンにかかって大きな手術を経験しているので、ガンになった患者さんや、今ガンになっている患者さんをわかってあげられます。「歯医者だから、医者自身は歯が良い」と思うかもしれませんが、私だって歯が痛いところもたくさんあるのです(笑)。そういった意味で、患者さんの気持ちをよく理解してあげられるのではないかと思います。
※上記記事は2022年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
関 千俊 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味&特技:ゴルフ
- 好きな本:池井戸潤の作品
- 好きな場所・観光地:河口湖
- 好きな言葉 座右の銘:Over The Top
関 千俊 院長から聞いた
『歯根嚢胞』
根っこの治療を完了したはずなのにナゼ?!
原因は①根っこの治療が不完全である。➁歯根破折といって根っこが割れている。➂むし歯を放置して中の神経が自然に腐ってしまい、根っこの先が膿んでいる。好発部位は特になく、全ての根っこに起りうる可能性は否定できません。
根っこの治療は、歯の中の神経を抜いたときに感染源が入るリスクもあります。やはり根っこの治療は非常に難しく、いわゆる歯髄炎や根尖性歯周炎から歯根嚢胞になっていきます。
嚢胞が大きくなると治療法の選択肢が限られていて、抜歯をしなければなりません。抜いたときに一緒に膿をとる、もしくは根っこの先の膿だけを取る手術をする(歯根端切除)。あとは、歯根端切除ができない部分であれば、歯を一回抜いて膿をとって再び歯を戻す(歯牙再植)。
歯根嚢胞は自覚症状や痛みがないので、歯科医にCTできちんと診断してもらって、CT上で奥にどのくらい広がっているのかをしっかりと確認し、処置をしてくれる診療所を選ぶことが大切です。
グラフで見る『関 千俊 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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関歯科医院
関 千俊 院長
さいたま市浦和区/常盤/浦和駅
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