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荒木 拓道 院長

TAKUMI ARAKI

一生お口から食べることに重点を置き、地域の口腔の健康を支える歯科医院を目指して

日本歯科大学新潟生命歯学部卒業。医療生協さいたま 生協歯科臨床研修医を経て、医療生協さいたま あさか虹の歯科、埼玉西協同病院歯科(歯科医局長)に勤務。2024年10月に『たくみ歯科クリニック』を開院(埼玉新都市交通ニューシャトル「羽貫駅」より徒歩15分)。東京医科歯科大学歯学部付属病院 研修登録医終了。日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士。

荒木 拓道 院長

荒木 拓道 院長

たくみ歯科クリニック

上尾市/須ケ谷/羽貫駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

祖父の死の瞬間に感じたお口への関心がこの道へのきっかけに

荒木 拓道 院長

高校生の時に祖父の死に立ち会ったことが、歯科医師を目指すきっかけになったように思います。祖父は施設に入っていましたが、亡くなる前、お口の中が乾燥してしまってカピカピになってしまっていました。そのお口を見た時に、不憫と言いましょうか、とても寂しい思いをしたのが、今思えば、お口というものに関心を持った最初のきっかけだったように思うのです。

大学卒業後は埼玉県内の歯科医院や病院に勤務し、この間、東京医科歯科大学歯学部付属病院で研修を受け、摂食・嚥下の分野でも研鑽を重ねてきました。そしてこの地に『たくみ歯科クリニック』を開設したのが今年(2024年)の10月のことになります。ご縁をいただいたこの地は、ご高齢の方も多くお住まいになっていて、私の専門である摂食・嚥下がお役に立ちそうだったことと、同時に、30代・40代以降のミドルシニアの方々が多く住まう地域であることが開業を決めた大きな理由となりました。

いつまでも美味しく食べていただけるように

荒木 拓道 院長

病院勤務時代には、摂食・嚥下に重点を置いた治療を提供してきました。「摂食・嚥下」とは、食べて飲み込む、一連の動作を表す用語です。正確に統計をとったわけではありませんが、入院した患者さんで総入れ歯の方と、自分の歯が残っている患者さんでは、お口の機能の回復に大きな差があると肌感覚として感じていました。今や高齢化社会の時代から超高齢化社会の時代へと移行しつつあり、人生百年時代とも言われるようにもなっています。その百年を健康に過ごすためには、30代・40代からお口の環境をしっかりしなければならないと考え、ミドルシニアの世代の方々に働きかけていきたいと考えたのです。最後の最後までお口から食べれて、幸せな人生を送っていただけるように。皆さんの人生にお口の健康を通して寄り添っていける歯科医院を目指してまいります。

摂食・嚥下の専門的な評価やリハビリテーションも提供

荒木 拓道 院長

院内はユニットとユニットの間隔を広くとっており、車椅子の方もご利用しやすくなっています。車椅子のまま治療をすることも可能ですし、ユニットに移乗していただき、治療することもできます。ミドルシニアの方はもちろんですが、摂食・嚥下に実際に何らかの障害が出てきている方々のケアにも力を入れてまいります。その具体的な方法の1つとしてあるのが、摂食・嚥下の機能評価をおこなう嚥下内視鏡検査です。嚥下内視鏡は口径3ミリほどのファイバースコープを鼻から挿入し、カメラを喉の位置で留置します。その状態で実際に食事を摂っていただき、飲み込めているかどうかをチェックしていくものです。これにより、食形態をどうすればいいのか、とろみをつけたほうがいいのか、などを診断し、リハビリテーションの方法を提案していくことになります。
摂食・嚥下の問題は、誰にでもやがて訪れることです。車椅子での通院が難しくなってきた患者さんに対しては、今後、往診にも積極的に取り組んでいく予定でおり、あらゆる世代のあらゆる人々がお口の心配が少なくなるよう配慮してまいります。

不自由なく噛んでいただくため、矯正歯科治療も重要視

むし歯や歯周病などの一般歯科治療はもちろんのこと、小児歯科から矯正歯科治療まで幅広い症例やニーズにお応えしていきます。特に矯正については、矯正の専門の先生をお呼びし、診ていただく体制をとっています。
歯並びが悪いと噛むことも不便ですし、むし歯ができやすくなる、といった問題も起こります。矯正治療には審美的な要素もありますが、歯がしっかりと並んでいることで効率よく咀嚼ができることになり、日頃のセルフケア、あるいは入院時の看護師さんのケアも容易になってきます。
噛んで食べることは特別なことではなく、人が生きていく上で必要不可欠な行為であることは言うまでもないことです。皆さんが不自由なく噛んで食べることができるよう、あらゆる角度からサポートをさせていただきます。

これから受診される患者さんへ

病院に勤務していたこともあって、感染対策には十分に配慮しています。当院で用いている歯科用ユニットは低濃度の過酸化水素水が循環するものになっています。過酸化水素水が常に循環することでユニット内が清潔に保たれることになり、無菌状態のお水を治療中に使用することにより、出血時の消毒効果も期待できるものになっています。また、新型コロナウイルス流行時に開発された医療用の空気清浄機を導入しており、器具の滅菌を含め、安全・安心な治療環境を整えています。

地域のあらゆる世代の方々のお口の健康に末長く貢献したいと考えております。お口のことで何かお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年11月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

荒木 拓道 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 出身大学:日本歯科大学新潟生命歯学部
  • 趣味:「お酒を嗜むこと」「美味しいものを食べること」
  • 好きなアーティスト:マイケル・ジャクソン
  • 好きな場所:温泉
  • 座右の銘:「一期一会」

荒木 拓道 院長から聞いた
『摂食障害[食行動障害]』

食べて飲み込む行為を客観的に評価し、行動を起こすことが重要

食べて飲み込む、という行為は意識的に行っていることと無意識下で行われていることに分けることができます。目で見て食べ物を認知し、口に運び、咀嚼をする。ここまでは自分の意識で行われることです。その口に入れたものをごっくんと飲んでいく。これは、無意識下、反射として行われる動作です。口の中で食べ物を留めることはできても、喉で留めておく、ということはできませんよね。これが、反射です。摂食・嚥下障害とは、この反射の部分に問題が生じてしまうものです。例えば脳卒中などが起こって脳に障害が起こってしまった場合や、認知症が進むことでそれらの障害が起きてしまうことがあります。昨今ではここに高齢者のフレイルが関わっています。フレイルも全身のそれとオーラルフレイル、つまり、口の虚弱とがあります。年齢を経てきてだんだんと体力が落ちている傾向が出てくるのは仕方がない面もありますが、それが口腔内に及ぶことで飲み込むことが難しくなってくるのです。
何をどれだけ食べられているのか。それを数値化して評価し、その評価をもとにリハビリテーション等を行い、摂食・嚥下の機能を維持していくことが求められます。

グラフで見る『荒木 拓道 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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