前島 理 院長
TADASHI MAEJIMA
いつでもそばに いつでも安心を
患者さまに寄り添う訪問診療を提供します
防衛医科大学校卒業。防衛医科大学校および自衛隊中央病院で研修医を務め、陸上自衛隊西部方面衛生隊に配属。防衛医科大学校病院専門研修医(肝胆膵外科)を務め、パキスタンや東日本大震災で災害派遣チームに加わる。こまくさ診療所(院長)勤務を経て、2024年1月に『ひまわり往診クリニック』を開院。

前島 理 院長
ひまわり往診クリニック
さいたま市中央区/鈴谷/南与野駅
- ●訪問診療
- ●内科
「お家に帰りたい」。患者さんの思いを叶えるために

小学生の時に学校で「お仕事紹介」といった授業を受けました。その時に「お医者さんの仕事」の説明を受け、お医者さんになりたいと思ったんですね。おそらく他の職業も紹介されていたと思うのですが、どういうわけか記憶に残り、目指したのがお医者さんだったのです。
防衛医科大学校を卒業後、研修医を経て肝胆膵外科を専門としました。初めは内科医を目指していたのですが、実習で手術を見ているうちに考えが変わっていきました。「手術」は、チームで作り上げる芸術作品のようなところがあります。執刀医がいて、それを補佐する先生がいて、看護師さん、麻酔科の先生もいて、1つの作品をみんなで作り上げているような雰囲気が魅力的に映ったのです。
部隊勤務時は、東日本大震災の災害派遣も経験しました。当時はインフラも交通も壊滅的な状態。病院もどこもいっぱいいっぱいの状態でした。医療物資も限られている中、現場の医師たちは医療提供の優先順序をつける必要性も求められました。当時は目の前の命を救うことに精一杯で、のちにつながることなどまったく考えようがなかったのですが、今にして思えば、トリアージの重要性と、まず現場に赴くことの重要性を同時に学ぶ機会になったように思います。
病院では外科医として多くの患者さんを診ていましたが、患者さんの最期を看取ることも多々ありました。そうした患者さんの中には、「最後はお家に帰りたい」という方が多くいらっしゃったのです。しかし、当時はその受け皿となる医療機関がまだまだ不足している時代でした。ならば今度は自分が受ける側に回りたいと思い、地域の訪問診療クリニックで研鑽を積んだのち、自らのクリニックを立ち上げるにいたりました。
患者さんの大切な時間に思いを巡らして

全体の割合で言えば、やはりがんの患者さん、緩和ケアを望まれる方が多いです。
当院の基本的な考えとして、患者さんを断ることはまずありません。病院やケアマネジャーさんから依頼があれば、その場でお受けすることがほとんどです。その時点で1週間しか残された時間がない患者さんだったとしましょう。調整でまごまごしているうちに2、3日経ってしまえば、それだけ家で過ごす時間が短くなってしまうわけですし、そういうこうしてるうちに状態が悪くなり、家に戻れなくなってしまうことも考えられます。ご本人にとって、そしてご家族にとって貴重な時間を大切に思い、日々の診療に臨むようにしています。
その人らしさを生かしてあげられるように

患者さんの生き方であり、価値観、その人らしさを生かしてあげれるような治療を提供していきたいですね。在宅診療において、主役は言うまでもなく患者さんです。ですから、患者さんの希望を何より優先することが大切です。もちろんケースによっては病院への受診もあると思いますが、ご本人やご家族が自宅で過ごすことを望まれるのであれば、その希望に叶うようなプランを提案させていただくようにしています。
ご自宅での姿が、その人本来の姿だと思うのです。服装もそうですが、やはりご自宅だからこそ心が寛ぐということはあると思うんですね。実際、病院での表情とは全く異なりますし、その理想と言える状態をできるだけ長く維持できるよう努めるのが、在宅医療に携わる医師の務めと考えています。
何はともあれ患者さんの元へ駆けつける
外科出身ということもあって、腹水穿刺や胸水穿刺などの処置はもちろん可能ですし、輸血や胃ろう交換など、在宅医療において考えられる手技は一通り行っています。中で私たちの特徴となりますと、「臨時往診」ということになるでしょう。患者さんやご家族は何かお困りのことがあって連絡をくださるわけですので、実際に赴くことが大事だと思うのです。日頃の様子を知っている患者さんであっても、今の状況を把握する意味でも、まずは往診に行く、現場に行く、という姿勢が優先されるべきと思うんですね。
当院では、それぞれ専門性の異なる医師が複数在籍する体制を整えています。例えば、ご高齢の女性で膣から出血が見られた場合、婦人科の医師が診察することの方がベターなことは言うまでもありません。複数の医師の知識や技術を結集することにより、全体としてのレベルアップと、医療の質のさらなる向上も図ってまいります。
これから受診される患者さんへ
在宅医療をお考えの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。医療自体のことはもちろん、訪問診療に関する制度等についてもできる限り丁寧に説明をさせていただきます。フットワーク軽く、臨時の往診にも対応してまいります。どんな些細なことであっても、お気軽にご相談いただければと思います。
※上記記事は2025年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
前島 理 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 出身大学:防衛医科大学校
- 趣味:ドライブ、ゴルフ
- 好きな食べ物:巨峰
- 好きな場所:国立ひたち海浜公園
- 好きな言葉・座右の銘:「ピンチはチャンス」
前島 理 院長から聞いた
『急性腹膜炎』
起きるのも辛い痛みを感じたら、すぐに医療機関へ
経験を積んだ医師であれば、お腹を触れば腹膜炎であるかどうか判断ができます。もちろんそれだけでは十分でなく、CT等の検査で原因を突き止め、適切な処置を行わないと命に関わることもある疾患です。一般的に腹膜炎の場合、起きるのも辛いような痛みが生じることが多く、そのような普段感じたことのないような痛みが感じられたら、迷うことなく救急車を呼んであげるべきでしょう。
グラフで見る『前島 理 院長』のタイプ
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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