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丸山 泰幸 理事長 & 石川 昌弘 院長

MARUYAMA YASUYUKI & ISHIKAWA MASAHIRO

心臓リハビリテーションとメディカルフィットネスで健康寿命を延ばす。地域への情報発信で人が楽しく集まる医療を提供

【丸山理事長】
私立獨協高等学校卒業後、帝京大学医学部へ入学。1991年同医学部卒業後、医学博士号取得。岩槻南病院病院長就任後、医療法人社団幸正会理事長に就任し現在に至る。
【石川院長】
埼玉医科大学卒業後、複数の病院で循環器科の研鑽を積む。2023年5月『岩槻南循環器クリニック』院長就任。

丸山 泰幸 理事長 & 石川 昌弘  院長

丸山 泰幸 理事長 & 石川 昌弘 院長

岩槻南循環器クリニック

さいたま市岩槻区/本町/岩槻駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●心臓内科
  • ●リハビリテーション科

岩槻には循環器科が必要。医師の家系に育ち、地域への医療貢献を目指して

丸山 泰幸 理事長 & 石川 昌弘  院長

【丸山理事長】
丸山家は曽祖父の代からこの岩槻で医療を展開しており、私も幼いころから医師という職業を身近に感じて育ちました。曾祖父が1896年に丸山医院(現在の丸山記念総合病院)を開院し、父の丸山正幸が1977年に透析の専門病院として岩槻南病院を開院いたしました。昼夜問わず急患の対応をしたり、日々往診に向かい病気の人に手を差し伸べる父や祖父の背中を見て育ちましたので、私も医師の道を目指すようになったのはごく自然な流れでした。循環器の中でも特に心臓に関心を持つきっかけとなったのが、私が医大に通っていたころに父が心臓を悪くしてしまったことでした。また、研修先の病院でも心筋梗塞や心不全の救急対応をしたこともありましたが、その当時、岩槻ではまだ治療ができる病院がなく、他の地域の大病院などに転送しなければいけないことがあり、その間に患者さんの症状が進行する、または死に至るケースもありましたので、この岩槻に循環器救急病院の必要性を強く感じていました。
【石川院長】
私も丸山理事長と同じく医師の家系に育ちまして、私で5代目となります。私の父は産婦人科でしたが、患者の急変などで休みの日にも急遽対応することがよくありました。とても大変ですが、いつも患者さんのために精一杯力を尽くしている父の姿を幼いころから見てきて、自分もいずれは医師になりたいと思っていました。いずれは家に、そして地域に貢献していきたいと思い医師を目指しました。大学の循環器内科に入局し、20年以上臨床と研究に携わったあと、丸山理事長からお話をいただき、この岩槻に戻ってきました。地元の皆さんの医療を支えることが夢でしたので、この地で皆さんの健康をお守りしたいと思います。

最大12名まで対応できる心臓リハビリテーション室を併設

丸山 泰幸 理事長 & 石川 昌弘  院長

今、心臓リハビリテーションは健康寿命の延伸のために効果があると認知されており、注目されている医療のひとつです。『岩槻南循環器クリニック』はクリニックという形態ですが、心臓リハビリ専門の施設を併設しており、患者さんの病気やその背景についてきちんと把握し、心臓リハビリ処方箋を出して治療を実施していきます。具体的な方法としては大きく二つに分けられます。ひとつはエアロビック運動といって、自転車こぎやウォーキングマシンなどによる有酸素運動です。もうひとつはレジスタンス運動といって、ベンチプレスや鉄アレイを使った筋力トレーニングになります。心臓リハビリは1セット60分で、準備体操10分、エアロビック運動とレジスタンス運動を20分ずつ、クールダウン10分で構成されます。患者さんが安全にできる範囲を見守りながら実施し、特にフィードバックが大切で「時速何キロで何メートル歩けた」「重りを何キロ上げられた」、CPXという心肺運動負荷試験を実施して「これだけ酸素を取り込むことができている、心臓が強くなってきていますよ」ということを評価し、次のステップへと活かしていきます。当院は看護師、理学療法士が心臓リハビリテーション指導士、心不全療養指導士なども取得しておりますので、生活習慣の是正に関しても医師の目線だけではなく、多角的にアプローチしていきます。ひとつのセッションは最大12名まで対応可能で、ほかの患者さんと楽しく取り組むことでリハビリの効果が高められることもあり、長く治療に通える一助にもなっています。心臓リハビリ適応となる対象疾患の方は、当院での治療・通院歴に関わらず始めることができますので、ご希望の方はぜひご相談ください。

患者へ尊敬の念を持ち、地域イベントで積極的に人と心をかよわせる

丸山 泰幸 理事長 & 石川 昌弘  院長

来院される患者さんは長くこの地にお住いの、私たちより年上の方が多いです。そういった方々が今までこの地域を支えてくれたという気持ちは忘れずに、この方が自分の親だったらと考え、尊敬の念を持って診療することを心がけています。患者さんから「昔、祖父母が具合悪いときに往診に来てもらったんです」と、父の話を今になって聞くことがあり、誇らしいですし私自身も励みになります。私たちの家系は、長い間ずっとこの埼玉の地で医療に貢献してきましたので、『岩槻南循環器クリニック』もその想いを引き継ぎ、地域に密着して医療を提供していきます。私たちは「心のかよいあう病院」を理念としていますので、患者さんの方からも気軽にお話しできるような雰囲気作りも大切にしています。地域のイベントにも積極的に参加しており、町内会の集まりで健康のための街歩きや講演会を開催したり、健康情報のアドバイスをする小さな講座を開いたりと、なるべくこちらから出向いて患者さん以外の方とも交流するようにしています。集まった人たちの中には顔見知り程度だと思っていたら、なんと同じ小学校の同級生だったという再会のエピソードもありました。そうした地域の交流もかねて、みなさんが楽しく健康寿命を延ばしていけるような役割を担っていきたいです。

リハビリ後の維持期をどう過ごすかが健康寿命延伸の鍵

政府は2040年までに3年以上の健康寿命の延伸を目指すことを打ち出しており、私たちもリハビリやメディカルフィットネスを提供することで貢献していきたいと考えています。循環器疾患の治療後に回復しても、高齢になってから心臓病が再発するという例も多くあります。再発の予防にはもちろん薬物療法やカテーテル治療も有効ですが、やはり心臓のリハビリが再発の予防にもなり、健康寿命を延ばすことも証明されています。高齢化社会が加速するなかで、自宅で健康に長く暮らせるための予防医学が重要になってきます。そのようなことから『岩槻南循環器クリニック』が率先して取り入れ、地域に還元していきたいと思います。150日間のリハビリを終えたあとは維持期といって、病院で実施するのではなく患者さんご自身でウォーキングをしたり、スポーツジムに行ったりとそれぞれ自分自身で運動をすることになるのですが、これを継続できるかどうかが健康寿命の延伸に大きく関わります。7年ほど前から従兄のSAM氏と協力して、高齢者の方でも無理のない運動強度の健康ダンスを考案し、維持期の患者さんの運動療法のひとつとして取り入れています。月に一度、健康ダンスのワークショップも開催しており、将来的にはこうした取り組みが全国の医療機関でもできるようにしていきたいです。

これから受診される患者さまへ

【丸山理事長】
『岩槻南循環器クリニック』は、東武アーバンパークライン岩槻駅東口を出てすぐ目の前の商業施設WATSU(ワッツ)の東館2階にあります。地域の方がまず相談できる玄関口として、循環器内科と心臓リハビリテーション科の外来診療を行っています。不整脈や動悸などの循環器疾患、内科疾患に対して幅広く対応できることが強みであり、訪問での心臓リハビリテーションも可能です。当医療法人社団幸正会の岩槻南病院とも電子カルテを含め時間差のない連携をしていますので、病院での治療、または訪問診療など患者さんに最適な医療をご提案します。安心してお任せください。
【石川院長】
当医療法人はもともと人工透析の病院で、循環器科の施設を併設したという歴史があります。継続的に透析を施行している患者さんには、血管病や心臓病の方々が少なくありません。透析治療中の方々も安心して治療が受けられるように配慮していますので、循環器のお悩みについてはぜひお気軽にご相談ください。リハビリを終えた患者さんが継続できるメディカルフィットネスも今後広く展開していきたいです。ダンスも含め、医療施設として地域の人たちへ新しい情報を発信し、この建物にもっと人が集まるようにしていきたいと思っています。たくさんの人が気軽に集まり、リハビリや健康のためのフィットネスを楽しめる場所にしていきたいです。


※上記記事は2023年8月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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