相良医院

相良 哲郎 院長への独自インタビュー

工学部卒業後に医大へ進学。院長職も経て越谷で医療を30年

私が医師を目指したのは、やはり家族の影響が大きいです。うちはなんと江戸時代の頃から5代ほど続く医者の家系なんです。しかし私は最初の大学では工学部に進み、卒業後に一度就職しているんです。実のところ、当初は医学に全然興味がなかったんです。しかし実家で医療従事者として日々、患者と向き合う家族のひたむきな姿勢を見て、次第に医療の道を志すようになっていきました。医大卒業後は大学病院に入局しました。現在の腫瘍外科です。その後、越谷誠和病院で副院長を経て院長も17年ほど務めました。越谷という地にこうして長くご縁がありますので、私自身で地域の患者さんに貢献したいという思いで『相楽医院』の開業に至りました。開院して15年ですから、トータル30年以上は越谷で医療に携わっています。工学部出身の強みも活かし、院内の間取りは全て自分で考えました。カルテの流れなど職員がスムーズに行える動線にして、患者さんも診察を受けやすいように工夫をしています。細かい掲示物なども極力貼らないようにしており、緑色を基調にして患者さんに安らぎと落ち着きを与えられるように配慮しています。

がんも見落とさない。腫瘍外科医としての穎悟が冴える

『相楽医院』は胃腸科に特に注力しており、CTスキャンを完備しています。当院ほどの規模であれば珍しいかもしれませんが、肺がん、膵臓がん、大腸がんを見落とさないためです。超音波ではなかなかわかりませんし、特に肺がんもレントゲンではわかりません。私は元々腫瘍外科にいましたので、やはり患者さんのがんは早期で発見できるようにしたいと思いました。日本人のふたりにひとりが一生のうちに何らかのがんに罹患すると言われていますが、早期発見できれば9割が治るものですから。検診で来院されている患者さんにもCTを撮ることをおすすめしています。内視鏡検査も、胃カメラは口からではなく鼻から入れる経鼻内視鏡を導入しています。患者さんのご負担が少ない検査ができますのでご安心ください。来院される方はご高齢の方で慢性疾患のご相談が多いです。高血圧などもそうですが、そういった疾患を持った方が検査を怠り、ステージの進んだがんが後から発見されてしまうということは絶対にないように心がけています。越谷市の特定健診、介護予防健診、肝炎ウイルス検診も当院で対応しておりますので、該当者の方はぜひ受診し検査を受けていただきたいです。がんは早期発見できるかどうかでその後の命運が大きく変わる病気です。もちろんそれ以外の疾患も早期に治療に当たることで、大病への発展の抑止にもなります。

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