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鷺谷 公子 院長

SAGIYA KIMIKO

埼玉の土地で20年以上、患者さんに寄り添い、アットホームな空間で”本来の自分”を 見つけるお手伝い!

金沢大学卒業後、精神科病院、地域精神医療の期間で臨床を重ねる。2001年に 鷺谷メンタルクリニックを開院。2018年には国際精神分析協会より精神分析家に認定 される。

鷺谷 公子 院長

鷺谷 公子 院長

鷺谷メンタルクリニック

さいたま市中央区/上落合/大宮駅

  • ●心療内科
  • ●精神科

「大切な人を助けたい」という思いで精神医療の世界に飛び込む

鷺谷 公子 院長

医師になったきっかけは、大切な人が精神疾患を患っていたことでした。また、今後も仕事を続けたいという思いがあり、医師ならば、結婚・出産を経て年齢を重ねても長く続けられる仕事だと感じたことも私の背中を押しました。金沢大学を出た 後は慶應義塾大学病院にて研修をし、関連の病院の精神科で経験を積んでいます。私 のクリニックでは精神分析的精神療法をメインに診療を行なっていますが、精神科医になった後の研修中にこの治療法を極めていきたいと思っていたので、その頃から意識して学んできまし た。ただ、この治療法は診察時間が大変長く、毎日たくさんの患者さんが来院する大 きな病院では取り入れるのが難しいものなんです。そんな中、「精神分析的精神療法 をもっと多くの患者さんに提供していきたい。病院で出来ないなら自分でやってみよ う!」と思いたち、埼玉で2001年にクリニックを開院しました。医師になり たての頃は自分が開業するとは全く思っていませんでしたが、多くの患者さんにお越 しいただき、20年以上診療を続けられています。

本来の自分を見つける、”精神分析的精神療法”

鷺谷 公子 院長

”精神分析的精神療法”という治療法を聞いたことがある方は少ないかもしれません。 精神分析的心理療法とは、フロイトが創始 した「精神分析」を基本としている心理療法で、日本では1回、45分から50 分の時間をとって対面式で面接をします。症状は今までの生き方と密接に結びついている、という考えのもとに診察を進めるので、患者さんのお話を聞くのにこれくらい の時間がかかってしまうんです。医師主体で患者さんの心を分析するというイメージを 持たれる方もいらっしゃると思います。しかし、この精神分析的心理療法は、患者さ んが主体となって自分のこころに率直に向き合う、そしてそれをことばにする作業を 医師が手助けして分析をしていきます。「心が苦しい、自分を振り返ってみたい、自 分の人生を見つめてみたい」と思っている方にはぜひ試していただきたい治療法で す。とはいえ、必ずしもこの治療法だけを取り入れているわけではありません。当クリニックではすぐに精神分析的精神療法には入らず、3~4回の予備面接で詳しいお話 を伺い、精神分析的精神療法がお役に立てるかどうかを判断し、治療頻度などについ て提案させていただきます。そこで合意をいただけて初めて治療開始となります。

自分の苦労よりも、患者さんへの貢献度をより大きなものにしていきたい

鷺谷 公子 院長

精神分析的精神療法は、臨床心理士の方がドクターの診察と並行してやっているクリ ニックもありますが、現在の精神科では認知行動療法という別の治療法がメインで行 われており、精神分析的精神療法を行なっている病院はあまり多くありません。というのも、この治療法の研修は短くても5、6年の歳月が必要で、私自身、育児をしながら学んだため、習得に20年近くかかっています。また、診療時間の長さに対する対価 も決して多くはないのです。資格の修得にも、治療自体にもかなりのコストがかかっ てでも取り組むのは、患者さん自身が”本来の自分”を見つけることの苦しさから抜け出 せるお手伝いが出来ることにやりがいを感じているからです。患者さんとの対話を”面接”と呼んでいますが、その面接の中では患者さんが主体となり、自 由に迷走をし、そこでの解釈を気づきとして共有していきます。その過程で意識して いるのは”よく話を聴く”ということです。よく聴いて、患者さんの中から出てくるさま ざまな感情や思考をこちらが理解することが治療のポイントなのです。ですから、そ の理解をより深いものにするため、時間をかけてゆっくりと患者さんと関わっていく ことがとても重要になってきます。こういった治療の特徴から、精神分析的精神療法 はある特定のターゲットを絞って治療していくのではなく、患者さんが苦しさから抜 け出せるよう総合的にサポートしていくことが出来ます。

時代にあった症状に寄り添う

精神科の患者さんは比較的若い年代の方が多く、子供から大人になる時期に心を病んでしまう方や、大人になったけれど社会に出ていろいろなことに遭遇することで不調を訴える方など様々です。それに加え、時代の変化とともに患者さんが訴える症状も変わってきていますし、悩みもより細分化されているように感じます。そんな現代において自分の気持ちを見つめてみたいという方に、私の治療方針は寄り添えるものだと感じています。
クリニックは主に医師の私一人でやりくりしていますので、よりプライベートな時間と空間を共有させていただきます。

これから受診される患者さんへ

クリニックは大宮駅から徒歩7分、ビルの1階にあります。診療は完全予約制なので、 お待たせすることはありませんし、時間をしっかりと確保して診療に臨みますので、 患者さんと真伨に向き合うことができます。精神的に苦しいものがあって、自分で話すこと、あるいは聞いてもらうことで「何かを得たい!」という時はぜひお越しください。お待ちしております。

※この記事は2022年10月に取材したものです。

鷺谷 公子 院長 MEMO

精神科専門医

  • 出身地:兵庫県
  • 好きな本・愛読書:村上春樹作品
  • 好きな映画:オールジャンル
  • 好きな場所・観光地:海外
  • 出身大学:金沢大学

グラフで見る『鷺谷 公子 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION