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松田 修 院長

OSAMU MATSUDA

患者さんの健康を預かる責任を持ち、なんでも相談いただける場所に

金沢医科大学卒業。同大学麻酔科に在籍。以降、麻酔科と集中治療(救命救急)に携わる。埼玉医科大学川越医療センター、上尾中央病院で内科医としての修練を積む。1999年5月に『松田内科クリニック』を開院(JR東北線「土呂駅」西口より徒歩1分)。

松田 修 院長

松田 修 院長

松田内科クリニック

さいたま市北区/土呂町/土呂駅

  • ●内科
  • ●小児科
  • ●皮膚科

「本好き」が高じて、父と同じ医師の道に

松田 修 院長

私は、あまり体が強いほうではありませんでした。小学校の高学年になるまでは激しい運動もできず、家にずっといることも多かったのです。その時、そばにいてくれたのが開業医だった父でした。私が本を好きなのは、無類の本好きだった父の影響でしょう。壁一面にたくさんあった本を読むのが本当に好きだったのです。父の職業が医師だったこともありますが、ずっと本を読み続け、勉強を続けなければならない職業として魅力を感じ、この道を選んだところがあります。
金沢医科大学卒業後は麻酔科に籍を置き、本院や関連病院で集中治療にも携わってきました。初めは、父と同じ婦人科医になろうと考えたのです。すると父から「婦人科でも麻酔が必要」と諭され、麻酔科に進んだのですが、そのまま好きになってしまったということですね(笑)。
その後、郷里の埼玉に戻ることになり、内科医として修練を積み、1999年に『松田内科クリニック』を開院いたしました。最寄りの「土呂駅」は大宮駅から一駅の位置にあり、そこから歩いて1分と、利便性の良さに惹かれたのです。

困ったら行ってみよう。医療の最初の窓口となるべく

松田 修 院長

例えば腰が痛いんだけども、整形外科かもしれないし、内科かもしれない。そんな時に最初に訪れていただける診療所にしたい、という思いがありました。受付をオープンカウンターのようにしたのも、入りやすさを考えてのことです。また、お子さんが怖い思いをしないよう、電車をモチーフにしたイラストを院内に張り巡らしたのもその一環です。処置室には“踏切”を超えていく形になっているのですが、お子さんに「あっちに行ってごらん。踏切があるよ」というと、喜んで飛んでいきます(笑)。
まずいらしていただき、診れるものはもちろん診させていただきますし、より高度な検査であったり治療が必要と判断した場合には、すみやかに適切な医療機関へとご紹介をしています。スクリーニングと申しましょうか、困ったらまず相談しようと思っていただける診療所でありたいですね。

患者さんに信頼感と納得を感じていただけるように

松田 修 院長

診察の際には、体を患者さんの正面に向けてお話をします。パソコンに向かいっぱなしで、患者さんのお顔を見ない、ということはありません。それから、聴診と触診です。「手当て」と言ったりしますが、患者さんが「痛い」と訴える場所を直に触って確かめることは大切なことです。触ってわかるものもありますし、何より患者さんからすると、「しっかり見てくれている」と思っていただけるのではないでしょうか。
大きな病院に行って、「データだけ渡されて帰ってきた」とおっしゃる患者さんも少なくありません。しかしそれでは、患者さんが治療に満足されることは到底ないでしょう。一つ一つのことを丁寧にご説明し、患者さんが納得していただけることが大切と考えています。

患者さんの健康を預かる医師としての責任を胸に

年初には、採血や触診の有無、胃カメラの検査など、1人ひとりの方に何をしたかをチェックするシートを作成し、1年間かけて患者さんの全身を診ていくようにしています。
ある患者さんが、「お腹が張ってるんです」と訴えてこられました。普段は循環器の病院に通ってらしたようなのですが、お腹に触ってみるとすぐに腫瘤があることがわかりました。聞くと、患者さんは「いつも血圧を測るだけで、診てもらったことがなかった」とおっしゃったのです。患者さんは、私たちに命を預けてるわけです。であれば、上から下まで、全身を診ることは私たちの責務と言っていいでしょう。チェックリストを始めたのは、そのような出来事があり、「決して人ごとではない」と認識したからでした。高血圧の患者さんから「お腹を触るんですか?」と不思議がられることもあるのですが(苦笑)、町のお医者さんとして、やらなければならないことと思っています。

これから受診される患者さんへ

どんなことでもいいので相談していただきたいですね。例えば、健康診断の結果がよくわからない、といったことでもいいのです。具合が悪い時はもちろんですけども、何か困った時に相談できるお医者さんをかかりつけとして持っていただければと思いますし、私たちがあなたにとってそういう存在に値するよう、日々頑張っていきたいと思っています。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

松田 修 院長 MEMO

  • 出身地:静岡県
  • 趣味・特技:サッカー観戦、本を買うこと、オモチャ屋さん巡り
  • 好きな本:政治経済
  • 好きな音楽:J-POP
  • 好きな場所・観光地:レトロな喫茶店/金沢
  • 座右の銘・好きな言葉:「上見てもきりなし、下見てもきりなし」

松田 修 院長から聞いた
『糖尿病性腎症』

坂道の頂点に達する前で手を打つことが重要

糖尿病の患者さんを多く拝見していますが、この病気の合併症として、目や神経、そして腎臓があります。その腎臓に発症するのが糖尿病性腎症という疾患です。この疾患に初期の症状はありません。ですので、早期に発見するには、尿中の微量なアルブミンを測定する検査が不可欠となります。この値が標準を超えると、塩分とタンパク質の摂取のバランスを見直していく食事の改善が重要になります。
糖尿病の初期の段階で、HbA1cのコントロールができている状態であれば、糖尿病性腎症を発症することは防ぐことができます。しかし、坂道を登って頂点に達すれば、あとは下るしかないわけです。ですから、なるべく頂点に達する手前で食事を中心とした生活習慣の見直しが大切になります。

グラフで見る『松田 修 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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