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山田 雄弘 院長

TAKEHIRO YAMADA

からまった糸は必ずほどける。みなさんと一緒に解決の道を探っていきたい

国立名古屋大学医学部卒業。国立国府台病院、群馬病院、南埼玉病院に勤務。2007年11月、『越谷こころクリニック』を開業(「越谷駅」西口より徒歩1分)。

山田 雄弘 院長

山田 雄弘 院長

越谷こころクリニック

越谷市/赤山本町/越谷駅

  • ●心療内科
  • ●精神科
  • ●内科

心がしんどい時、誰かと話すことで救われることがある

山田 雄弘 院長

医学部に入った当初は、何科に進むといったことまで具体的に考えていなかった、というのが正直なところです。きっかけの1つとなったのは、友人の悩み事でした。もちろん友人同士ということもあったとは思いますが、辛いことを話してもらえ、それを聞くという部分で、その人の役に立っているのではないかと思えたのです。今でも、人と話すこと、人の話を聞くということが得意とまで思ってはいません。ですが、このストレス社会と言われる現実の中で、心がしんどい時に誰かに話す、ということは必要なことだとも思うのです。この分野であれば、自分が人のお役に立てると思ったことが、心療内科の道を選んだ1つの動機となりました。

2007年に『越谷こころクリニック』を開院いたしました。それ以前、南埼玉病院に勤務医として長くお世話になり、私事ですが、この地で家族も持つことになり、越谷という街自体に大変お世話になってきました。当院での診療を通じ、心の悩みを持つ方の少しでもお力になれれば幸いに思います。

心療内科を受診される患者さんの内科のお悩みにも対応

山田 雄弘 院長

心療内科の患者さんについては、風邪等、内科の診療も行っています。入院病棟で勤務をしていますと、いつも内科の先生がいらしてくれるわけではありませんので、必然的に主治医が諸々の疾患を診ていくことになります。その経験も加味し、私が診れる範囲の内科や皮膚科疾患については、診させていただければと思っています。

患者さんの年齢層としては、3、4歳の小さなお子さんから、認知症について気になっておられる70歳、80歳のご高齢の方まで、幅広い層の方々が来院されています。小学校低学年くらいまでですと、ご本人に自覚症状がないことがほとんどですので、親御さんに連れられて、ということが多いわけですが、その年齢であっても何らかのきっかけで不眠等の症状を呈していることもありますし、発達障害を疑って来院されるケースも少なくありません。小学校高学年から上になってきますと、徐々に自覚症状を持つようになりますし、それより上の世代になりますと、今度は社会生活を営む中でのストレスによって何らかの症状を自覚され来院されるケースが増えてきます。幅広くと申しましたが、より多くの方ということになりますと、やはり働いている世代の方々の、うつ症状や不眠症状、あるいは動悸や息切れ、めまいや食欲不振などでご相談に見える方が多い気がいたします。そうした症状が続き、「病気なのかどうか見て欲しい」と言われ、ご相談に見えるケースが多いですね。

症状だけではなく、その人を診る、ということが大切

山田 雄弘 院長

先に挙げた症状のうち、身体に症状が現れている場合は、まず内科やそのほかの科を最初に受診されるケースが多くなります。そこで検査をした結果、特段の異常が見られないということで心療内科や精神科の受診を勧められて来院されるわけです。最近は直接、心療内科を受診されるケースも多くなってきましたが、その症状が身体的な要因で起こっているものかどうかを判断することがまず必要になってきます。

症状が精神的なものであると考えられる場合には、症状の把握と並び、その背景となるものをできるだけ早く、可能ならば初診の段階で理解できるよう努めています。症状に対し、必要であればお薬等の治療によるアプローチも行いますが、同時に、症状の原因である様々な背景に目を向けることが重要です。症状に加え、「人を診る」ということになるでしょうか。ハラスメントを例にしましょう。その原因に対して、触れないということはできませんし、また、そのようなことはあってはならないとも考えています。仮にそれが会社の中に原因があると見られるなら、ご本人と会社の間に可能な限り入っていくという気持ちを持っています。

当事者であるご本人だけで解決が難しい問題だからこそ、外側からのアプローチが必要

何病というわけではなく、心療内科および精神科に該当する疾患はすべて診させていただきたいと考えておりますが、先ほどハラスメントを例にあげましたように、外部要因が絡む問題については、当事者ではない専門家が介入することでプラスとなることが大きいと考えています。
ハラスメントという言葉自体、広く社会に知れ渡ってきました。その一方、患者さんの声として、会社に相談するけどもなかなか動いてくれない、といったこともよくお聞きします。こうした声を聞いていますと、やはり外側からの介入というものがないと、物事が動き、ひいては症状の解消に向かうことは難しいとも思うのです。診断書を書くという立場にあるわけですから、それについて会社なりに意見を具申できる立場でもありますので、できる限り、患者さんの力になっていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

心療内科、精神科の垣根は以前に比べれば低くなったと思いますが、それでも初診の患者さんから「行こうかどうしようか、限界になるまで迷っていました」ということもよくお聞きします。また、実際に相談にいらした方から「こんなこと、相談していいのかどうかわかりませんが」といった前置きを聞くことも多々あります。でも、ここでしてはいけない話、なんてのものはないのです。そもそも相談の内容に優劣などはありませんので、心が苦しい状態であるならば、どうぞなんでもお話しいただければと思います。

※上記記事は2024年11月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

山田 雄弘 院長 MEMO

  • 出身地:愛知県
  • 出身大学:国立名古屋大学
  • 趣味・特技:ダンス
  • 好きな場所:海
  • 好きな言葉:「平和が一番」

グラフで見る『山田 雄弘 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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