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塩屋 雄史 院長

SHIOYA TAKESHI

総合病院の治療とパーソナルトレーニングをクリニックで。「健康習慣」を整えるためにできることすべてを提供したい

獨協医科大学卒業。さいたま赤十字病院の消化器内科勤務医を経て当クリニックを開院。
幼い頃から医師を目指し、美容師だった両親の影響をうけ、医療の中でも内視鏡分野という「技術職」を選んだ。もともとは両親の美容室だったこの場所で開業して以来、パーソナルジムも経営するなど既存の概念より一歩進んだ予防医療に力を入れて診療を続けている。

塩屋 雄史 院長

塩屋 雄史 院長

しおや消化器内科クリニック

さいたま市中央区/本町東/与野本町駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●胃腸内科
  • ●リウマチ科
  • ●内視鏡内科

ミッションは「すべての人に笑顔とHappy!を」地域の健康寿命を伸ばすために

塩屋 雄史 院長

当クリニックが目指しているのは、最終的には当クリニックから「卒業」してもらうことと、「健康の優先順位」を上げてもらうこと。地域の皆さんに健康的な生活を取り戻してもらうことですね。
生活習慣病の治療というのはその人の生活習慣を見直すことそのものなんです。どんなに薬を飲み続けても、結局は運動などの自分のメンテナンスが重要なんですね。一人ひとりが自分の健康に目を向けることが、地域全体の健康寿命を伸ばすことにもつながっていくんです。ただ、これまでの生活習慣を変えることは困難なケースが多くて。それならこちらから運動の機会を提供したり、健診を受けていただけるような体制づくりをしたらいいんじゃないかと思ったんです。どんな取り組みがいいのか考えたんですが、地域の皆さんの健康をまるごと引き受けるために、総合病院レベルの診療と運動習慣を身に着けてもらうためのパーソナルジム、どちらも当クリニックで提供しやすいようにしました。

総合病院を地域医療に。専門医の治療を近所で受けられるクリニック

塩屋 雄史 院長

当院を開院するに当たり、患者さんがクリニックに何を求めているのかを考えました。自分自身の答えとしては「総合病院の内科外来をそのままクリニックに持ってくること」だったんです。
この理想を実現するため、現在は各分野の専門医の診察を受けていただけるような体制を整えています。消化器内科、リウマチ科、呼吸器科、循環器科などの専門的な知識と技術を持った医師が診察を行うことで「高度な検査や治療」を「必要な時に適切に」受けられるよう総合病院との連携も取れるようになりましたね。開業してから現在まで、患者さんにとって利便性の高いクリニックに成長できていると感じています。

また、CT設備を備えているのも特徴だと思います。一般的にクリニックの診療でCT検査が必要になった場合は、検査のために総合病院を紹介することになります。その場合はどうしても検査を受けるための待ち時間が長くなってしまうんですね。当然、結果が出るまでの時間もかかってしまいます。当クリニックでもCTは予約制ですが、数日程度で結果をお伝えできることもあって早期治療につなげられています。

生活習慣病になる前に。運動療法で「治療不要」にしたい

塩屋 雄史 院長

生活習慣病の健診(メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査・特定保健指導)が導入されてから随分経ちますが、メタボ、いわゆる生活習慣病の方はまだまだ減ってないと感じています。そもそも疾患の原因も日々の生活習慣が積み重なって起こるものなので、生活を変えない限りは治療はできないですよね。結果として同じ指導がずっと続いている現状もあります。

患者さんを変えるのは本当に難しいんです。病院でどれだけ話をしても患者さんが変わってくれなければ治療にならないので、結局薬だけが増えていってしまう現状をたくさん見てきました。生活習慣病の場合は、運動することで薬も減らすことができるし症状も悪化しない。つまり運動を続けられる人は重症化も防げるし良くなっていくんです。逆にどれだけ「運動しましょう」と伝えてもやってくれない人はどんどん症状が進んで、やっと受診するときは救急でやってくるほど悪化しているということが多いんです。医療者として「これでいいのか」とずっと疑問を抱えていて。じゃあどうしたらいいのかを考えた時に、だったら半強制的に運動する機会を作ったらどうかと思ってジムを開設したんです。

当初は患者さんの生活を変えるなんておせっかいかも知れないと思っていましたが、結果、ジムを始めて良かったですね。当クリニックのパーソナルジムは普通のジムと違ってガッツリと運動しないところ。もともと運動が苦手だったり嫌いだったりする方が多い疾患なので、まずは続けて運動してもらうこと、日常に運動習慣を取り入れてもらうことに重きをおいています。
一般的に理想とされる運動習慣は「週2回」なんですが、うちのジムでは「まずは週1回」から始めてもらうようにしていて、できるだけ途中離脱や挫折がないように工夫していますね。そして極力リバウンドしないように配慮しているので、当ジムで運動を続けている方は症状が良くなっている人も多いです。

「受けるだけ」じゃない健診を。本当の健康管理のためにできることを積み上げる

消化器系の疾患の中には初期の自覚症状がないものがあります。その結果、多くは疾患があっても放置されていて、何らかの自覚症状が出て受診される頃には、だいぶ進行してしまっているんですね。なので健診の結果を正しく受け止めて、予防策があるなら早く始めていただきたいと思います。

健診を受けることは大事ですがその結果をどう活かすかも大切です。当クリニックでは消化器疾患の中でも特に脂肪肝の治療と予防に力を入れているんですが、それは脂肪肝が生活習慣病の一歩手前の状態だからです。脂肪肝の段階で何らかの手を入れておけたら、治療が必要な状態にはならないですから。
自分自身の考えとして、医療者は疾患を治すのと同じくらい予防することも大事な使命だと思っているんです。脂肪肝に限らずですが、どんな疾患であっても「早期発見と早期治療」は負担も少ないですし、患者さんにとってもそのほうがいいですよね。
当院が専門医を揃えているのも、早期がんのうちに発見して早く治療を開始するためです。それぞれの専門医が専門的な視点で診察することで、診断のスピードも上がりますし治療や手術までの時間が短縮できます。当院の行う画像診断(CTや内視鏡、エコーなど)で手術適応の可否まで診断しておいて、総合病院に紹介する段階ですぐに手術をしてもらえるような状態にしておくことが当クリニックの役割だと考えています。

これから受診される患者様へ

『しおや消化器内科クリニック』はJR埼京線「与野本町駅」より徒歩約3分の場所にあります。与野本町コミュニティーセンターの向かいの建物ですのでコミュニティセンターを目指してお越しいただくととわかりやすいと思います。お車でも起こしいただけるよう駐車場もご用意しました。院内は「バリアフリー」「点状ブロック」「スロープ」「多機能トイレ」を備えており、どなたでも安心しておかかりいただけるよう配慮しています。

地域の皆さんへは、クリニックに受診される方に限らず「健診を受けてください」と伝えたいです。健診を軽視している方が多いんじゃないかと感じているので、自分自身のメンテナンスとして毎年1回は「今年も大丈夫だった」という確認をしていただきたい。
例えば、自動車だったら車検を受けなければ車に乗ることはできませんよね。車が新しくても、運転には不具合がなかったとしても、運転する方の義務として車検は受けていると思います。自分の身体も車と同じくらいのメンテナンスが必要だと思っていただきたいですね。
当クリニックは、パーソナルジムも含めて「地域の方の健康管理にお使いいただけるような場所」になれたらと思っています。健康のことや健診の結果などでお困りのこと・ご心配なことがありましたら、いつでもご相談下さい。

※上記記事は2022年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

塩屋 雄史 院長 MEMO

肝臓専門医

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味&特技:研修、子供と遊ぶ
  • 好きな本:経済系
  • 好きな言葉・座右の銘:笑顔とハッピー
  • 好きな場所:西伊豆
  • 出身大学:獨協医科大学

塩屋 雄史 院長から聞いた
『MASLD/MASH』

痩せている人も要注意。隠れ肥満の人に多い「非アルコール性脂肪性肝炎」とは

脂肪肝の人が罹る典型的な病気です。お酒を原因とせず環境によるもので、高血圧とか糖尿とかコレステロールを合併することが多い疾患です。
日本人は痩せてても脂肪肝の人が多いので、外観だけでは疾患に気づくことが難しいんです。いわゆる「隠れ肥満」ですね。今や3人に1人が脂肪肝だと言われています。
痩せ型で脂肪肝の人は自分自身で気づくことができないので、静かに症状が進んで肝機能障害になりやがて慢性肝炎になっていく。怖いのは症状がないまま肝臓がんとか肝硬変になっちゃうこと、ですね。症状を自覚するのは病状がかなり進んでからなので早い時期に見つけることがとても大事なんです。だから健診が重要で、健診を受けていれば自覚症状が無いうちに発見することができます。
特に、健診で「経過観察」だった場合は、放置せず経過を診ていくことが大切です。予防医学としても頑張っていくべき疾患なので、健診結果をもっとしっかりと評価して予防につなげるように働きかけていきたいですね。

グラフで見る『塩屋 雄史 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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