小澤 毅士 院長
TSUYOSHI OZAWA
大腸肛門外科のスペシャリストして、専門的な診療を地域の方に
東京大学医学部卒業。同大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。東京大学医学部附属病院 大腸肛門外科に入局。帝京大学医学部附属病院、Baylor University Medical Center、関東労災病院、順和会山王病院 勤務を経て、2024年4月より『川口肛門胃腸クリニック』院長に就任。

小澤 毅士 院長
川口肛門胃腸クリニック
川口市/本町/川口駅
- ●肛門外科
- ●胃腸内科
- ●内視鏡内科
- ●消化器内科
外科の奥深さに惹かれ、地域で信頼される医師を目指して

医師としてさまざまな診療科を経験する中で、私がもっとも魅力を感じたのが外科でした。自分の手技が患者さんの回復に直結するダイナミズムや、手術を通じて目に見える変化を与えられる点に大きなやりがいを感じたのです。中でも大腸や肛門といった消化器外科の分野は、日常生活に直結する症状が多く、患者さんの生活の質を大きく改善できるという意味でも意義深い領域です。
肛門外科に関しては、限られた専門医しか対応できない分野でもあり、丁寧な診察と確かな知識が求められます。その中で、適切な診断と治療を提供することで、患者さんの不安や不快を和らげるお手伝いができることに、大きな責任と喜びを感じています。
このクリニックには非常勤医師として長く関わってきましたが、前院長がご勇退されるタイミングで、院長職を引き継ぐご縁をいただきました。大学病院での研究や教育活動もやりがいのある仕事でしたが、患者さん一人ひとりとより近い距離で向き合い、地域の皆さまに信頼される医療を届けたいという思いが次第に強くなり、専門性の高い医療を、より身近な場所で、安心して受けていただけるようなクリニックを目指してまいります。
苦痛を最小限にする内視鏡検査を目指して

当院では、胃と大腸の両方の内視鏡検査を行っています。特に力を入れているのが、大腸カメラによる精密な診断です。出血や便通異常などの症状で受診される患者さんの中には、痔が原因と思われていた方でも、実際には大腸がんが見つかることがあります。そのため、痔の診療においても、必ず事前に大腸カメラを行うようにしています。
検査時の苦痛をいかに減らすかという点には、非常に気を遣っています。当院では「無送気軸保持短縮法」と呼ばれる、おなかに優しい挿入法を採用しており、空気を極力入れずにカメラを進めることで、患者さんの不快感を抑えています。鎮静剤も必要最低限にとどめており、安全性を重視したうえで、患者さんが安心して検査を受けられるよう工夫しています。
再検査の際、「前回が楽だったのでまたお願いしたい」と言っていただけることも多く、そういった反応を聞くたびに、技術を磨く意味を実感しています。希望される方には女性医師による対応も可能ですので、女性の方もどうぞ安心して検査を受けていただきたいですね。
痔の診療と、肛門外科としての専門性

肛門の診察については、適切な診断がなされていないケースを多く目にします。膿瘍があるにもかかわらず、単なる痔として軟膏だけが処方されているなど、本来は手術を要する疾患が見逃されていることも少なくありません。
当院では、肛門疾患に対しても丁寧に診察を行い、必要であれば日帰り手術まで対応しています。特に肛門周囲膿瘍や痔核切除などは、迅速な判断が求められるケースです。昔は入院が必要だったような手術も、現在では安全に日帰りで行えるようになりました。当院では、術後の不安に備えて私の携帯番号を患者さんに直接お伝えし、24時間対応できる体制を整えています。
肛門疾患は非常に一般的なものでありながら、適切に診られる医師が少ないのが現状です。だからこそ、この分野にきちんと向き合う意義を日々感じています。
炎症性腸疾患に対する多角的な診療体制
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患については、私が東京大学大腸肛門外科に所属していた際に専門的に学んだ分野でもあります。本来は内科が中心に診る疾患ではありますが、外科的介入が必要となることも少なくないため、内科と外科がしっかり連携することが重要です。
当院では、必要に応じて東大病院や近隣の基幹病院と密に連携し、手術や入院加療が必要な場合にも対応できる体制を整えています。また、新しい生物学的製剤などの薬物治療も積極的に取り入れ、患者さん一人ひとりの病状に応じたオーダーメイドの治療を提供しています。
診療において心がけているのは、スピード感と丁寧さの両立です。大学病院では検査まで数週間かかるようなケースでも、当院では「今日やりましょう」と即時に対応できることもあります。患者さんの不安を一日でも早く軽減できるよう、フットワーク軽く診療にあたることを大切にしています。
これから受診される患者さんへ
おなかや肛門の症状というのは、なかなか人に相談しにくいものかもしれません。ですが、私たちにとっては日々向き合っている、ごくありふれた疾患です。1年近く悩み続けて来院される方も多くいらっしゃいますが、診断がついて適切な治療を行えば、多くはしっかりと改善できます。どうか、恥ずかしがらずにご相談ください。
また、当院では検査数を追うことにとどまらず、質の高い診断を心がけています。特に大腸ポリープの発見率においても、高い水準を維持できるよう日々努めています。過敏性腸症候群のように、心理的な要因が影響する疾患についても、必要に応じて時間をかけてお話を伺うようにしています。どんな小さな不安でも構いません。いつでも気軽にご相談ください。私たちは、皆さんの「今」の不安を、できる限り「今日」解決するために、ここにいます。
※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
小澤 毅士 院長 MEMO
外科専門医 /消化器病専門医 /消化器外科専門医 /大腸肛門病専門医 /消化器内視鏡専門医
- 出身地:埼玉県
- 出身大学:東京大学医学部
- 趣味・特技:サーフィン
- 好きな食べ物:お寿司
- 好きな観光地:伊豆
- 好きな言葉・座右の銘:「努力」/「継続は力なり」
小澤 毅士 院長から聞いた
『虚血性大腸炎』
食生活を改め、腸の安静をはかることが第一
症状は下痢、下血、腹痛が主で、就寝中にいきなり腹痛を感じ、その後、下痢、下血が続けて起こるものになります。高血圧や便秘のある方に多く、中年の女性に多く見られる疾患と言えるでしょう。
治療としては、整腸剤などを処方されることもありますが、食物繊維や脂っぽいもの、刺激物を避ける食生活を心がけていただき、腸の安静をはかることが第一となります。
グラフで見る『小澤 毅士 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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