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田島 瑛 院長

AKIRA TAJIMA

かけがえのないご家族の一員である動物たちの健やかな生活を親身になってサポートいたします

日本獣医生命科学大学 獣医学科/獣医外科学教室卒業。ピジョン動物愛護病院(埼玉県)に勤務し、並行して東京農工大学動物医療センター皮膚科研修医を務める。TRVA夜間救急動物医療センター(東京都)勤務を経て、2024年2月に『森林公園よりそい動物病院』を開院(東武東上線 「森林公園駅」より徒歩1分)。

田島 瑛 院長

田島 瑛 院長

森林公園よりそい動物病院

比企郡滑川町/みなみ野/森林公園駅

  • ●犬
  • ●猫

ドッグランが併設した新しいカタチの動物病院

田島 瑛 院長

動物のことをもっと知りたい。獣医師を目指すようになったスタートは好奇心だったかもしれません。中学生の時、一番仲が良かった友人を亡くしました。その時から命について考えるようになり、やがて、自分の手で良くしてあげられるような仕事に携わりたいと思うようになっていきました。動物はそれ以前から好きでしたし、「もっと知りたい」という好奇心があり、その2つが結びつき、動物の命を救う仕事を目指すようになったのです。
大学卒業後は埼玉県内の一般動物病院に勤務し、並行して東京農工大学動物医療センターの皮膚科研修医として研鑽を積みました。その日々が5年が経過し、「救急で学びたい」と考えるようになっていきました。当然、それまでも救急対応はしてきましたが、なぜ回復したのか、残念ながら回復しなかったのか、理論立てて患者さんに説明するまでには至らないことがあったのです。それを患者さんに説明できるよう、最も急性期の病態を診る機会のある救急医療センターに答えを求めました。人もそうですが、動物の病気に関してもまだまだわからないことがあり、わかっていてもなお救えない命があることは確かです。しかし、経験を積み、それ以前に比べればはるかに科学的根拠に則った救急対応が可能になったと思っていますし、今後も研鑽を続けていきたいと考えています。

2024年2月に『森林公園よりそい動物病院』は開院いたしました。病院の玄関横にはドッグランがあります。会員制となっており、会員登録費をはじめにいただきますけども、その後は「自由に使ってください」というカタチをとっています。日々の診療で疲れることはあるのですが、そんな時、外に出てみるとご近所の飼い主さんがワンちゃんを連れてドッグランで遊ばれているのを見て、ほっこりしています(笑)。

飼い主さんの想いを汲むことを第一に

田島 瑛 院長

近隣にお住いの方が7割ほどで、口コミやご紹介で遠方からもお越しくださっています。インター(東松山IC)を降りてすぐ、という位置にあり、比較的通っていただきやすい環境と思っています。
私は、飼い主さんがどう考え、どうしてあげたいと思っておられるか、ということを常に念頭に置きながら診療をおこなっています。そのために出来ることは、やはり、話すことでしょう。飼い主さんも私たちに伝えづらいこともあると思うんですね。例えば、それまで長い間闘病されてきて、「もう楽にしてあげたい」ということもあるでしょうし、あるいはそれ以前に、お薬を使うか使わないかで迷っておられることもあるかもしれません。救急的な対応を迫られることもありますから、いかにして短時間で飼い主さんの想いを汲んであげられるか、ということは非常に重要です。気持ちよく治療を受けられ、納得してお帰りいただけるよう、飼い主さんの想いを汲み取る、ということを大切にしています。

細部にまで気を配ることが病気の改善の鍵となる

田島 瑛 院長

街の動物病院として、総合的な診療を網羅しており、その一部門としてしつけやトリミングがあり、そして皮膚科の専門外来があるという位置付けになります。皮膚科診療に関しては、病気の状態や治療の方針、そしてゴール設定についてわかりやすく説明することに重点を置いてます。お薬の処方を一例にあげましょう。塗り薬も多くの形状のものがあり、それぞれ用法が異なります。お薬をお渡し、「塗っておいてくださいね」で終わっては不十分です。実際に塗り方を見ていただき、ご自身で出来るようになっていただくのです。あるいは、シャンプーの泡だて方が難しいということでしたら、ここで練習をしてお帰りいただくこともあります。本当に細かい部分ですけども、細かい部分こそ大事だと思うのです。

当院では耳の診療にも特色があります。病気のご相談で多いのがアレルギー性皮膚炎なのですが、その発症部位は耳にまで及ぶケースが多く、皮膚科を診ていると自然に耳を気をつけて診るようになっていくのです。こちらでは耳の内視鏡を用い、耳の中を洗浄してあげたり、飼い主さんにもどういう状況なのかを実際に画像を見ていただいています。お医者さんだけがわかった気がしても仕方ありません。ツールを有効に活用しながら、今がどういう状態で、なぜこの治療が必要なのかを、しっかり飼い主さんに伝えていけるようにと思っています。

専属ドッグトレーナーによるしつけ教室も

『森林公園よりそい動物病院』には、専任のドッグトレーナーが在籍しています。一次診療に携わっていますと、飼い主さんから「しつけ」の相談を受けることがよくあります。しつけについては私も専門というわけでありませんので、「調べておきます」とお答えすることが多かったのです。また、パピー教室なども、より効果が上げるには違う形があっていいのではないか、とも考えていました。専属のトレーナーにその場で相談出来れば、「今、知りたい」飼い主さんの気持ちに応えることが可能になります。実際、まだ開院から間もない時期ですが、この短期間でうんとよくなった子が少なからず出てきていて、新たなアプローチに手応えを感じているところです。

私は、スタッフがやりがいのある職場を作っていきたいと考えています。専属のドッグトレーナー制度もしかりですが、トリマーや看護師がそれぞれ、挑戦が出来る環境を用意してあげたいのです。目指すのは、楽しくて熱い病院。スタッフ1人ひとりが生き生きと働けるようになると、それは飼い主さんや動物たちにもプラスをもたらしてくれると信じています。

これから受診される飼い主さんへ

当院はハードルの高い病院ではありません。しつけ相談やトリミングも併せ、気軽に立ち寄ってご相談いただければと思います。もちろん、皮膚科や救急診療の専門性を頼っていただければ嬉しく思いますし、同時に、病気でなくとも気軽に足を運んでいただけるような、地域の開かれた動物スポットになっていければと思っています。

※上記記事は2024年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

田島 瑛 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味・特技:キャンプ、ドライブ、自転車/剣道
  • 好きなマンガ:『弱虫ペタル』
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』
  • 好きなアーティスト:Ado
  • 好きな観光地:北海道
  • 座右の銘:「継続は力なり」

田島 瑛 院長から聞いた
『犬猫のアレルギー性皮膚炎』

正しい知識に基づき、正しいタイミングで多面的な治療を提案できることが重要

アトピー性皮膚炎は一般の動物病院で最も多く見られる疾患と言っていいでしょう。基本的な病態としては、1歳から3歳にかけてかゆみを主体とした症状が起こり、脱毛症なども見られます。原因ははっきりとわかってない部分もありますが、環境中にある何らかのアレルゲンに曝露(ばくろ)することによって起こるとされています。
アトピーが難しいのは、これをすれば治る、ということがないことです。改善するためには、多面的な治療が必要になります。症状を抑えるためのお薬もその1つですし、スキンケアもしかりです。また、体質改善のために乳酸菌を投与する方法もありますし、減感作療法という根治的な解決を図る治療もあります。正しい知識に基づき、正しいタイミングで多面的な治療を提案できるかということが、アトピーを克服するにあたって重要になってきます。

グラフで見る『田島 瑛 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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