はとがや動物病院

溝口 俊太 院長 への独自インタビュー

2024年に創業50周年を迎える動物病院グループ

ワラビー動物病院グループは1974年に私の父が創業したものです。ですから、小さい頃から最も身近な職業だったいうことは間違いないのですが、実はずっと以前からこの職業を目指していたかというと、決してそんなことはなかったんですね。それがいよいよ進路を考えなければならない頃になって、初めて父に相談したのです。父は家で仕事の話を一切しない人だったのですが、私の相談を受け、獣医師という仕事の魅力を語ってくれました。おそらく、生まれて初めて、くらいだったかと思います。その新鮮さもありましたし、聞いた瞬間、すとんと腹に落ちたといいますか、「よし、やってみよう」と考えることができたのです。
当院は2012年に増改築をおこない、今の形となりました。わんちゃんとねこちゃんの待合室や診察室、手術室はそれぞれ独立したものになり、駐車場の用意も15台となりました。お散歩がてら来院される方もいらっしゃいますけども、患者さんはほとんどがお車での来院になりますので、その準備を整えたという形になります。

スタッフと共に成長する

「使命感をもって どうぶつの命を守る」。「社員が安心して働けて、夢に向かってチャレンジできる会社にする」。当院はこの2つをビジョンに掲げています。現在、スタッフは蕨と北海道の病院をあわせ、70名以上にのぼります。スタッフは動物が大好きで、動物のために働きたいと思い、今の職業を、そして当院を選んでくれたわけですので、その思いを大事にしてあげたいのです。その1つのチャレンジとして、得意な分野を1つ持ち、みがいていってもらいたいと考えています。私であれば神経病がそうですし、獣医師であれば皮膚科や眼科を得意分野にする、ということですね。看護師であれば、デンタルケアや子犬のしつけの分野を開拓するというのも1つ。相応の実力が伴ってくれば、飼い主さんに向けて新たなサービスを提案できることも可能になってきます。日々の仕事に充実感とやりがいを感じていればこそ、使命感をもって動物の命を守ることが実現していくのです。

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