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松尾 英治 院長

EIJI MATSUO

動物たちが一つでも多く歳をとれるように。健康診断に力を入れて病気の早期発見に努める

国立東京農工大学卒業。皮膚科・腫瘍科を中心に経験を積み、副院長などの立場も経験。その後、地元でもある埼玉県に『アステール動物病院』を開設し、病気の早期発見と適切な獣医療の提供に努めている。

松尾 英治 院長

松尾 英治 院長

アステール動物病院

川口市/西青木/西川口駅

  • ●犬
  • ●猫

動物たちの病気を幅広く診療できるジェネラリストを目指して

松尾 英治 院長

子どもの頃から自宅ではヨークシャー・テリアを飼っていました。きっと、犬と一緒に長く過ごしてきたことで「動物に関わる仕事に就きたい」と考えるようになったのだと思います。高校卒業後は東京農工大学に進学し、このときの恩師が皮膚科を専門にしていたことから、私も皮膚の病気を研究テーマにするなどして知識を深めました。また、大学卒業後は腫瘍(がん)のスペシャリストといえる先生のもとで経験を積み、所沢にある『日本小動物がんセンター』の立ち上げにも参加させていただきました。
といいましても、私としては何か一つの分野に特化して診療するというより、動物たちの病気を幅広く診療できるジェネラリスト(総合診療医)になることを目標に経験を積んできたつもりです。そして開業医となった今も病院内外の勉強会などで積極的に学び続け、知識のアップデートに努めています。このほか、なかばボランティアのような形で各種団体・学会の運営にも携わっており、各分野の優れた獣医師との交流があることも強みといえるでしょうか。たとえ自分の力が及ばない病気や症状であっても、何らかの解決策をご提案できるかと思いますのでぜひご相談ください。

適切な治療と予防を通して、動物たちの健康をしっかりと支えていく

松尾 英治 院長

『アステール動物病院』では犬と猫を中心に年中無休で診療を行っています。院長を務める私のほかにも経験豊富なスタッフが複数在籍しており、日常的な病気の治療から病気を予防するための健康診断、セカンドオピニオンなどに幅広く対応しています。一般に、私たちのような町の動物病院はかかりつけ医としての役割(一次診療)を担い、○○医療センターなど人員や設備が整った医療機関では先進的な医療(二次診療)が行われます。私としてはこのちょうど中間、かかりつけ医ならではの温かみがありながら良質な獣医療をご提供する「1.5次診療」の実践を目指して日々の診療にあたっています。
私の目標は、診療を担当している動物たちの健康をしっかりと支えていくことで、彼らが一つでも多く歳をとれるようにしてあげることです。病気になったときに治療をするのはもちろんですが、定期的な健康診断で病気を早く見つけ、適切な治療をすることによって、飼い主さんと動物たちの幸せな毎日を見守っていきたいと考えています。

「健康診断」に力を入れ、病気の早期発見に努める

松尾 英治 院長

当院の診療の特色として健康診断に力を入れていることが挙げられます。開業当初から診療メニューに「ペットドック」を盛り込んでいましたが、その後新たに健康診断を推進する獣医師団体「Team HOPE」に加盟し、全国統一の検査項目にて適切な健康診断を実施しています。毎年秋には「健康診断キャンペーン」を開催しているほか、動物・スタッフともにストレスのない健診を行えるようにマニュアルなども作成しています。こうした取り組みが評価されて、2022年には「健康診断サクセスコンテスト」のグランプリを頂戴したんですよ(笑)。
動物たちの病気は、何らかの症状が現れて飼い主さんが気付くこともあれば、まったく異常がみられないまま静かに進行することもあります。そのため腹痛などで動物病院にかかり、偶然にも病気が見つかったときには既に手遅れだった……というケースも少なくありません。ですからぜひ、飼い主さんには大切な家族のためにも健康診断の受診をご検討いただきたいのですが、検査の際に動物たちに負担をかけてしまっては病院嫌いになってしまう恐れもありますよね。そのため当院では定期的にスタッフの研修を行って、動物たちにストレスなく検査を受けてもらえるような体制を整えています。また健診後には飼い主さんに報告書をお渡しして、動物たちの健康状態をいつでも確認していただけるようにしています。

常に学ぶ姿勢を忘れず、より質の高い獣医療につなげる

質の高い健康診断を実施するために設備面も充実させていて、たとえば尿検査では尿の状態を画像で診断できる「セディビュー」という機器を埼玉県内で初めて導入しました。また、従来はお腹を切開する必要のあった手術をカメラ越しに行える「腹腔鏡」や「内視鏡」は、動物たちへの負担の少ない検査・治療のほか、飼い主さんへのご説明の際にも活用しています。
とはいえ、こうした機器はあくまでも補助的な役割を担うものであり、見落としのない検査を行えるかどうかは獣医師のスキルにかかっています。そのため当院では月に一度、病理学や麻酔科などを専門とする先生にお越しいただいて、検査技術や診断能力の向上に努めています。医学は日々進化していますから、大学で学んできて当たり前だと思っていたことがガラリと変わってしまうことも少なくありません。当院では常に新しい情報に触れ・学べる場を設けながら、スタッフそれぞれが自己研鑽に努めておりますのでご安心いただければと思います。

これから受診される患者さんへ

現代は多様性の時代といわれ、飼い主さんのお考えもさまざまです。大切な家族の一員に最大限の治療をしてあげたいとおっしゃる方もいれば、静かに看取ることをご希望になる方もいらっしゃるでしょう。当院ではそうした飼い主さんのお気持ちを尊重しながら、私たちができる限りの診療を行いたいと考えています。飼い主さんにはぜひ、動物たちの日頃の様子に目を配り、彼らが一日でも長く幸せに暮らせるようにご配慮いただければと思います。

※上記記事は2023年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

松尾 英治 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味&特技:テレビゲーム
  • 好きな音楽・アーティスト:TWICE
  • 好きな映画:ホラー映画
  • 好きな言葉 座右の銘:なんとかなる

松尾 英治 院長から聞いた
『犬・猫の外耳炎』

外耳炎は気温・湿度ともに高くなる夏場に注意が必要な病気

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜にかけて炎症が生じる病気です。ダックスフンドなどの耳が垂れた犬、耳が折れたようなスコティッシュなどの猫にみられる遺伝的な病気といえるものの、発症には暑さや蒸れなど環境的な要因が大きく影響することが分かっています。このため外耳炎は、気温・湿度ともに高くなる夏場に多くみられる病気の一つといえます。

外耳炎は、動物たちの耳に水やゴミが入ることで炎症が起こります。一般に命に関わる病気ではありませんが、なかなか症状が改善しない場合(難治性)は、異物が耳の奥深くに潜んでいたり、腫瘍が原因になっていたりする場合もあります。こうしたケースでは動物病院を受診していただき、耳鏡を使って耳の中を確認・原因を特定したうえで、適切な治療を行う必要があるでしょう

外耳炎の予防法としては、ペットの耳の周りを拭いてあげるなどの日常的なケアが挙げられます。ただし動物たちにも人間と同じように自浄作用が備わっており、耳の中の汚れは自然と外に排出されるようになっていますから、過度な心配はいりません。ペットたちとのスキンシップの中で彼らの全身状態をチェックして、もしも気になることがあれば早めの受診をおすすめします。

グラフで見る『松尾 英治 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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